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みたらし煩悩ラジオ|人生を仏教で味わうひととき合掌。ここは金沢の片隅にある、和菓子と知的なお喋りを楽しむ喫茶店『みたらし煩悩茶屋』です。茶屋のマスターで、パーソナリティのみたらし法師が、日常のあれこれを「仏教」という甘味と合わせてお出しします。
先日、人間ドックに行ってきました。検査を終えて、数値の一覧表を眺めていたら——数字が、じわじわと動いていた。大きく異常があるわけじゃない。でも確実に、変わっていた。
「ああ、俺、静かに老いてたんだ」と思いました。誰かに言われたわけでも、自覚症状があるわけでもない。ただ数字だけが、知っていた。
老いることの怖さって、「体が痛い」だけじゃないと思っていて。一番じわじわくるのは、できていたことが、できなくなっていく変化です。仏教ではこれを「老苦(ろうく)」と言います。お釈迦様が教えられた四苦——生・老・病・死——の一つです。
「鏡を見ないで、化粧はできない」。今の自分の体を知らなければ、どうすることもできない。人間ドックはそういう意味で、見たくない自分の顔も映してくれる鏡なのかもしれません。
【本日のお品書き】
🏥 久しぶりの人間ドック、数字を見てドキッとした話
😶 人は気づかないうちに、静かに老いていく
🪞 鏡を見ないで化粧はできない——老苦を「知る」ことの意味
⚡ 健康にも自惚れがある。特に若いほど
🌿 受け入れながら、抵抗する。どちらも諦めなくていい
【本日の仏語】
老苦(ろうく)……お釈迦様が教えられた四苦の一つ。老いることによって生じる苦しみ。「体の痛み」だけでなく、できていたことができなくなっていく変化もすべて含む。
【番組へのお便り・リクエスト】
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【各種リンク】
note(収録後記・文字で読みたい方はこちら)→ https://note.com/mitarashi_bonno