📝 エピソード概要
本エピソードでは、「食べるために旅をする」ことを人生の主軸に据える世界一のフーディー(美食家)、浜田岳文氏をゲストに迎えます。年間約800軒のレストランを巡り、OADランキングで7年連続世界一に輝く浜田氏が、フーディーという生き方の定義と、その過酷な活動を可能にする厳格な食生活のルールを解説します。さらに、食への尽きない探求心の原点となった、負けず嫌いを形成したアメリカ留学や、イェール大学での天才との出会い、そしてパリでの美食と芸術の体系的な追求の経験を深掘りします。
🎯 主要なトピック
- フーディーの定義と世界一の活動: フーディーとは、食事、特にレストランを巡ることを人生の主軸とし、旅を伴う生き方であると定義。食べ歩きの量を競うOADの裏ランキングで、7年連続世界一(年間約800軒)であることを明かしました。
- 目的意識を持った食生活の維持: 大量の美食を楽しみながら健康を維持するため、朝食や酒は基本的に摂らず、「目的意識を持ったもの以外は口に入れない」という厳格なルールを設けていること。
- 負けず嫌いを覚醒させたアメリカ留学: 高校時代の孤独なアメリカ留学中、人種差別的な対応を受け、負けず嫌いから猛勉強を開始。全クラスで1位を獲得することで周囲の態度を変えさせた経験。
- イェール大学進学と自己成長への追求: 怠けない環境を求め、あえて寒いコネチカット州のイェール大学を選択。「自分が下になるような集団」に身を置くことで成長を促すという人生観。
- 天才との出会いと現実的な視点: イェール大学で「努力しても届かない真の天才」の存在を知り、無理にトップを目指さず、自分の立ち位置(マグナ・クム・ラウデ)を目指す現実的な方向性へ切り替えたこと。
- パリでの食と文化の体系的な探求: 大学卒業後、疲労回復と探求心からパリに滞在。クラシック音楽を聞き比べ、さらにシェフや料理の「系譜」を整理し、比較しながら食べ歩く現在の探求スタイルを確立したこと。
💡 キーポイント
- フーディーとは、食を人生の主軸とし、移動を伴う生き方であり、ある種の「推し活」である。
- 健康と活動量を維持するため、「口に入れるもの全てに明確な目的」を持つことが浜田氏の鉄則である。
- 孤独な留学生活で得た「負けず嫌い」と「孤独に耐える耐性」が、後の世界を回る旅の基盤となった。
- 旅と美食への興味は、壁に世界地図を貼るほど旅好きだった母親の影響が非常に大きい。
- フランスでクスクス料理に深く傾倒し、その文化圏を網羅的に食べ歩いたことで、料理ジャンルの一つとしてクスクスへの理解が世界的にトップクラスとなった。
- 浜田氏の鑑賞スタイル(食、音楽、芸術)は共通しており、ランダムに楽しむのではなく、系譜や流派を比較し、体系的に理解することに重きを置いている。

