梅田サイファーのツアーで感じたR-指定の求心力
番組はツアー前日の収録です。KOPERUは梅田サイファーのツアー「リターンオブザサーティーン」を、大阪・福岡・名古屋・札幌と4公演終えた時点だと話します。
以前の47都道府県を巡ったライブとの違いとして、新たに照明のスタッフがチームに加わった点を挙げます。曲によって立ち位置の指示があるだけでなく、その場の即興でスポットを操るような場面もあるそうです。
KOPERUが特に強く感じているのが、同じメンバーであるR-指定の凄みです。ふわっとMCをしているように見えて、その求心力が際立つといいます。
なんか言葉の一個一個を端々にしても、人に気を使いながらも人を上げる、そういう言葉遣いというか。そんなのはやっぱりすごいなと思います。
ジャーゲジョージも、クリーピーナッツのライブやフェスを何度も見てきた一客として同じ印象を持っていると応じます。ファンに向けただけの言葉ではないから、初めて見た人もちゃんと上がる、という強さです。
KOPERUはステージ上からも、お客さんの目線がずっとR-指定を追っているのが見えると話します。それでも独占するのではなく、梅田サイファーとしての調和を保ちながらやっている点に触れます。
SNSで話題になった、歌詞を飛ばした場面を逆に面白くしていたという出来事にも触れます。KOPERUによれば、メンバー全員が経験を積んでいるため、誰も焦らないのだといいます。
心配はなく、どう面白く持っていくか、次にっていう感じですね。それもいわば技術な感じがします。
菅田将暉のCMと、ジャーゲが感じた「エモさ」
もう一つの仕事の話として、タクシー配車アプリ「S.RIDE」のCMが話題に上ります。都内でよく見かけるこのCMには俳優の菅田将暉が出演し、曲はKOPERUと呂布カルマではなく「コペルとてっぺい」が歌い、トラックはペコが手がけているとKOPERUが説明します。
ジャーゲジョージはこのCMを「エモい」と感じていますが、その理由には自身の経歴が関わっています。中学時代にKOPERUとラップをやっていた彼は、高校でアメフトを始めました。
その高校の一つ下の直後輩が、当時アメフト部にいた菅田将暉だったといいます。ジュノンボーイに挑戦するため部活を辞め、やがて仮面ライダーとして活躍していった経緯も、周囲は知っていたそうです。
いつか仕事したいと思ってる俳優さんの一人なんです。まだちょっと叶ってなくて、頑張ろうって思ってたら、S.RIDEで菅田将暉くんが出ているCMの曲をコペルがやっている。ちょっとエモすぎるやろっていう。
中学の友達と、高校の後輩がCMで共演したような状態だと、ジャーゲジョージは興奮を語ります。KOPERUは、菅田将暉・てっぺい・自身が全員北摂の出身であることにも縁を感じると話します。
CMラップという特殊な作り方
話は、CMソングならではの制作方法に移ります。KOPERUによれば、S.RIDEの曲はふんわりとした発注から形にしていったといいます。
通常の楽曲と違うのは、絵コンテを見ながら、秒数の配分に合わせて作っていく点です。「ここに自分が入れば」といった具合に、映像に合わせて構成を考えるそうです。
自分たちのやりたい表現を軸に、自由に構成できる
絵コンテと秒数配分に合わせ、映像に音を組み込んでいく
KOPERUは、こうしたお仕事のラップでは、普段の自分の曲ではやらないようなチャレンジを試せる面白さがあるといいます。
これやってみたいけど、わざわざ自分たちの曲でやることではないかなっていうこと、ちょっとチャレンジを入れれたりもするんです。こういう時だからこそみたいな。
楽しくないとお仕事感が強くなってしまうからこそ、新しい聞かせ方やスタイルを試す場にしていると話します。
初の声優挑戦とゲスト声優あるある
KOPERUはアニメ「パンの赤ちゃん」でアリ役を演じ、初めて本格的に声優に挑戦しました。有名なスタジオで、監督の指示を片耳ヘッドホンで聞きながら一人で収録したといいます。
現場ではずっと褒められ、不安になるほどすぐ終わったそうです。東京にいたのは30分ほど、スタジオにいたのは10〜15分ほどで、日が沈む前に帰ったと振り返ります。
ずっと褒められて、なんかこれでよかったんかなみたいな。ちょっと不安になるぐらい、なんかすぐ終わりました。
ジャーゲジョージは、KOPERUの声の伸びや、サウンドロゴのような声質を以前から評価していたため、今回の抜擢にも納得だと話します。KOPERUはナレーションの仕事もたまにあると明かします。
そこから話は、二人が好きな「ゲスト声優あるある」へ広がります。KOPERUは、名探偵コナンの劇場版に出てくるゲスト声優が棒読みだとすぐわかり、しかもその声優が山寺宏一だと犯人役の確率が高いと笑いを交えて語ります。
一方で、上手いと感じたゲスト声優として、吉沢亮が「僕らのヒーローアカデミア」の映画で見せた演技を挙げます。出演を知っていて不安もあったものの、実際は非常に上手かったといいます。
『ポッドフリックス』で感じた朝井リョウの粋さ
ジャーゲジョージは、NetflixのビデオポッドキャストPotflixのディレクションを担当していると話します。現場のディレクションや全体の構成、演者との打ち合わせを行う役割です。
その番組にゲストとして小説家の朝井リョウが登場した回のエピソードを紹介します。ジャーゲジョージが作家として感心したのは、台本の確認段階での対応でした。
通常はマネージャーや出版社を通してフィードバックが来ると思っていたところ、朝井リョウ本人から直接、スクロールしきれないほど長文の返事が届いたといいます。しかもそれが完璧な構成だったそうです。
オールナイトニッポンの経験やポッドキャストへの理解があるからこそのやりとりで、その時点で信頼できると感じたと語ります。収録では小竹正和がパーソナリティを務め、引かれ合う二人が最後にはLINEを交換するほどの回になったと振り返ります。
収録後、ジャーゲジョージが印象に残ったのは、朝井リョウがさりげなくかけた言葉でした。打ち合わせで「ジャーゲジョージ」として名乗っていたにもかかわらず、その場では触れず、最後にさらっと名前を出してくれたといいます。
その時は言わず、最後にさらっと言ってくださる、なんか粋な感じも含めて、うわぁみたいな。最初に言っちゃうと恐縮しちゃうから、気を使ってくださってるなも含めて、さらに大好きになるみたいな。
さらに朝井リョウは、この一連の出来事を自身のポッドキャストでも話してくれたといいます。裏方でわざわざ言わなくてもいい部分まで触れてくれたことに、ジャーゲジョージは光栄さを語ります。
Potflixには蒼井優や広瀬すずといったゲストも出演しているとして、ジャーゲジョージは番組を聞いてほしいと呼びかけます。
まとめ
ツアー前日の収録として、KOPERUとジャーゲジョージが互いの近況を語り合った回でした。ライブ、CM、声優、番組制作と、それぞれの現場から見えた人や仕事への向き合い方が浮かび上がります。
- 梅田サイファーのツアーでは新たに照明チームが加わり、R-指定の求心力とメンバー全員の経験値がライブを支えている
- 菅田将暉が出演するS.RIDEのCMは、KOPERUとジャーゲジョージそれぞれに縁があり、CMラップは絵コンテと秒数に合わせて作る特殊な制作だった
- KOPERUはアニメ「パンの赤ちゃん」で初の本格的な声優に挑戦し、ナレーションの経験も活かされた
- ジャーゲジョージがディレクションを務めるPotflixに朝井リョウが登場し、台本への丁寧な対応やさりげない気遣いにその人柄を感じたと語った
