📝 エピソード概要
本エピソードでは、U-NEXT HOLDINGSの宇野康秀氏が、USENからU-NEXTをMBO(経営陣による買収)した再起業の道のり、そして有料動画配信サービス(S-VOD)U-NEXTの躍進の裏側を語ります。市場の懐疑論を覆し、国内有数のサービスに成長させた「意志の力」と、再びUSENを統合し連続起業家から永続的なホールディングス経営へと脱皮した背景が明らかにされます。経営における最大の失敗と成功、そして自身の人生哲学としての「強い意志」の重要性について深く掘り下げられた対談です。
🎯 主要なトピック
- U-NEXTのMBOと再起業: USENが事業を切り売りする中で、買い手が見つからなかった赤字事業U-NEXTを、宇野氏が47歳で個人としてMBO(経営陣による買収)し、再度のベンチャーとしてスタートさせた。
- U-NEXT躍進の秘訣: コンテンツ調達料の高さや競争激化から成功を疑われていたが、「利便性の高いサービスは必ず伸びる」という信念のもと、ネットワークとデバイスの進化(特にテレビリモコンへの搭載)により市民権を得た。
- USEN再統合と経営スタイルの転換: U-NEXTの躍進後、一旦離れたUSENを買い戻し、グループを統合。連続起業家のスタイルから、会社を機能的に継続させる仕組みを作るためホールディングスCEOへと脱皮を図った。
- 経営の苦難を支えた個人競技: 経営が苦しい時代に、トライアスロンや登山といった個人競技に挑戦。チーム経営では得られない達成感と、精神的な苦痛に打ち勝つ健全な体力を維持した。
- 経営者としての最大の失敗と成功: リーマンショック時に実力以上の投資をした判断ミスと、その処理に10年間を費やしたことを最大の失敗とし、自ら構想したU-NEXTが世の中に浸透したことを最大の成功と語った。
💡 キーポイント
- U-NEXTの成功は、特別な才能ではなく、利便性への確信、諦めない「意志の力」、そしてネットワークとデバイスの進化を捉えた結果である。
- 宇野氏は、父親から引き継いだUSENの責任を果たすことと、社員を幸せに導きたいという思いから、最終的に再統合を果たした。
- 経営における苦難は、プライベートでより厳しい個人的な挑戦をすることで、相対的に「苦痛に感じなくなる」という哲学で乗り越えられた。
- 宇野氏の人生哲学は、「なぜ生まれてきたか」を考えた結果、短い人生の中で「強い意志を持って何かをやり遂げないと意味がない」という結論に至っている。
- 宇野氏は、起業を目指す人々に対し、自身も特別な人間ではないため、「やりたいという気持ちと諦めない気持ちがあれば誰でも挑戦できる」とエールを送った。

