📝 エピソード概要
本エピソードは、高宮氏と長谷川氏が10年以上にわたり制作に取り組んでいる書籍『起業の戦略論』に焦点を当てた番外編です。制作が大幅に遅れ、「桜田高宮」状態となっている背景を掘り下げ、その制作秘話と、制作が滞った具体的な理由が語られます。
また、正解のない「戦略」を教科書としてまとめることの難しさや、AI時代において本書が持つべき価値について議論。最終的に年内の完成を目指すことが決意され、リスナーに向けた具体的な出版時期の公約が宣言されました。
🎯 主要なトピック
- キャリアチェンジの難易度: 長谷川氏の近況の雑談から、キャリアチェンジの際に働く地域、職種、業種の3要素を同時に変えると負荷が高く「地獄」になり得るという戦略的な教訓が共有されました。
- 制作開始10年の未完の待機: 書籍『起業の戦略論』は制作開始から10年が経過し、Amazonでの発売日が「2800年」になるほどの遅延状態(桜田高宮)であることを明かしました。
- モメンタム喪失と外的要因: 制作が停滞した主な原因として、執筆チーム(高宮氏、長谷川氏、編集者)それぞれのライフイベント(骨折、受験、アフリカ滞在など)や、モメンタム(勢い)の喪失が挙げられました。
- AI時代における教科書の価値: ChatGPT(Chappy)では踏み込みにくい、専門分野におけるロジックの深い繋がりや、戦略の整合性を説明することこそが、本書の提供する独自の価値であると結論付けられました。
- 書籍の構成と本質的な困難: 本書は戦略の全体像、事業ステージ別戦略、機能戦略(システム)の3部構成で、戦略という正解がないテーマを「教科書的」にまとめるという矛盾に挑んでいる点が制作の難しさの根源とされています。
💡 キーポイント
- 「起業の戦略論」は、日本の起業家にとっての『起業のファイナンス』に並ぶ、網羅的な教科書となることを目指しています。
- 戦略とは、セオリー(基本原則)を下敷きとしつつも、そこから先に「問題を定義し、自分ならではの答えを出すこと」である、という戦略観が示されました。
- 書籍で語られる戦略論は、新規事業の立ち上げや、個人のキャリア設計(スタートアップ的な生き方)にも汎用的に応用できる内容となっています。
- 公約: 高宮氏と長谷川氏は年内の完成を目指し、もし来年中に書籍が書店に並ばなかった場合、高宮氏がリスナー感謝イベントを主催することを宣言しました。
