神戸三宮の肉割烹「こいし」で前乗り乾杯
今回は出張前乗りの晩酌回として、神戸三宮の肉割烹「こいし」からお届けされています。お店は、ある会食ガイドの著者がnoteで「神戸に来たら必ずここ」と紹介していた一軒だそうです。
冒頭から「兵庫」「神戸」「三宮」「元町」と地名のやり取りが続き、明石さんは「ここはあの、知る人ぞ知る肉割烹」と紹介します。
私あのnoteに課金してる人がいて、全国のグルメ情報とかそういうのにすごい詳しい人がいて、『完全会食マニュアル』っていう本を買った。すごい良い本なの。会食のやり方を知らない若者に絶対読ませる本。
番組としては珍しく、飲みながら、ほぼモッパンのようなノリで進行することが宣言されます。リスナーに対しては、一緒に卓を囲んでいるつもりで聴いてほしいというトーンです。
なんか俺たちと飲んでるつもりでこれを聞くっていうぐらいの緩さでこれをお送りします。
焼酎界の3M、神戸で出会う「魔王」
お酒の話題で出てくるのが、明石さんが今飲んでいる芋焼酎「魔王鹿児島・白玉醸造の芋焼酎で、入手困難なプレミア焼酎として知られる一本。」です。横山さんは焼酎が少し苦手で、魔王も初めて聞いたとのことです。
魔王を飲んでるんです。魔王って知ってますか?焼酎界に輝く3Mと言われる。
明石さんは、焼酎界には「3M」と呼ばれる三大プレミア焼酎があると説明します。森伊蔵、村尾、そして魔王の三本です。
明石さんによれば、これらの焼酎は通常、メルカリで高値で転売されるほど手に入りにくいといいます。それが「こいし」では魔王ソーダ割りが九百円という価格で、しかも森伊蔵まで普通に置かれていました。
魔王が九百円とか。これさ、多分港区で飲んだら魔王のなんかね、二千円とか二千五百円とかしちゃうんじゃないかな。そもそもあんま置いてないし。
時計の世界でいうとロレックス、オーデマピゲ、パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンといった「殿堂」があるように、焼酎にも3Mという序列があるという比喩で語られています。
ローストビーフ、しいたけ、和牛のタタキ
お店の料理は、ローストビーフの登場で一気に温度が上がります。タレやすだちを使わず、塩だけでそのまま食べた瞬間、二人とも会話が止まりました。
これあのすごいと。知る人ぞ知る肉割烹。
これ多分東京にあったら週1だね。
続いて出てきた和牛のタタキ、しいたけのチーズ焼き、和牛ハラミ串も、二人の会話を中断させるレベルだったようです。料理ごとの感想は、味そのものよりも「会話が成立しないほどうまい」という形で表現されます。
ローストビーフ
塩だけで食べる前提の一皿。タレをつけない方がうまいと評価される
和牛のタタキ
甘めのタレと脂のバランスがよく、すぐに二皿目を検討するレベル
しいたけのチーズ焼き
肉以上の旨味を感じるほどジューシーな焼き野菜
和牛ハラミ串
塩・タレの食べ比べで「旨味が弾け飛ぶ」と表現される
ヒレ・カイノミ
どちらも塩で注文し、肉本来の味を楽しむ流れに
しいたけの旨さを語る流れで、明石さんからプリン体の話が出ます。イクラやウニ以上に、しいたけや納豆のプリン体が高いという指摘です。
しいたけと納豆のプリン体の量は、あのイクラとかウニとかの目じゃない。比じゃない。
明石さん自身、腸活で納豆を1日3パック食べていた時期に痛風の発作が出た経験があると話し、健康法と食べ過ぎの境目がリアルに語られます。
クロムハーツ神戸での「ない、もういい」
1本目の後半は、横山さんが食事前に立ち寄ったクロムハーツ神戸店の話に展開します。スレッズで軽めの炎上をしたことで知られる店舗で、横山さんはわざわざ事前にアポを取ってから訪問したそうです。
私、青山と原宿の方から紹介を受けまして、お邪魔もさせていただきます。一応ね、神戸に行くよとは一応した。
青山店の担当者から「神戸店の例の女性スタッフが羨ましいと話していた」というニュアンスも伝えられた上での訪問でした。それでも実際に行ってみると、思ったほど商品は出してもらえなかったといいます。
満を持して準備しておいてください的な雰囲気で。そしたら何時にお越しになりますか?と言われたんですよ。「19時過ぎです」「では、スタッフ一同お待ちしております」と。なのにいざ行ったら、ない、もういい。
横山さんはガクトさんから譲り受けたエタンティやバインドバンドリング、フローラルクロス入りのピンキーリング、ダブルドッグ、SBTなど、考え得る限りクロムハーツファンの装備でフル武装して訪問していました。
それでもディスプレイの服を片っ端から出してもらい、最近出たオイルドコットンのGジャンタイプ、IDブレスの太いものと細い「ベビーID」を見せてもらったといいます。ベビーIDは粒は細かいものの、シルバーの使用量が通常版とほぼ変わらないため、価格差が小さいのが特徴だそうです。
粒は細かいが、シルバーの使用量はほぼ変わらず、価格は約50万円台
粒が大きい定番タイプで、価格は約60万円台
俺最近IDブレス割安なんじゃないかって説が私の中であって。チェーンが普通にまだ100以下で買える時にIDってすでに30万以上してたから、まだ逆にその値段なんだ、と思って。
チェーン類の相場が大きく上がっている中で、IDブレスは元から高めの価格設定だったぶん、上昇幅が小さく相対的に割安に感じられる、という見立てです。
クロムハーツのファンシーとリンチのチェーン論
話題はチェーンそのものへ移り、クロムハーツの「ファンシー」とリンチシルバースミスのチェーンが対比されます。明石さんはかつて、青山店のスタッフから「ファンシー」の魅力を説かれてウォレットチェーンを購入したと振り返ります。
クラシックは、もちろんクラシックの良さあると思うんですよ。やっぱ既成のチェーン。なんだけど他でもあると。ああいう系のチェーンはこれクロムハーツだけです。だからファンシーがいい。
クロムハーツの「ファンシー」は、コマ自体にクロスが貼り付けられたシグニチャー的なチェーンです。一方で「クラシック」はベースが既製のチェーンに近く、他ブランドでも似たものがあると指摘されます。
南京錠的な綺麗さがあり世間的に人気が高い一方、ベースは他ブランドでも見かける既製チェーン
コマ一つひとつにクロスを貼り付けた独自構造で、他ブランドにはない造形
そこからエルメスのシェーヌダンクルの話につながり、チェーンの構造的な手間と「割安さ」の話題になります。明石さんはシェーヌダンクルが通常のチェーンの倍の手間がかかると説明します。
普通のチェーンって要するに1個切れ目入ってるやつで2つ繋げられちゃう。シェーヌダンクルって構造上2つ切れ目入れないと2つ繋げられない。それを一切継ぎ目が見えないようにもう一回溶接してる。すごい手間じゃん。
そして話はリンチシルバースミスへ。明石さんは、リンチのチェーンは他では見たことのない独自の形をしている点に強く惹かれたと話します。
リンチのチェーンが全然他で見たことない形。それがね、俺はね、すごいなと。やっぱりそのブランドのアイデンティティがやっぱり否が応にも出るのがチェーン。
ワンメディアの若手が一足先にリンチへ
番組収録の少し前、ワンメディアの納会で、最後まで残っていた20代の新メンバーが「自分もリンチシルバースミスを買おうとしていた」と話してきた、というエピソードが紹介されます。
なんかGACKTさん、あの僕、リンチシルバースミスを買おうとしてた。しかもそれもリンチ入りじゃなくて、矢野さんのことを何かで知って、この人カッケーなって調べたら、シルバー職人であることは後から知って。
彼はリンチではなく、まず作り手である矢野氏の人物像に惹かれてから、その仕事がシルバースミスだと知ったといいます。番組としては、配信を聴いてくれている若手リスナーの存在もうれしいポイントとして語られます。
また、ある某雑誌の編集長からは「配信を聴いてリンチに行ってきました」というDMが届き、すでにブレスレットをオーダーしたとの報告があったそうです。
配信会聞きました。ネタにしてくれてありがとうございますみたいな。ところで、てんてんてん写真が送られてきて。倉庫にいる写真。海辺の。リンチ行ってるんですよ。
翌朝10時のアポイントメントに向け、二人の中で「リンチへの熱量が、クロムハーツへの熱量を上回りそう」というトーンが強まっていきます。
梅雨のレインジャケット、StussyとMountain Hardwearのコラボ
コメントテーマの話題に移り、ここから梅雨のレインジャケット論が始まります。きっかけは、明石さんが最近購入したStussyとMountain Hardwearの4回目のコラボジャケットです。
最近STUSSYとMountainHardwearのコラボのあのジャケット買ったんです。なんかあのネジみたいなロゴの。でも4回目だよ今回これ。毎年やってて。
今年のコラボは過去シリーズの中で一番人気がないと感じたそうで、発売日に渋谷店へ並んだところ、明石さんが整理券1番、後ろにはインバウンドの客が並ぶばかりで「マウンテンハードウェア目当ては自分だけ」だったといいます。
見た目は地味なナイロンジャケットですが、明石さんはむしろそこに価値を見出します。
肌離れの良い生地
パーテックス系ながらシャカつかず、しっとりとした風合いで肌離れが良い
アウトドア比率ではないシルエット
純正XLが身幅64.2cmなのに対し、コラボXLは身幅76.2cm・着丈短めのボックスシルエット
軽量・パッカブル
非常に小さく畳め、ジャケットを傘代わりに持ち歩く使い方に合う
細長くなる収納
インナーポケットにしまうと細長い形状になり、ゴローズの鹿ポーチにも収まる
ロゴの経年変化
プリントロゴが洗うほどに薄れ、いずれ「これ何のブランド?」と聞かれる味になる
明石さんは藤原ヒロシ氏の連載「リトル・ノレッジ」を引き合いに、傘を差さない派であることを語ります。そのため、軽くて畳めるレインウェアが自分のスタイルに合うのだと話します。
俺基本的に傘差さないから、藤原ヒロシ先生の昔メンズノンノのリトルノレッジで僕は傘差さない。
使い分けの目安として、雨量で着るものを変えているという話も出ます。
横山さんは、自分はアークテリクスのベータジャケット(サファイアブラック)か、ガクトさんから譲られたパタゴニアの2XLの黒フーディを愛用していると共有します。
過去にパッカブル機能を活かすつもりで畳んで収納したジャケットが、いざというときに見つからないという「あるある」も披露されます。
パッカブルでしまってるとマジで必要な時に。もうくしゅくしゅはもうしょうがない。見つけらんない。靴下の間から。だからみんなにパッカブルはパッカブルしたくなるけど、しまう時はハンガーに。
そして今回のコメントテーマとして、リスナーの「最強のレインウェア」を募集する流れに着地します。
梅雨のあなたの「最強のレインウェア」は何ですか?こだわっているポイントや、過去の失敗談も合わせて教えてください。
コメントは「fashionvictim.jp」へのDMで受付。次回のコメ編回で取り上げる予定です。ビズビム、プラダスポーツ、ラルフ、シエラデザインズ、ステューシー、ティラックなど、リスナーの選び方の幅広さも楽しみたいとのことです。
リンチ前夜の締めとプレゼント企画
1本目の締めとして、追加注文と翌日への期待が語られます。最後はコーンバター釜飯、ホルモンと迷った末のローストビーフのおかわり、そして森伊蔵の水割りで締めるという、まさに「神戸ビーフと魔王の味」を象徴する選択になります。
白州飲んでる平井大。
また、前回コメ編回で時間切れになっていたプレゼント企画は、今週が出張続きのため、2週間後にあらためて実施するとアナウンスされます。
翌日はリンチシルバースミスへ朝10時にアポイントメントが入っており、店内収録が可能かはネゴシエーション次第とのことです。盛り上がらなければ、神戸の港側の街並みからお届けする可能性も示されました。
リンチの店内で収録ができるかどうかは、ちょっと俺たちのネゴシエーションにかかってるから。でも可能性はちょっと低い。よっぽど盛り上がったらしてるけど。
まとめ
神戸三宮の肉割烹「こいし」を舞台に、神戸ビーフのうまさと焼酎「魔王」の存在感、そしてリンチシルバースミスへの期待が交錯した「前夜祭」のような1本でした。料理に何度も会話を奪われながらも、クロムハーツのファンシーやエルメスのシェーヌダンクル、リンチのチェーン、Stussy×Mountain Hardwearのレインジャケットまで、ファッション談義は途切れません。
- 「こいし」は、3M焼酎の魔王・森伊蔵が一杯九百円で楽しめる、神戸の隠れた肉割烹として登場
- クロムハーツ神戸店訪問では、フル武装で挑んだ横山さんも「ない、もういい」と肩透かしを食う展開に
- チェーン論として、クロムハーツの「ファンシー」、エルメスのシェーヌダンクル、リンチの独自構造が、ブランドのアイデンティティとして対比される
- 梅雨のレインウェアは、雨量に応じて軽量シェルとヘビーシェルを使い分けるのが明石さん流。Stussy×Mountain Hardwearの軽量・パッカブル・ボックスシルエットがハマっている
- 次回コメントテーマは「あなたの最強のレインウェア」。DMはfashionvictim.jpまで、プレゼント企画は2週間後に再開予定
