📝 エピソード概要
本エピソードでは、東大院からケニアのプロポーカー生活を経て、ライティング業のAIディスラプションに直面する長谷川氏の異色なキャリアについて、戦略プロの高宮氏が戦略論の観点から分析します。
衝動的な人生を歩んできた長谷川氏に対し、行動の「Why(動機)」を言語化し、戦略を立てることの重要性が議論されます。また、AI時代における人間の役割の変化と、内発的動機に基づいたキャリア選択の必要性について、具体的な事例を交えながら掘り下げます。
🎯 主要なトピック
- 長谷川氏の異色キャリアと戦略の不在: 東大院からリクルートを10ヶ月で退職しライターとして独立後、鬱を経てケニアでプロポーカープレイヤーとして生活した経緯を振り返り、戦略の不在を自覚。
- 衝動的な行動の言語化: 長谷川氏の環境をシャッフルしたくなる衝動的な行動について、高宮氏が後付けでも「Why(動機)」を言語化し、行動を最適化する戦略の重要性を提言。
- AIによるライティング業のディスラプション: 長谷川氏の得意分野であったテキスト生成の仕事がAI(GPT)によって代替されつつあり、危機感を抱いている現状を共有。
- AI時代における人の役割の変化: AIがHow(実行)やWhat(内容)を担うようになっても、Why(動機付け)や人対人のインターフェースの部分は人の仕事として残り続けると解説。
- キャッシュカウとしての福祉事業への挑戦: ポーカー活動を続けるための資金源として、ポーカーを通じて知り合った人物の縁で福祉事業というリアルビジネスに挑戦する計画を明かす。
- 内発的動機付けの戦略的重要性: 「得意だから」「儲けやすいから」といった外発的動機ではなく、「スーパー好き」という内発的動機付けをベースにキャリアを選択すべきという戦略論を提示。
💡 キーポイント
- 戦略は右脳的なWhy(動機)をHow(行動)に繋げるための言語化であり、行動の効率化や最適化に不可欠である。
- AIの進化はコーパイロット、メインパイロット、オートパイロットの段階を踏むが、最終的に人のWhy(目的)を規定する役割は残る。
- AIが高度化する時代において、個人のデメ(露出)を増やし、「この人と仕事したい」と思わせるような独自性や認知(インフルエンサー活動)が重要となる。
- 人生における挑戦は、インプットがない中で机上だけで考えず、複数のオプションを試行錯誤(PDCA)し、最も可能性のあるものにフォーカスする「事業探索」のフェーズが必要。
- キャリア選択においては、外発的動機ではなく、自分が本当に好きなこと(内発的動機)を突き詰める方が、結果的に幸福度が高まるというセオリーがある。
