オーツミルクと牛乳は対立しない?地域で栄養を作る農家という視点
YouTubeネームのメイプルさんから、以前の「酪農家がオーツミルクを作る意味はある?」という配信へのコメントが届きました。
コメントでは、Xで「牛乳よりオーツミルクに価値を感じて始めた」という投稿を見かけて気になったこと、そして牛乳もオーツミルクも対立するのではなくどちらも必要だと感じたことが書かれていました。
川上さんは、地域で循環して栄養を作るのが農家だという前回の話に触れ、この視点を価値として伝えていく必要があると話します。
地域で循環して、地域の栄養を作る農家。そう考えると、酪農家さんのモチベーションも変わってきたりするんです。オーツミルクを使って、そして牛乳も使った商品なんて出てきたら、めちゃめちゃ面白いじゃないですか。そういう食文化の多様性があるのが幸せだと思うので、僕はそっちがいいなと思いますね。
うなぎと牛乳、そして冷凍初乳を飲ませる工夫
続いて、土用の丑の日に合わせて公開した「うなぎ×牛乳ってあり?」という配信へのコメントです。
メイプルさんは1年前の配信を見つけて聞き、栄養学的にうなぎと牛乳の相性がよいことや、紹介されたドリアが美味しそうだったと伝えてくれました。
川上さんは、意外な食べ合わせをAIに聞くと美味しそうなレシピを出してくれると話し、これがAIの正しい使い方だとおすすめします。
別のコメントでは、冷凍の初乳を飲まない子牛に、先に甘さを感じさせて飲むきっかけを作る話題に触れています。
オリゴ糖を舐めさせて甘いって感じさせると、まずい粉末の冷凍商品を飲んでくれる。これオリゴ糖じゃなくて普通の砂糖でも、市販のやつでも全然できますので、悩んでる農家さんはやってみてください。
善玉菌と環境づくり、牛の健康にまつわる質問
「牛の風邪と鳥インフルエンザの違い」を扱った配信には、直った自動給餌機の音や、善玉菌に関するコメントが届きました。
コメントでは、善玉菌が多い環境をつくることで悪い菌を抑えられること、そして納豆菌やカルスポリンといった菌の話題が取り上げられていました。
川上さんは、善玉菌と悪玉菌の話はざっくりしたものだと前置きしつつ、環境細菌をコントロールすることの大切さを説明します。
カルスポリンについては、カルピスが出している乳酸菌の飼料だと補足しました。すでに死んでいる乳酸菌でも、よい動きをしてくれると話しています。
まだ生きた菌で、納豆菌とか、加熱しても熱を与えても死なないようなやつ。ああいうやつとか麹菌とか、そういう菌を与えると環境がちょっと変わってきたりする、ということですね。
牛乳とバターの保存、開けたらすぐに
TikTokに届いた「1ヶ月前のバター、捨てますか?」というスライド投稿へのコメントでは、牛乳は2、3日、バターは五貫という保存の話が出ていました。
川上さんは、これはnoteの記事をまとめたものなので誤解が生まれているかもしれない、と注意を促します。
牛乳の賞味期限は封を開けていない状態のものであり、開けたらすぐに飲むべきだと強調しました。特に夏場は危ないと話します。
牛乳でお腹がゴロゴロする人へのヒント
Instagramには、牛乳が好きで1日2Lほど飲んでいたある日、突然お腹がゴロゴロするようになったというコメントが届きました。
この方はヨーグルトやチーズは大丈夫で、キンキンに冷えた牛乳をがぶ飲みすると兆候が出るとわかってきたため、温めて少しずつ飲んだり、冷たいものはちびちび飲むようにしているそうです。
川上さんは、体質の変化や年齢、食生活でお腹の調子は変わると話し、種類を変えたりチーズやヨーグルトにすると緩和することがあると答えました。
飲み続けていくと、またそれも良くなってくる方も多いので、そういうふうに試してみていただけたらと思います。
日本人は昔から牛乳を飲んでいた?日本の酪農史
最後は、「牛乳は本当に危険なのか」という動画に届いた、まるアンドさくらさんのコメントです。
コメントでは「日本は昔から農業で牛を飼ってきたから、一部では牛乳を飲んでいる歴史があるよ」と書かれていました。
川上さんは、日本が昔から飼ってきたのは主に役牛だったと説明します。トラクターの代わりに農作業機を引いたり荷物を運んだりする牛で、食肉や搾乳の文化はごく一部だったと話します。
そして、徳川将軍がオランダから白牛を買ってきて、千葉県で酪農を始めたのが日本の酪農の始まりだとされている、と紹介しました。
日本は昔から牛を飼ってきた文化があったんですけど、これは役牛って言って、トラクターの代わりに農作業機を引っ張ったり荷物を運んだりに使われていて、食肉をしたり牛乳を取ったりっていう文化は本当に一部のところでしかなかったんですよね。
なお、世界では約1万年ほど牛乳を飲む歴史があるとされています。
川上さんは、口伝で伝わっているような牛乳の歴史があれば楽しみなので教えてほしい、とリスナーに呼びかけました。
まとめ
この回は、オーツミルクと牛乳の共存から保存の注意点、そして日本の酪農史まで、リスナーの疑問に川上さんが一つずつ答えていく内容でした。
- オーツミルクと牛乳は対立せず、地域で栄養を作る農家という視点が語られました
- 開封後の牛乳は日持ちせず、特に夏場は開けたらすぐ飲むことがすすめられています
- 牛乳でお腹がゴロゴロする場合は、温める・少しずつ飲む・種類を変えるなどの工夫が紹介されました
- 日本が昔から飼ってきたのは主に役牛で、酪農の始まりは徳川の時代に千葉県で始まったとされています
- 世界では約1万年ほど牛乳を飲む歴史があるとされています
