📝 エピソード概要
このエピソードでは、西野氏が幼少期から学んだ兵法(孫子の兵法)の教えに基づいた「無敵の契約」の原則が語られます。西野氏にとっての真の強さとは、攻撃力ではなく「敵がいない」状態、すなわち関わる全てのステークホルダーが勝利する条件を整えることだと定義されます。
具体的には、チムニータウンのグッズ開発の裏側や、ノラヘアサロンでの「ルビッチ展」におけるアートパネルの売上を、会場提供者や関連プロジェクトの投資家まで含めて広く分配する具体的な仕組みを通じて、「全員勝利」を目指す長期的な経営戦略が解説されています。
🎯 主要なトピック
- 映画グッズのクオリティ向上と告知: ムーミンバレーパーク訪問で「可愛いグッズは正義」と気づき、以降、グッズ開発に注力。ローソン限定のプペルタンブラー発売情報が告知された。
- ノラヘアサロンでの「ルビッチ展」開催: 2月2日から南青山のノラヘアサロンにて、西野氏がデザインしたアートパネルを集めた個展が開催される(美容室利用者限定)。
- 経営哲学の源流: 西野氏の経営判断は、幼少期から親しんだ『孫子の兵法』や『三国志』に基づいている。「勝ち戦しかやらない」「ディフェンスを固める」ことが基本。
- 無敵の契約の定義: 「無敵」とは、腕力ではなく「敵がいない」状態を指す。契約においては、自社だけでなく、関わる全ての関係者(A社、B社など)が勝つことが長期的な防御となり、最も重要である。
- 短期的な「奴隷契約」の危険性: チムニータウンだけが得をする契約は、相手が苦しみ、いずれ敵になる可能性があるため「悪い契約」とし、自発的に条件を修正・分配を行う。
- ルビッチ展における利益分配の構造: 会場提供のノラヘアサロン、関連するショーデザイナー、そして映画制作委員会(ひいてはクラウドファンディングの支援者)に対し、アートパネルの売上の一部を積極的に分配する仕組みを構築している。
💡 キーポイント
- 「可愛い」はエンタメにおける重要な要素であり、チムニータウンはムーミングッズに触発され、徹底的にグッズのクオリティを高める戦略に転換した。
- 強いチームとは、自分たちのチームが潰れると困る人がたくさんいる状態を作ることである。これにより、周囲が自ずと味方となり、防衛機能が働く。
- 舞台の予算を圧迫するほど自社へのギャラが高い場合、西野氏はスタッフにギャラを下げさせ、プロジェクト全体の持続可能性(チャレンジが続くこと)を優先する。
- 会場提供など、先方から無償の申し出があっても、必ず売上分配の契約を結び直すことで、相手側に確実に利益を渡し、関係性を強固なものにする。
- 多くの企業が先方から要求されない限り支払いを避けようとするが、真の強さを持つ企業は、自ら全員が勝つための分配構造を提案・構築する。
