📝 エピソード概要
本エピソードでは、ミダスキャピタル代表の吉村英毅氏が、順調だったエアトリを38歳で退任し、時価総額100兆円を見据えた新たな挑戦に踏み出した背景を語ります。「触れたディール全てを黄金に変える」という哲学のもと、ミダスキャピタルがどのように企業を成長させているのかを深掘り。
第1号案件のBuySell TechnologiesのLBO買収、共同創業したGENDAの急成長戦略、そして独自の「オーナーファンド」スキーム(イングリウッド)の事例を通じ、短期的な利益追求ではなく、中長期的な企業価値最大化を徹底的に支援するミダス独自の戦略が解説されます。
🎯 主要なトピック
- エアトリからの独立とミダスの始動: 順風満帆だったエアトリを離れ、より大きなスケール(SBGのような100兆円規模)の目標を達成するため、38歳でミダスキャピタルをゼロから立ち上げた。
- 「ミダス」の命名と投資哲学: ギリシャ神話のミダス王にちなみ、「触れたもの全てを黄金に変える」という意味を込めて命名。手ガネ中心のファンドとしてスタートした。
- 第1号案件 BuySell Technologiesの成功: 純資産フラット、高離職率の会社をLBO(レバレッジド・バイアウト)で買収。短期的な売却を避け、中長期で経営支援を続けた結果、リユース業界トップのストロングバイヤーに成長させた。
- 第2号案件 GENDAの共同創業と拡大: イオンファンタジーで実績のある片岡氏と共同創業し、エンタメ業界に参入。セガのゲームセンター部門買収などを経て急成長し、現在はアメリカ市場で無人ゲーム機チェーンの買収を加速させている。
- 徹底した経営陣への権限委譲と無償支援: ミダスは最良の経営陣を組成した後は権限を委譲し、取締役には基本的に入らない。M&A、人材採用、ファイナンス、IPO準備など、求められる全ての支援を無償で行う。
- 独自のオーナーファンド戦略(イングリウッド): 創業者オーナーの株式をミダスが設立した専用ファンドが現物出資で引き受ける「オーナーファンド」という独特のスキームを紹介。これにより、発行体はミダスの全面支援を受け、時価総額1兆円超えを目指す。
💡 キーポイント
- ミダスキャピタルは、短期的なIRR(内部収益率)を追わず、中長期的に世界に冠たる企業を作り上げることを目標としている。
- 収益は株式売却時のキャピタルゲインに対する成功報酬(10〜20%)に限定され、経営指導やアドバイスに対する手数料は一切請求しない。
- 投資先企業には、ミダス経由でソーシングされた副社長やCFOなどの中核人材が送り込まれ、強力な人的サポートが提供される。
- 吉村氏の投資モデルは、「ゼロから始める(GENDA)」「100%買収する(BuySell)」「オーナーファンド型(イングリウッド)」の3つのパターンで構成されている。
- オーナーファンド型は、創業者がミダスの支援を得ることで、自身の企業の時価総額を数倍に引き上げ、さらにミダス企業群全体で100兆円スケールを目指す共同体的な面白みに共感して結成される。

