📝 エピソード概要
連続起業家であるけんすう氏をゲストに招き、彼の独自の成功法則である「戦略なき戦略」論について深掘りします。けんすう氏は、長期的な計画(コーズエーション)よりも、目の前のアセットと状況変化に対応し、一歩ずつ進む積み上げ式の考え方(エフェクチュエーション)が特に日本人には合っていると主張します。彼のキャリアにおける「ハック(戦術)」と「実験」を通じた成長の経緯を振り返りつつ、AI時代における個人の才能と事業戦略のあり方について議論します。
🎯 主要なトピック
- 戦略なき戦略論(エフェクチュエーション): けんすう氏は、人生の戦略は後付けであり、目の前の状況に柔軟に対応するエフェクチュエーション(積み上げ式のアプローチ)が自身のスタイルであり、日本人にも適していると述べました。
- 初期キャリアにおけるハックと実験: 大学受験時の情報格差解消を目指したコミュニティ運営から始まり、ひろゆき氏との出会い、そしてあえて住所を公開することで注目を集めるなど、好奇心と実験精神に基づいてキャリアを形成した経緯が語られました。
- 戦略と戦術の定義: けんすう氏は、戦略を「戦いを略し、圧倒的に有利な状態を作る大きな枠組み」、戦術を「戦わなければならない時にうまく勝つ方法」と定義し、自身は戦術的なハックが得意だと強調しました。
- 戦術ドリブンな事業運営の可能性: ハックの積み重ねによる事業推進は、一貫性が失われやすく成功しづらいと自己分析する一方で、得意な戦術を活かすために良いチーム(nanapiにおける小沢氏など)やフィットする領域を選ぶ重要性が示唆されました。
- AI時代における個人の才能と戦略: AI時代においては、他の人ができない「コンテンツ発信」や「ユーザー巻き込み」に集中し、起業家個人の才能に合った戦い方(ファウンダー・モデル・フィット)を優先すべきだと提言されました。
💡 キーポイント
- けんすう氏のキャリアは、長期的な戦略ではなく、目の前の課題解決や好奇心に基づく「実験」と「ハック」の積み重ねによって駆動されている。
- 自身の強みである戦術的ハックを最大限に生かすため、リクルート時代には社内の名簿システムをハックするなど、目立つための工夫を凝らしていた。
- 戦略が「目的からブレイクダウン」するコーズエーションであるのに対し、けんすう氏のスタイルは「アセットから次の一歩を考える」エフェクチュエーションに該当する。
- 感情がなくニュートラルであるため、どんなロジックでも論理的に語れてしまう能力は、チームや領域の選択によって大きな強みとなり得る。
- AIが打席コスト(実験コスト)をゼロに近づけることで、けんすう氏のような機能的なハックを無限に試みるアプローチがより有効になる可能性がある。
