AI任せで作った「いっしょにあと何回」というアプリ
この回でウミノさんが紹介するのは、自作のスマホアプリ「いっしょにあと何回」です。何度か触れてきたものの、あらためて思いを込めて解説していきます。
開発はすべてAIに任せたと話されています。今回はClaude CodeAnthropicのAIコーディングツール。対話でコードの生成や修正を進められる。とCodexOpenAIのコード生成AI。自然言語の指示からプログラムを作れる。の両方を使ったとのことです。
本当にね、全部AI任せです。本当に全部AI任せ。
ウミノさん自身は開発やコーディングは一切できないと明かします。仕様を伝え、何度も修正してもらいながら仕上げたそうです。
「あと何回できるか」を数えるという発想
このアプリは、大切な人と「あと何回何々ができるか」を数えるものです。家族やペットなどを対象に、あと何回一緒に夕飯を食べられるか、旅行に行けるかなどを可視化します。
使い方はシンプルです。まず自分の年齢を入れると、80歳で亡くなると仮定した場合の残りの週数が表示されます。
あなたの人生はあと1738週みたいなのが出てくるんですよ。80歳で亡くなると仮定したら、私の場合はそんな感じで出てきます。
次に大切な人を登録します。たとえば12歳の娘を登録し、高校卒業まで一緒に過ごせる週末があと何回あるかを表示できます。
テンプレートで選べるカウントの種類
大切な人を登録する際は年齢や生年月日を入力し、そこに紐づくカウントを設定します。オリジナルで作ることもできますが、テンプレートも用意されています。
テンプレートには、一緒に過ごせる週末や長期休み、食事、旅行、暮らす日数、寝てくれる回数、公園に行く回数、お風呂に入れる回数などがあります。
収録中、ウミノさん自身が把握していなかった項目を見つける場面もありました。一緒に食事できる回数は年300回として計算されているそうです。
あれ?こんなの作ったっけ?なんかちょっと私が把握していないものがいくつかあるんですけど。
回数の設定は変更できます。毎日にすることも、週に1回にすることも可能です。
表示のカスタマイズと無料でできること
設定した回数は「何々ちゃんと一緒に過ごせる週末、あと295回」のように大きく表示できます。ウィジェットにすることも可能です。
無料版では大切な人を2人まで登録できます。細かい制限はあるものの、基本的な機能は完全無料で使えると説明されています。
やりたいことリストと花火大会の思い出
このアプリには「やりたいこと」を追加する機能もあります。大切な人に紐づけることも、自分だけのことでも登録できます。いわゆるバケツリストのような使い方です。
ウミノさんが登録した例は、有料席で花火大会を見ることです。今年、家族4人分の席を確保して達成できそうだと話します。
この願いの背景には、学生時代に屋形船のアルバイトで見た花火の記憶があります。お台場の花火大会を仕事で見たときの迫力が忘れられないそうです。
頭の上で花火が鳴ってるんですよ。火の粉とかが降ってきて、もう普通に落ちてくる。そのぐらいの迫力で花火を見るっていうのが本当にすごくて。
自分は経験したので、その感動を家族にも味わわせたいという思いがあると語ります。屋形船での鑑賞は1人4万円ほどで、家族分では16万円になるため今回は見送ったとのことです。
でもね、プライスレスですよ。本当にプライスレス。
残り時間を意識するために作ったアプリ
ウミノさんは、大切な人との残り時間を普段は意識しないと指摘します。そして、つい時間をおざなりにしてしまうと振り返ります。
たとえば息子がなかなか寝ないとイライラして「早く寝なさい」と言ってしまう。けれど一緒に寝られるのもあと何回だと気づくために、このアプリを見ていると話します。
自分のために作ったアプリだと明かしつつ、よかったら使ってほしいと呼びかけます。
iOSとAndroidで公開できるまで
このアプリはiOSとAndroidの両方で公開されました。連絡が遅くなったのは、Androidの審査がなかなか通らなかったためだと説明します。
最初の1回目の審査に特に時間がかかり、3週間近くを要したそうです。無事に両プラットフォームで公開できたと報告されています。
Noteメンバーシップの利用者には、有料機能を無料で開放するコードを配布したいと考えているとのことです。iOSでは無料コードを発行できる仕組みがあるため、それを活用する予定だと話します。
あらためて、このアプリは一文字も自分で書かず、仕組みもわからないまま、仕様を伝えて何度も修正しながら作ったと締めくくります。
まとめ
「いっしょにあと何回」は、大切な人との残り時間を数えるアプリです。AIに任せて開発を進めた実例であり、残り時間を意識して日々を丁寧に過ごすという思いが込められています。
- 大切な人と「あと何回できるか」を数え、残り時間を可視化するアプリ
- 開発はすべてAI任せで、Claude CodeとCodexを併用して制作された
- 週末・食事・旅行などのテンプレートがあり、無料でも2人まで登録できる
- やりたいことリスト機能もあり、ウミノさんは花火大会の有料席鑑賞を登録
- iOSとAndroidで公開済みで、Android審査には3週間近くかかった
