📝 エピソード概要
キングコング西野亮廣が、細田守監督の映画『果てしなきスカーレット』が多くの観客の怒りを買った背景を、エンタメ制作者の視点から深く考察します。
西野氏は、怒りの原因は作品内容だけでなく、「過去のヒット作を強調するプロモーション戦略」による期待とのギャップ(裏切り)にあるという鋭い仮説を展開。ブランドとは観客との「約束」そのものであり、集客に焦るあまりその約束を破ると、現代では大きな反動を招くというマーケティングにおける重要な教訓を共有しています。
🎯 主要なトピック
- 年末の各種イベントのお知らせ: 東京ボトール上司シアターでの『こまねこのクリスマス』、神戸ポートタワーでのクリスマスマーケットとドローンショー、『天才万博』の告知が行われました。
- 作品満足度と興行成績の分離: 映画の興行において、作品の満足度と興行成績は別物であり、安易に因果関係と捉えてプロモーションを行うと、戦略が逆回転してしまう危険性があると指摘しました。
- お客さんが怒った真の理由: 観客の怒りが作品内容だけでなく、細田監督の過去作を前面に出した「プロモーション戦略」とこれまでのイメージの合わせ技にあるという仮説が示されました。
- 誇大広告による期待の裏切り: 過去の大衆向けヒット作を強調したCMにより、観客は「焼肉食べ放題」を期待したが、実際に提供されたのは「極めて個人的な復讐を描いた創作料理」であったという、商品の種類が違うことが怒りの原因であると分析しました。
- プロモーション戦略の改善点: もし今作が「極めて個人的な復讐劇」だと打ち出し、「分かる人には分かる映画」として発信していれば、観客の評価軸を操作し、ネガティブな感想が出にくい状況を作れた可能性があると提言しました。
💡 キーポイント
- 映画の興行では、アイスの売上と溺れる人の増加のように、作品満足度と興行成績を相関関係として捉えることが重要であり、因果関係として混同してはならない。
- ブランドとは観客との「約束」そのものである。集客に焦り、過去のヒット作のイメージで観客を誘引し、約束を裏切ると大きな反動を招く。
- 今回のプロモーションは、誇大広告というよりも、期待させた「商品の種類」自体が違っていた点に最大の批判の原因がある。
- エンタメの世界では、難解な作品の場合、事前に「分かりづらい話」であることを示唆することで、観客が「理解できた自分」を肯定する方向に評価を誘導できる。
