📝 エピソード概要
本エピソードでは、カンボジア訪問で実感した日本の相対的な停滞感をきっかけに、政治やマクロ経済の動向と事業戦略の向き合い方について議論します。国の発展のメカニズムとして「人口ボーナス期」を解説しつつ、規制産業に関わる事業家が政治一般への関心を高める方法を模索。結論として、まずは自分の事業に直結する「生々しいインセンティブ」や具体的な政策(例:介護保険の報酬改定)から政治を「自分ごと化」して追うことが、マクロ戦略を立てる上での戦略的な第一歩であると提言します。
🎯 主要なトピック
- カンボジアの急速な発展と日本の停滞感: 長谷川氏のカンボジア訪問体験に基づき、現地の急速な都市開発と進化(中国資本流入も影響)が、日本の停滞感を際立たせている現状について語られました。
- 国の発展を左右する人口要因: 国の発展が「労働人口×生産性」で決まるという原則を解説。カンボジアのように人口が増加する「人口ボーナス期」と、日本の「人口オーナス期」の違いが、経済発展のスピードを決定づけています。
- 政治への関心は「自分ごと化」から: 忙しい中で政治一般への関心を持ちにくい若者の課題を取り上げ、自分の事業や生活に直接影響する具体的な政策動向からウォッチを始めるアプローチの正当性が議論されました。
- 生々しいインセンティブからの拡張: 自分の業界(例:介護福祉)の報酬点数の改定など、事業の生死に関わる具体的な影響を追うことを起点とし、そこから政策を決める政党、政治家、官僚の動き全体へと関心の範囲を広げることが推奨されました。
💡 キーポイント
- カンボジアのような人口ボーナス期にある国では、労働人口の増加自体が最大の成長ドライバーとなり、イノベーションによる生産性向上よりも大きな影響力を持つ。
- 規制産業に携わる場合、厚労省の動向や報酬改定といった具体的な政策は、業界の生きる死ぬに直結するため、まずはその領域を集中的に追うべきである。
- 政治を「バクっと全般」で追うのは難しいため、自分の生活や事業にどう影響があるかという「生々しいインセンティブ」を中心に関心を持つことが、マクロ戦略の「自分ごと化」に繋がる。
- 業界特化の政策からスタートアップ全体へ、さらにその政策決定に関わる政党、政治家、官僚のパワーバランスを理解することが、より広範な戦略論に発展する。
