📝 エピソード概要
今回の会食ゲストは、作家・タレントの乙武洋匡さんです。エピソードでは、ハンディキャップ界のヒーローとして「普通扱い」されるまでの軌跡を辿ります。先天性四肢欠損という重度の障害を持って生まれた乙武氏が、出生時の母にまつわる知られざる「真実」や、スパルタ教育で自立を促した小学校時代、そしてバスケ部や生徒会でリーダーシップを確立した中学時代まで、その半生を詳細に振り返ります。
🎯 主要なトピック
- 乙武氏を招いた理由と「普通扱い」の偉大さ: 川邊氏は、乙武氏が障害者であることを皆が忘れるほど自然に社会に溶け込んでいる状況は快挙だと述べ、そのルーツに迫りたいと語った。
- 出生時の母のエピソードの真実: 母が初めて対面した際に「可愛い」と言った感動的な話には、実際はおくるみにくるまれていたため、手足がないことに気づいていなかったという驚きの事実があったことが明かされた。
- 厳しい小学校入学と教師の信念: 重度な障害を持ちながらも地元の公立小学校に入学。担任教師は「今だけ可愛がるな」という信念のもと、車椅子を使わず自力で移動するようスパルタ教育を行い、彼の自立能力を養った。
- 特例ルールでスポーツを楽しむ日々: クラスメイトは、乙武氏が高得点を得られるようにする「オトちゃんルール」を自主的に作り、彼を排除することなく、皆で一緒にドッジボールやサッカーを楽しんだ。
- バスケ部での挑戦と生徒会活動: 中学時代は仲間に誘われバスケ部に入部し、両手でのドリブルを習得して試合にも出場。生徒会役員や文化祭実行委員長を務め、組織の最大公約数的な意見をまとめていく政治的リーダーシップスタイルを確立した。
💡 キーポイント
- 乙武氏が両親に恵まれながらも、母も当時の技術(エコー)があれば産まなかったかもしれないという現実を冷静に受け止めている。
- 幼い頃から「ずぶんて(自分で)」と主張するほど独立心が強く、それが両武親が「寝たきり用の貯金」を解約する決定打となった。
- 小学校時代、全校集会後に一人取り残された際の感情は「惨め」と「怒り」が入り交じったものであったが、その厳しい経験が後の進学の道を拓いた。
- クラスメイトの優しさではなく、クラスのリーダーであった乙武氏を「仲間に入れないのはおかしい」という感覚が、特例ルールの自然発生に繋がった。
- 確立したリーダーシップスタイルは、強烈にリードするタイプではなく、組織の意見を広く聴取し、最善の落としどころを見つける政治家や教育者に向いた性質である。

