今日の牧場と年末年始の牛乳需給
配信は12月7日の日曜日。最高気温17度で、川上さんは「暑いですよ」とちょっと困り顔です。
この日は日曜日なので仕事は控えめにしたいところ。でも翌日に牛群検定や生乳販売委員会という大事な会議があるため、前日のうちに片付けてしまう予定だと話します。
前日に生まれたホルスタインのメスの子牛に耳標を打ったり、ゲノムのサンプルを取ったりする作業も控えているそうです。
話題は年末年始の牛乳需給へ。酪農業界に「年末年始の牛乳の需給がやばい」というFAXが流れてきて、対策事業の案内が来ているといいます。
12月20日から1月8日ごろまで牛乳の生産を抑え、普段は出荷している牛乳を子牛の哺乳用に回すなど、減産に協力した人に奨励金を出す事業だそうです。それくらい厳しい状況なんですね。
だからこそ、この時期に牛乳をコップ一杯、できればチーズなどの乳製品も食べてほしい、と呼びかけています。
牛乳イベントは無料より有料がいい?
最初のコメントはnoteに届いたもの。牛乳のイベントがなぜ郊外で無料配布が多いのか、という質問に川上さんが答えた記事への反応です。
その記事では、無料にするとお客さんの体験の質が下がってしまうので、少しでもお金を取ったほうがいいのでは、という投げかけをしていました。
お金を払ってイベント会場で飲んだり食べたりしたいです、というコメントが来ております。ありがとうございます。
こうやって受け止めてくれる人がいるのが嬉しい、と川上さん。無料イベントもやり方次第でいいかもしれないけれど、継続性がないのが課題だといいます。
短期でパッと消費者が増えるだけでは、今後の酪農業界にとってはあまり良くない。だからこそ継続的に飲んでもらい、応援してくれるつながりを作りたいと語ります。
パーソナルスペースは何メートル?
続いてはStand.fmから、せいさんのちょっと変わった質問。「川上さんのパーソナルスペースは何メートルですか?」というものです。
本当にね、人に興味がないんですよ。残念ながら。
ただし、変わった人や「変な人」と言われるような人は大好きなんだそう。過去の偉人や歴史を見ると変な人ばかりで面白い、と話します。
人にあまり興味がないこともあって、パーソナルスペースは狭めなんだとか。ただし背後に立たれるのは別。少林寺拳法の黒帯を持っているため、後ろにすっと立たれると警戒感が出てしまうそうです。
あまり後ろにすっと立たれるとちょっと警戒感が出てしまいますので、狭めでやらせていただいてます。
「何なんこの質問」と笑いつつ、「どんな質問でも答えますんで」とオープンな姿勢を見せていました。
なぜYouTubeでも音声配信をするのか
YouTubeには「音声配信初めて聞きました」というコメントが。この配信はYouTube、Spotify、Stand.fmの3媒体で同じものを流しているそうです。
川上さんが注目しているのは、若い世代の音楽の聴き方の変化。今の若い人はYouTubeをそのまま音楽配信アプリとして使っている人も多いといいます。
YouTube Premiumに登録してバックグラウンドで流し続ける人も増えていて、ポッドキャストやビデオポッドキャストが世界的にも日本でも伸びてきているそうです。
そこに先駆けて音声配信をYouTubeに上げておけば、これから聴く人が増えたときに届きやすくなる、という狙いです。
いつも先を取りすぎちゃって、いつも外れてしまうという、そういう傾向がありますけども。
過去の動画はプレイリストにまとめてあるとのこと。牛舎で撮っているので画質はかなり悪いけれど、内容は面白いはず、と自信をのぞかせます。
分娩の朝とリカバリーウェアの発見
Xには、前日の分娩ツイートに対してメイプルさんから「朝3時からお疲れ様でした」というコメントが届きました。
いつもは5時起きなのに、分娩があると3時に牛舎へ。初乳を飲ませたあと仮眠しようとしても、子牛や親牛のケアでアドレナリンが出て眠れなくなるといいます。
そんな中で役立ったのが、ワークマンで買ったリカバリーウェア。代謝が高く発汗しやすい人ほど回復しやすいそうで、これを着たら3時にぴたりと起きられたのだとか。
あんなに変わるんだと思ってびっくりしましたね。目覚めが違いました。着てみてほしい。
TikTokでもメイプルさんから「地元の出雲では有名人の方かと思っていました」というコメントが。ところが川上さんは地元紙の取材を全部断っているそうです。
地元紙に合わせたコメントをしないといけなかったり、尖った発言を嫌がられたり、出てきた記事が編集されすぎていたり。それなら意味がない、と考えて受けなくなったといいます。
その結果、SNS中心の発信になり、出雲ではあまり知られていない状態に。「もうちょっと認知頑張っていかないと」と苦笑いです。
Spotify年間まとめでふりかえる1年
最後はSpotifyの1年間のまとめの共有。今年から毎日配信を本格化させたこともあり、数字が大きく伸びたそうです。
リスナー数や再生時間は前年比で大きく増加。今年は300件近く投稿を上げているので、その積み重ねが数字に表れたようです。
一番聴かれたトップエピソードは「和牛ETと搾乳復帰のジレンマ ゲノムで改善する母牛の繁殖再起性」。平均的なエピソードより158%多く再生されたといいます。
この回は、大きくなる和牛と小さくなる乳牛のギャップから分娩の難易度が上がり、搾乳性や生産寿命に影響が出る話だったそうです。
リスナーが多い国は、1位が日本、続いてアメリカ、インド、インドネシア。世界中で聴かれていることに感謝を伝えます。
さらにSpotify内で「2025年ライジングスター賞」や「2025年話題になったで賞」も受賞。ほかの96%の番組より多くのコメントを獲得したそうです。
どんな媒体でもね、聞いていただいて、お気軽にコメントしていただけたらなと思います。
まとめ
日曜恒例のコメント返し回では、牛乳の価値の話からパーソナルスペースという意外な質問、YouTube配信への戦略、そして1年間のふりかえりまで、リスナーとの距離の近さが伝わる内容になっていました。
- 年末年始は牛乳需給が厳しく、コップ一杯の牛乳や乳製品の消費が呼びかけられました
- 無料配布より有料で、良い体験と好循環を作りたいという川上さんの考えが語られました
- YouTubeでの音声配信は、若い世代の聴き方の変化を見据えた先読みの取り組みです
- 分娩の朝はリカバリーウェアが目覚めを助けてくれたという実感が共有されました
- Spotifyの年間まとめでは各賞を受賞し、世界中のリスナーに届いていることがわかりました
