記事ができると、章ごとの要約と、聴きどころへ飛べる目次がここに並びます。いまは音声で聴けます。
パリの幾つもの表情を、一つの香りで表すなら。ディプティックのオー キャピタルは、あふれるほど豊かなローズに、ベルガモットの爽やかさ、ピンクペッパーの刺激、パチュリを重ねたシプレです。シプレは、明るい柑橘で始まり、苔を思わせる落ち着いた土台へつながる香りの系統。本作では、その土台をパチュリが担います。耳を傾けながら、ローズを含む四つの素材を思い浮かべてみてください。調香師オリヴィエ・ペシューがシプレに託したパリへの思いと、エッフェル塔や孔雀を描いたラベルも聞きどころ。三つのローズ香水との選び分けをたどった先には、秋や春の涼しい時間帯という使いどころが見えてきます。つけた直後は強く感じるという声も、量を決める手掛かりになります。
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