二日酔いのおしょうと、ゲスト初回のはじまり
番組は、おしょうと清水いずみさんのあいさつから始まります。ただし、この日のおしょうはコンディションが最悪でした。
僕はえぐいぐらい今二日酔いで、テンションがどう保てばいいのかわかんない。
前日、嫌なことがあり、飲みに出かけたものの、そのまま朝4時まで飲んでしまったそうです。悩みは既に解決していると話されています。
新宿曲がりの飲み屋に行って、その後ゴールデン街に行こうと思って。もう終電ないじゃんってなって、知り合いの店で4時まで飲んでた。
そんな不穏な空気の中、清水さんが3日ほどかけて準備したというゲスト回が始まります。
ゲスト・一條仁さんの紹介
この日のゲストは、ペイフォワードカフェ代表の一條仁さん、通称ジンくんです。ジントニックが好きなことが名前の由来として語られました。
清水さんによる紹介では、ジンくんは「思いやりを広げる人を増やす」を人生のミッションに掲げて活動する社会福祉士だと語られています。
大学での教育や障害者雇用のコンサルティング、企業や福祉事業所での研修や講師など、福祉、教育、企業を横断して活動されているそうです。杏林大学の非常勤講師も務めています。
肩書だけ並んでるけども、全然儲からないです。
活動の中心が、ペイフォワードカフェの発起人であることです。見知らぬ人から見知らぬ人へ、恩を送る文化を福島で約8年間続け、育ててきたと紹介されました。
今年9月には、その実践をもとにした書籍の出版も予定されているそうです。
ゴールデン街で学んだ「信頼関係」
話は、おしょうが前夜に行ったゴールデン街の話へ戻ります。福祉の仕事をするジンくんは、そこで信頼関係の構築について気づきを得たと切り出しました。
福祉の仕事って、一番信頼関係の構築が大事なんですよ。僕はゴールデン街で信頼関係の構築というものに対して、すごい気づきをいただきました。
一般的なモテのテクニックは、共感や傾聴だとジンくんは整理します。相手が「はい」と答えやすい話を振るような手法です。
ところが、ジンくんがゴールデン街で出会ったのは、正反対の対応でした。
一番、あんたの顔嫌い、ってめっちゃ言われて。一人称を僕で行ったら、ダサいからやめた方がいいよって。
容赦なく否定されるうちに、かえって心地よくなり、もっと話したくなってしまったといいます。
こんなにスカスカ言ってくれる人だから、もっと自分のダメなところを指摘してくれるんじゃないかと思って、相談しちゃって。これが信頼、みたいな。
これに対して清水さんは、それは信頼ではなく、すがりたい精神状態だったのではと指摘しました。
この人なら救ってくれるのでは、みたいな。すがりたいぐらいの精神状態だったんじゃなくて、仁くんが。
ジンくんの分析では、相手も自分のダメなところを強く自己開示していたそうです。だからこそ「そんなことで悩むな」という言葉に説得力があったのかもしれません。
新企画「捏造相談室」スタート
ここから、清水さんが用意した新企画が始まります。仮タイトルは「捏造相談室」です。
ゲストのこれまでの活動や発信をAIに全部読んでもらって、この人ならどんな悩みを抱えているだろうかっていうことを捏造させる、という企画です。
つまり、ゲスト本人の悩みではなく、AIが勝手に作り上げた架空の悩みを、パーソナリティが回答していく形式です。
ただし、その悩みを語る場面ではゲストがリアルな反応をしてよい、というルールも確認されました。
捏造された悩みと「見られ方」への意識
清水さんが読み上げた、ジンくんの捏造相談は次の内容でした。
最近、思いやりを広げる人として紹介されることが増えたんですが、本当は駐車場でカートを戻さない人を見ると、心の中では結構イライラしています。これってまだ修行が足りないのでしょうか。
おしょうはまず「よく寝た方がいい」と返し、ジンくんも冗談めかして「カルシウムが足りていない」と応じました。
一方でおしょうは、思いやりを広げることと、カートを戻さない人にイライラすることは、本来つながっていないのではと整理します。
結構これもマジで誤解されがちなんですけど、別に僕マザーテレサでもなんでもないんで、普通に暴言言っちゃうし、普通に粗品大好きだし。
話が進む中で、清水さんが相談の核心を言い当てます。ポイントは、周囲が持つイメージと、イライラする自分との乖離ではないか、というものでした。
枕詞のように「そう思われることが多いんですが」って言っちゃってるんですよね。悪いこと絶対できないです。
そこから、ジンくんが「見られ方」を強く意識している点が浮かび上がってきます。
思われるからやるの? それともやりたいから。
この問いに対して、ジンくんは無意識のうちに「どう思われるか」を気にしていたと気づきます。
今ナチュラルに出たかもね。見られてるのか、見られる方を気にしてるところあるかもしれませんね。
薄いベールと境界線
おしょうは、ジンくんの中に薄い膜のようなものがあるのではと問いかけます。すると、ジンくんは過去にも同じことを言われたと明かしました。
大学の時の指導教官に、そのジンくんの薄い綺麗なベールみたいなものを剥がせるといいねって言われたことがあって。
ジンくんは、妻の前ではそのベールを剥がせている気がすると話しました。いろんな人の前で出せれば、また人間味が出るのかもしれない、とも語られています。
一方でおしょうは、薄い膜があった方がいいという見方も示します。丸裸で攻撃されたら痛い、というのが理由です。
この点を、清水さんが「境界線」という言葉で整理しました。
ストライクゾーンが広いってさっき言ってましたけど、門は開いてるけど、奥のお部屋には簡単には入れない、ということがあるじゃない。ここに入れる人は本当の一部ですっていうのが、自分の境界線だったりする。
ジンくんは、人当たりの良さゆえに「ビジネス仲良しだよね」と言われた経験も打ち明けます。一定ラインを踏み込ませない感が出ているのかもしれない、と受け止めていました。
悩みの着地と、今後の告知
最後に、捏造相談の落としどころとして、おしょうは半ば冗談で「牛乳を飲むか、よく寝る」というアドバイスに着地させました。
そして、今後の活動が告知されます。8月23日には、墨田のシェアキッチン「オラネーボーロ」でペイフォワードカフェを開催するそうです。足立区で活動するワクイさんもサポートメンバーとして加わると語られました。
また、書籍出版のクラウドファンディングも9月6日まで実施中とのことです。
こういう価値観でいろいろやってる人間がいるんだっていうのを知ってもらえたらというのもありますし、福島のことももっと知ってほしい。
最新情報はペイフォワードカフェのインスタグラムで確認できると案内されました。
まとめ
新企画「捏造相談室」の初回は、AIが作った架空の悩みから、ジンくん自身の「見られ方」への意識や、薄いベールをめぐる本音へと自然に踏み込む回になりました。人当たりの良さの裏にある境界線について、笑いを交えながら考える対話でした。
- ゲストは、ペイフォワードカフェ代表で社会福祉士の一條仁さん。恩送りの文化を福島で約8年続けてきた
- 新企画は、AIがゲストの悩みを捏造し、パーソナリティが回答する形式
- 「思いやりを広げる人」というイメージと、イライラする自分との乖離が相談の核心として語られた
- ジンくんは、無意識に「どう思われるか」を気にしている自分に気づく
- 8月23日に墨田でペイフォワードカフェを開催予定、書籍出版のクラウドファンディングも9月6日まで実施中
