皿を洗わない夫は、どうすれば変わる?
『ここだけの話』の8回目で、カッピーさんと深見えりこさんは初めてリスナーから質問を募集しました。カッピーさんのもとに届くのは漫画の熱い感想がほとんどで、悩み相談は深見さんのストーリーに多く寄せられるといいます。
カッピーさんによると、この番組のリスナーは漫画の読者層より少し若く、女性が多めです。そのため深見さん経由で聴いている人が多いと考え、深見さんに届いた質問を優先して答えることにしました。
どうしたら旦那が自分で食べたお皿をちゃんと洗ってくれるようになりますか?七不思議の一つです。
最初の相談に対して、カッピーさんはまず「僕は自分で全部やるんで」と言いかけます。しかし深見さんにすぐ突っ込まれ、実際には流しに持っていくようになっただけだと認めました。
(洗い物は)たまに洗うっていうのは、ほぼ洗わないってことです。基本洗わないです。
ねえ、なんでそんなかっこつけるの?だってやってないじゃん。
カッピーさんは「洗ってあげるからいけないんじゃない?」とも言います。これに深見さんは、洗わなければ皿が積み上がり、子どもに次のご飯を出せなくなると返しました。
カッピーさんの仮説は、男性の多くは一人暮らしの経験があるので、皿洗いをまとめてやろうとしているのではないか、というものです。ただ深見さんは、溜まってからでもやってくれるならまだいいと言い、その仮説をあっさり退けます。
深見さんにとって大事なのは、洗ったあとにしまうところまでが皿洗いだという点です。これを受けてカッピーさんは、夫が皿洗いを身につけるまでの段階を挙げました。
道のり長いなぁ。
「ちりつも」こそ一発ブチギレてみる
妻がやらなければ結局誰もやらない、という状況について、深見さんは「一旦ゴミ屋敷にする?」「一旦家出してみる」と冗談めかして言います。そこまでしないとやらないのかという苛立ちと、母親がだんだん家政婦になっていく感覚も口にしました。
カッピーさんは、皿洗いのような些細なことほど直すのが難しいと話します。一発で激怒されることがないからこそ、夫は甘えてしまうという見方です。
だからこそ甘えちゃうんだよね。もう一発、一発アウトのことだったら、向こうも真剣に考えると思うんだよ。
深見さんは、休日に早く起きて子どもと遊ばない、洗濯や掃除をしない、といった小さな不満の「ちりつも」がたくさんあると返します。夫が料理をしたならまだしも、作るのも洗うのも妻なのに「なんでそんなあぐらかけれるの?」と言いました。
最終的にカッピーさんが出したアドバイスは、一度ブチギレてみることです。夫は細かいことだと思っているから気づけない、というのがその理由でした。
細かいことだと思ってるから、わかんないんだと思うんだよね。だからブチギレればいいと思う。
深見さんは、世の女性が実際にこう思っているとわかったでしょ、とカッピーさんに念を押します。そのうえで、ちっちゃいことをどれだけ丁寧にやれるかが夫婦円満の鍵だと締めくくりました。
高収入の大企業に内定した彼女へのプレッシャー
大学院生です。1年早く就職する彼女が高収入大企業に内定しているのでプレッシャーを感じます。
2つ目の相談に、カッピーさんはまず「めっちゃわかる」と共感しました。深見さんは、自分が逆の立場なら素直に「おめでとう」となるのに、男性はプレッシャーに感じるという男女の違いに注目します。
カッピーさんは、いい会社にはイケてる男性もいるという心配もあるはずだと付け加えます。信用すべきだと前置きしたうえで、それでも嫌な気持ちはわかると話しました。
カッピーさん自身も、美大受験に失敗して浪人した年に、現役で美大に合格した彼女からすぐ振られた経験があるといいます。原因はそれではないとしつつ、「なんてタイミングで振るの?」と言ったそうです。
しかもさ、大学も落ちて彼女にフラれるって結構メンタルやばいね。
カッピーさんは、受験や就活のような人生の過渡期には、友人関係も含めて「先に行かれた」と焦る気持ちが出やすいと寄り添います。そのうえで、それをバネに彼女より良い会社を目指すしかない、という点で2人の意見は一致しました。
深見さんは、大企業に受かった高収入の彼女と付き合えている自分はすごい、と考えることもできるのではと問いかけます。カッピーさんはそれも認めつつ、もっと冷静な話をします。
カッピーさんが冷静に指摘したのは、会社の良し悪しとは別に、社会人と学生とでは価値観の差が生まれ始めるということです。たとえば夜7時の約束に、彼女が仕事の都合で「8時になる」と連絡してくるような場面が増えていきます。
それで焦って、「俺より会社大事なの」とか、そうなりがちなんだよね、やっぱ。
そうなってくるともう自滅。向こうからすると、変わったのはその彼氏の方なのよ。
あえて距離を置く、という選択肢
大学院生の相談に対して、カッピーさんは、結婚まで考えているなら、むしろ一度距離を置いたほうがいい可能性すらあると踏み込みます。新卒の1年目は人生で最も波乱の時期で、彼女の側も大変だからです。
カッピーさんと深見さんは、新卒の彼女が仕事の悩みを就活中の彼氏に相談しにくくなる状況も想像します。嫌味ではなく「どうせ大学生だからわからないでしょ」となりやすく、会社の愚痴も就活中の相手には言いにくいという指摘です。
急な残業などで約束が変わり、仕事の悩みや会社の愚痴を彼氏に相談しにくくなる
自分の就活に追われ、彼女の変化に焦って「俺より会社大事なの」となりがち
深見さんが「このアドバイスで別れちゃったらどうすんの?」と心配すると、カッピーさんは謝りつつも考えを変えません。別れろとは一切言っておらず、関係のためにも一旦自分のことに集中したほうがいい、という意味だと説明しました。
(距離を置くなら)ちゃんと話してね。急に連絡が疎遠になったら、お互い不安だからさ。
カッピーさんは、『ONE PIECE』の「3年後にシャボンディ諸島で」になぞらえ、一度解散してまた会おうという形もありうると話します。本気で結婚したいなら籍を入れる選択もあると言いつつ、同棲は「今じゃないか」と引っ込めました。
それは俺が今40歳だから言えるのかもしれないね。当時だったら、「やだ!毎日会いたい!毎日電話したい!」。
カッピーさんは、そんなに達観できないと思うだろうが、それくらい変化の大きい1年だと語ります。最後は、自分のことも関係のほうも両方うまくいってほしいとエールを送りました。
人生最高のホテル1位は、ハワイのハレクラニ
相談コーナーのあと、カッピーさんは翌日から夫婦でハワイに行くと発表しました。2人とも仕事を頑張ったので、厄を落としに行くという旅です。ゴールデンウィークの話題として、これまで泊まったホテルのランキングを発表することになります。
カッピーさんはもともと海もバーベキューも大嫌いな「陰キャ大先生」だったといいます。深見さんと結婚してリゾートホテルにハマり、その最初の刷り込みになったのがハレクラニでした。
カッピーさんは、下位から発表するのは難しいとして1位から発表し、ホノルルのハレクラニ ── ハワイ・ワイキキにある老舗の高級ホテル。ダイヤモンドヘッドを望む海沿いの立地で知られますを選びました。初めて泊まったのは新婚旅行で、当時は1泊十数万円でも「ドヒャー」と驚いたそうです。
ハレクラニの宿泊料金は今では言いたくないほど高く、しかも今回はゴールデンウィークの料金だといいます。それでも、長女の空さんが小学生になり、カレンダー通りにしか旅行できなくなるので「たまにはハレクラニ」で行くことにしました。
まあいいかっつって。たまにね、こういうこともあるよっていう。タマハレ。たまにハレクラニ。
星のやはなぜ別格?ディズニーランドとの共通点
2位にカッピーさんが挙げたのは星のやで、富山と言いかけて深見さんに訂正され、静岡の星のや富士になりました。続く3位は星のや沖縄です。
カッピーさんは気に入ったホテルに何度でも泊まりたいタイプで、深見さんはいろいろ試したいタイプです。ふふ京都やフォーシーズンズのような流行りのホテルにも行きましたが、たまたまかもしれないとしつつ「合わなかった」と振り返ります。
深見さんは、接客、食事、雰囲気、家具や内装を合わせた総合点で、星のやは別格だと話します。カッピーさんはその体験を、ディズニーランドに近いと表現しました。
入った瞬間から、もう全部がもう星のやじゃん。だからそれがハマる人は最高だと思う。
星のやって空気壊さないよね。接客でも空気壊さないし。残念なホテルって冷めるんだよね、途中で。
深見さんは、人によって接客の質にばらつきがあったり、客の前でインカムに大声で話されたりすると冷めてしまうと共感します。世界観を壊さないことが、2人にとっての星のやの強さです。
一方でカッピーさんは、ハレクラニはそういうタイプではないと区別します。最高の立地に最高のホテルが建っているだけで勝ちという「パワー系」だという見立てです。
ディズニーランドのように世界観に浸れ、スタッフがその空気を壊さない
ホノルルの最高の立地におしゃれなホテルが建つ「パワー系」
今後行きたいのは星のや京都ですが、星のやで唯一、小学生以下は泊まれないといいます。次女の泉さんが生まれたため中学生になるまで12年ほどかかり、カッピーさんは「12年後53歳」と先の楽しみにしました。
えりこさんが忘れられないギリシャのホテル
深見さんのベスト3は、星のやとハレクラニばかりに偏ってしまいます。カッピーさんが外したくないので同じところに泊まりがちだという事情もあり、深見さんはこの2つを除いてランキングを出すことにしました。
カッピーさんが良かったと挙げた黒川温泉の宿も、深見さんに「界でしょ」と指摘され、結局星のや系列でした。カッピーさんはほかにアマン京都や草津の宿を挙げ、温泉とリゾートでカテゴリーが分かれると話します。
深見さんが選んだのは、ギリシャで泊まったザ・ワイルドホテルザ・ワイルドホテルです。カッピーさんが冷たいプールに入った思い出のある宿で、深見さんは映画の世界のようだったと振り返ります。
(ギリシャのホテルは)本当に映画の世界すぎて、天国じゃね?ってなった。
ただしカッピーさんは「飯ちょっとあれだった」と一点だけ付け加えます。日本人とギリシャの人では舌が違うだけで、レベルが低いという意味ではないと断ったうえで、それを上回るほどホテルは最高だったといいます。
深見さんがこれから行ってみたいのは、静岡・修善寺の旅館朝場です。友人のモデルが泊まって素敵だったそうで、カッピーさんは人里離れた立地に興味を示し、ふるさと納税で安くなるかも国内旅行では大事だと話しました。
誕生日の予約は、もう自分でしない宣言
カッピーさんは、自分は旅行の計画を立てられない人間で、ホテルや飲食店を探すセンスがないと話します。そのため、リクエストをもらえれば応えるという「システム」になっているそうです。
これを受けて深見さんは「ここだけの話」として、これまで自分の誕生日の予約を自分でしていたと打ち明けました。8年目にして情けなく悲しくなり、今年からは自分で予約しないと宣言したといいます。
カッピーさんは、ホテルは指名されたので大慌てで予約したと補足します。深見さんは、サプライズでも嬉しいし、人におすすめを聞いて探す時間もプレゼントだと話しました。
婚約指輪やプロポーズも、深見さんの指定通りでした。沖縄で大きな花束を持ってプロポーズしろとリクエストし、当日は全力でサプライズ顔をしたそうです。
プロポーズを沖縄でしろと。大きい花束を持ってこいと言いました。
(プロポーズは)キャーって(反応まで)全部リクエスト済みだった。
カッピーさんは、日付は忘れないが忙しいと今日が何日かわからなくなる、と正直に話します。深見さんは忘れられたら悲しいので、3か月前から「もうすぐ誕生日だー」と大きめの独り言でジャブを打つことにしました。
日常使いの店と、思い出に残るウルフギャング
最後の話題は食事です。カッピーさんは、日常使いの店と特別な日の店で軸が違うと前置きしました。
カッピーさんの日常使いの1軒目は焼肉の双子双子で、大阪系の安くて美味しいホルモンが有名な店です。カッピーさんは「金のトング持ち」だといいます。
寿司なら祐天寺のもん寿司もん寿司で、そこまで高くなく予約も取りやすいのが重宝する理由です。ランチなら代官山蔦屋のアイビープレイスや、その系列で表参道にあるタパスの店を挙げました。
カッピーさんがまた行きたいのは、鳥羽さんの店であるシオシオです。あまり高くないと思っていたものの、深見さんによると1人3万円ほどで、カッピーさんは表参道にある鳥羽さん系の手頃な店にも行きたいと話しました。
特別な体験として、カッピーさんはアメリカのウルフギャングを挙げます。日本の店とは少し違い、ハワイやニューヨークの店は体験も含めて思い出深いといいます。
カッピーさんと深見さんはハワイへの準備のためにここで収録を終え、話してほしいテーマや悩み相談をコメントで募りました。
まとめ
この回は、リスナー相談で夫婦や恋人の小さなすれ違いを語り、後半は星のやとハレクラニを軸に、2人が大切にするホテル体験を語る内容でした。
- 皿洗いのような「ちりつも」の不満こそ、一度はっきり怒らないと伝わらないという結論になりました
- 先に就職する彼女とは価値観の差が生まれやすく、話し合ったうえで自分のことに集中する選択肢も示されました
- カッピーさんの1位はハワイのハレクラニ、2位は星のや富士、3位は星のや沖縄でした
- 星のやの魅力は、ディズニーランドのように世界観を壊さない接客にあると語られました
- 深見さんは誕生日の予約を自分でするのをやめ、リクエスト制に切り替えると宣言しました




