📝 エピソード概要
本エピソードでは、U-NEXT HOLDINGSの宇野康秀氏が、リクルート入社からインテリジェンス創業に至るまでの波乱に満ちた初期キャリアを語ります。大企業で仕組みを学ぶためにリクルートに入社したものの、成長現場を求めて子会社へ転籍。リクルート事件を経験する中で、空き物件を見つけたことがきっかけで、わずか1年でインテリジェンスを起業します。人口動態の予測を基に人材ビジネスの将来性を見出し、チーム経営で11年での上場を達成。さらに、元部下であるサイバーエージェント藤田氏の起業を支援したエピソードを通じて、そのユニークな経営哲学と熱量が掘り下げられます。
🎯 主要なトピック
- 大企業での基礎知識習得と成長環境の追求: 起業志向がありながらも、大企業の仕組みと成長エネルギーを学ぶため、あえて急成長中だったリクルート(後にリクルートコスモスへ転籍)を選択しました。
- リクルート事件と会社への影響: 入社1年目にリクルート事件が勃発。世間からの厳しい目に晒されながらも、社内では注目を集めていることへの「面白がる」雰囲気があったと語っています。
- 空き物件ありきでのインテリジェンス創業: 会社員として働いていた時、たまたま見つけた好立地の空き物件(20坪)を、起業時のオフィスとして活用するアイデアから、予定を早めて起業を決意しました。
- 若さを強みとする人材ビジネスへの着眼点: 創業当初は何をやるか決めていませんでしたが、若い自分たちの強みを活かせるよう、学生ネットワークを武器にした新卒採用支援から事業を開始しました。
- 人口動態に基づく将来予測と事業拡大: 18歳人口の減少が予測できる点に着目し、「終身雇用制の崩壊」など、未来の変化に対応する人材ビジネスの必要性を確信し、本格的に事業を拡大しました。
- 最短上場を目指したチーム経営: 10年での最短上場を目標に掲げ、創業メンバー4人で「死に物狂い」で働き、営業と組織の拡大(特に採用)に注力しました。
- 藤田晋氏の起業支援: 部下だった藤田氏が退職し起業する際、役員ではなく社長として独立するよう促し、資金援助を提供しました。
💡 キーポイント
- 宇野氏は、完成された大企業ではなく「成長プロセス」を学ぶために、リクルートへの内定を辞退してまで、勢いのある子会社(リクルートコスモス)に受け直すという異例の選択をしました。
- 創業の決定打は事業アイデアではなく、外苑前の好立地にある「空き物件」でした。この場所を確保したいという思いが、起業を加速させました。
- 自身の父や昭和の強い経営者とは違い、「強すぎるリーダーシップ」を避けるため、自分にないものを補完するチームを作り、個人ではなく会社として機能させるマネジメントスタイルを追求しました。
- インテリジェンスの成功の背景には、20年後の人口動態(18歳人口の減少)を確信的に予測し、来るべき人材活用の変化に備えて事業を展開した点があります。
- 元部下であるサイバーエージェントの藤田社長の起業を支援した際、藤田氏が先に上場を達成したことに、インテリジェンス社内では「複雑な感情」があったと振り返っています。

