📝 エピソード概要
西野氏が自身の会社チムニータウンで経験した「事業継承の盛大な失敗」について、その原因を率直に自己分析するエピソードです。
失敗の核心は、引き継ぎの技術的な問題ではなく、リーダーである西野氏自身が大変な業務から逃れたいという「責任回避」の動機を、「事業拡大」や「世代交代」という美名で合理化していた点にあると結論付けています。リーダーがまず自ら重責を背負い、逃げずに事業に取り組むことの重要性を説く、率直な反省談です。冒頭では、新年の挨拶LINEにおけるマナー問題についても強く苦言を呈しています。
🎯 主要なトピック
- 新年の挨拶LINEにおけるマナー問題:
- 普段交流のない人からの挨拶や、画像をペーストして一斉送信する行為は、受け取る側の時間を奪い、負担を増やす「暴力的な行為」であるとして、文化として廃止すべきだと訴えている。
- チムニータウンでの事業継承の試み:
- 会社を若返らせるため、ニューヨークでのミュージカル事業など、複数のプロジェクトを次の世代に任せる(手放す)ことを試みたが、結果として全て失敗に終わった。
- 失敗した事業の巻き取りと再出発:
- 任せたメンバーが精神的・体力的に耐えられず撤退したため、西野氏が全てのプロジェクトを巻き取り、関係者への謝罪や契約整理を行い再構築したところ、事業は以前よりも大きく成長した。
- 失敗の根源はリーダーの責任回避:
- 事業継承の失敗は、権限移譲や情報共有不足ではなく、「大変な業務を誰かに任せたい」というリーダー自身の責任回避の気持ちを、「育成」や「拡大」という美しい言葉でごまかしていたことにあると自己分析した。
💡 キーポイント
- 新年の挨拶で画像をペッと貼って一斉送信する行為は、相手の時間を奪う極めて失礼で暴力的な行為であり、やめるべきである。
- 事業継承がうまくいかない原因は、技術的な問題よりも、リーダーが自身の責任から逃れようとする動機が根っこにあることが多い。
- 「次の世代に託す」という言葉は、リーダーが精神的負荷の大きい業務から逃げたいという動機を合理化するための隠れ蓑になり得る。
- リーダーは、事業拡大や世代交代を名目に「任せる」行為が、実際には「押し付け」になっていないか、常に自分の動機を厳しくチェックする必要がある。
- 任せることと逃げることは紙一重であり、その境界線をごまかせてしまうのはリーダー自身である。リーダーが責任を背負いきることで、かえって事業が拡大する場合がある。
