ドイツとマレーシアをつなぐ番組が始まった
番組は、ドイツの教育心理学者みやちゃんと、マレーシアのライフコーチつんさんの二人でお届けします。
収録している瞬間、日本は夜、マレーシアは夜、ドイツはお昼という時差の中で話しています。
同じ瞬間に地球の同じ時間を過ごしているにも関わらず、昼間と夜という全く別の環境で過ごしているっていう。不思議なものですよね。
この番組は、つんさんがみやちゃんに声をかけて始まったものです。
なぜ「脳みそに栄養」なのか
つんさんが番組で伝えたかったのは、脳みそには栄養が必要だ、ということです。
今は動画やSNS、本などにインスタントな情報が多く、効率やコスパを気にしてたくさんインプットしようとしがちだと話します。
ウィダーインゼリーを飲みましょうみたいな。効率とか、たくさんインプットしたいみたいな感じで、消化不良を起こしちゃうことがありがちなんですよね。
字面を覚えても、いざ誰かに説明しようとすると言葉に詰まる。そんな消化不良の状態を例に挙げています。
対話だからこそ知識が定着する
つんさんは、一人語りやプレゼン動画を見るよりも、誰かと誰かの会話の中に一緒に入るように聞くほうが、脳の栄養になると考えています。
人と話をすると知識って定着しやすいと思うのね。誰かと誰かが話してるのを聞いたりとか、その会話の中に自分も一緒に入ってるような感じで聞くと、脳みその栄養になるのかなと。
そのうえで、なぜみやちゃんなのかも語られます。
研究者として大学で教えるみやちゃんと、生活に近い場所で伴走するライフコーチのつんさん。アカデミックと実践の両方をカバーできると考えています。
さらに、男性と女性、年齢も違う二人だからこそ、幅広い価値観を届けられるといいます。
ドイツの教育心理学者。大学で研究や講義を行うアカデミックな立場。
マレーシアのライフコーチ。人々の生活に近い場所で伴走する実践の立場。
学生から届きにくいフィードバック
つんさんは、みやちゃんが普段学生と接する中で、授業が役に立ったという声があるか尋ねます。
すると、意外とそうした反応は少ないという答えが返ってきました。
週一回九十分の授業を十五回、その枠の中では会話があっても、私生活で役立ったという声はなかなか届かないといいます。
こっちからアクティブに話しかけないと、学生さんからなかなか、先生っていう立場の人にはコミュニケーションがないんですよね。
一方でみやちゃん自身は、学生の頃に授業後、先生へ話しかけるのが楽しみだったと振り返ります。
つんさんは、そういう学生は少数派だったのではないかと返し、日本では先生に話しかけること自体に気が引ける空気があると話します。
結論を急がず一緒に考えるための番組
番組が想定しているのは、三十代から五十代、あるいはもう少し上の、忙しく働く大人です。
忙しさに追われてアウトプットばかりになり、空っぽになってはYouTubeなどで手っ取り早く補う。そんな状態を思い浮かべています。
結論を急がず、じっくり一緒に考えながら、すぐに役立つぞとかではなくて、自分に置き換えたら自分にとってどういう意味があるだろうみたいなことをぼんやり考えてもらえると、より生活に染み込んでいくのかなと思います。
つんさんは、日本で長く社会人をやっていると「ちゃんとすべき」という考えが身につき、それを若い世代にも当たり前に適用してしまうことがあると指摘します。
そこで世代間ギャップが生じ、これまでのやり方がうまく使えないと感じる場面が出てくるといいます。
だからこそ、知らないことを心をオープンにして受け入れる気持ちで聞いてほしいと呼びかけます。
人生を「研究者目線」で楽しむ
つんさんは、日々の取り組みを研究の実験のように受け止めることを提案します。
大きく変えるのではなく、少しずつ試して、何がどれくらい変化したかを見ていく姿勢です。
その研究結果というのは、うまくいった、いかないよりも、何がどれくらい変化したかな、何がどれくらい変化しなかったかなみたいなのを、研究者目線で見る。人生を研究者目線で楽しむと楽しいと思うのよ。
仕事では、数字や契約の成否のように、成功と失敗がはっきりしがちだといいます。
特に四十代五十代は責任のある仕事を任され、部下の責任まで背負いがちな世代だと二人は話します。
うまくいかなかった、かける五みたいな感じになってくるから、きついと思うのね。
そこで、失敗を「こういうデータが出たか」と受け止める視点を持ってほしいと語ります。
みやちゃんの研究者目線が、みんなのブレイクスルーに漢方薬みたいにじわじわ効いていって、少しずつ視界がクリアになってきたかなみたいな気持ちを味わってもらえる配信になればいいなと思っています。
番組のスタイルと次回予告
配信は、およそ三十分で一テーマ、前編十五分・後編十五分というスタイルで届けていく予定です。
配信ペースはやりながら調整していくといいます。
次回の後編にあたる第二回では、具体的にどんな話をしていくかの作戦会議が予定されています。
番組では概要欄のお便りフォームから、感想やリクエストを募集しています。
まとめ
第一回は、情報を「飲むだけ」になりがちな大人に向けて、対話と研究者目線で脳に栄養を届けたいという番組の狙いが語られました。効率よく詰め込むより、じっくり一緒に考える時間を大切にしたいという二人の姿勢が伝わる回です。
- 効率重視のインプットは消化不良を起こしやすく、対話の中で聞くほうが知識は定着しやすいと考えられています。
- 番組はアカデミックな研究者と実践のライフコーチ、世代も性別も異なる二人の掛け合いで進みます。
- 仕事の成否を「研究の実験結果」として受け止める研究者目線が、この番組の核となる視点です。
- 結論を急がず、自分に置き換えてぼんやり考える聞き方が勧められています。
- 配信は前後編各十五分のスタイルで、お便りフォームからの感想やリクエストを募集しています。
