📝 エピソード概要
本エピソードでは、ベンチャーキャピタリストである高宮氏が50歳を前に考えるキャリア戦略として、「あるべき姿」と「ありたい姿」のバランスシフトについて議論します。これまでの責任感や社会的要請を重視した生き方から、キャリアの終盤に向けて「本当にやりたいこと」(ありたい姿)を軸にリバランスすることの重要性を考察。
また、プロ意識の追求と、究極的に誰を顧客として、何に価値を提供したいのかという「美学」について深く掘り下げています。年明けのキャリアプランニングに役立つ、自己認識と戦略の議論です。
🎯 主要なトピック
- 中期的なキャリア戦略の重要性: 年次目標のような短期目標ではなく、3年程度のブレない中期的な方向性を設定し、これを直近3ヶ月単位でブレイクダウンしてPDCAを回すことが有効である。
- 「あるべき姿」から「ありたい姿」へのシフト: 50歳を目前にしたキャリアの終盤(第3次思春期)において、社会的な責任感(あるべき姿)ではなく、自己の「好きなこと」をより重視する「ありたい姿」へバランスを再調整することの必要性。
- 過度なプロ意識と責任感の反省: プロとして常に期待値を上回る(オーバーデリバー)行動を基本としてきたが、この責任感ドリブンな姿勢が、他者の評価軸に依存しすぎる結果に繋がっていないかを問い直す。
- 究極的な顧客としての「日本社会」: 高宮氏は投資家としての対面顧客(起業家、LP)だけでなく、最終的に「日本に新たな産業を生み出す」という社会的な貢献を自身の活動の最大の目的(顧客)としている。
💡 キーポイント
- 従来の事業戦略と同様、個人のキャリア戦略においても、ボトムアップの積み上げ(短期目標)と、バックキャストによる飛躍(中長期戦略)の整合性を取ることが重要である。
- キャリアの成熟期における「ありたい姿」の追求は、他者から求められる役割(あるべき姿)をこなすだけではなく、自己効用感と満足度を高めるために意図的に行うべき戦略的行動である。
- 長谷川氏の活動は「アーティスト型」であり、自身の生き方や行動原理をコンテンツ化することで、特にAI時代への不安を抱く人々へインスピレーションを提供するという形で価値を出している。
- 目的と手段が混同しないよう、他人の評価軸の中で評価されることに終始せず、今一度自分にとっての「ありたい姿」を言語化し、自覚的になることが終盤のキャリア戦略を立てる上での鍵となる。
