📝 エピソード概要
本エピソードでは、西野氏が映画『えんとつ町のプペル』の公開に向けたプロモーション活動で多忙な現状を報告しつつ、最近注目の「IP(知的財産)」の本質について深掘りしています。
西野氏は、IPは最初から狙うものではなく、長期にわたる「個人の執着」と多額の投資の後に結果として付与される称号であると定義。特に重要なのは、単なるヒットではなく「運用できるIP」であるとし、クリエイティブの初期段階におけるジャンル選択が、その後のグッズ化やミュージカル化などの展開(IPの木)を決定づけるという独自の視点を解説しています。
🎯 主要なトピック
- 映画プロモーション活動の増加: 映画『えんとつ町のプペル 約束の時計台』公開が迫り、一人でも多くの人に知ってもらうため、スケジュールの許す限りテレビ出演などのプロモーションオファーを積極的に受けている。
- テレビへの愛着と別れ: 久しぶりのテレビ出演が非常に楽しい反面、テレビの世界を離れたのは嫌いで失望したからではなく、必要なものを手に入れるためであり、毎回帰り道に寂しさを感じると告白。
- 新刊発売日と予約開始の告知: 新刊『北極星 僕たちはどう働くか』の発売日が3月12日に変更され(テレビ出演に合わせた戦略)、予約は2月1日から開始されることをアナウンス。
- IPは「結果」である: IP(知的財産)は正しい経営判断や企画書から生まれるものではなく、個人の偏愛や執着によって長期的に育てられ、結果として市場から評価されたものに与えられる称号であると定義。
- 「運用可能なIP」の重要性: 西野氏が提唱するIPは、単にインフルエンサーとしてタレント化することではなく、キャラクターや世界観として多角的に展開できる「運用できるIP」であることを強調。
- IP運用のためのクリエイティブ選択: IPの成長は「IPの木」のように、初期のジャンルやタッチの選択(例:バトル漫画か恋愛ものか、絵柄など)によって、後の展開(ミュージカル化、グッズ化など)の可能性が制限されるため、慎重な判断が必要であると論じる。
💡 キーポイント
- IPに必要なのは、企画書ではなく、経営者が耐え忍ぶ10年以上の投下時間と巨額の予算(『プペル』は約20億円、14年)である。
- 経営者が自身をIP化(タレント化)することの最大のメリットは、商品売上よりもむしろ「採用コストの大幅な削減」である。
- 作品の「ヒット」と「運用できるIP」は別物であり、実写映画などはヒットしても、グッズ化など運用できる先がなければIPにはなりにくい。
- 世界のエンタメ市場では、ミュージカル(例:ライオンキングの総売上1兆円超)が映画を超える大きな経済効果を持っており、ミュージカル化できる素地を持つことがIPの運用において非常に有利となる。
- 実写化など、運用先を諦めることになる「枝」に進む選択を避けることが、長期的にIPを育てる上で重要となる。
