インドア派ゲーマーが初めてフジロックへ行った理由
徳力さんは自身を「インドア派ゲーマー」と語ります。去年までは「フジロックに一生行かないと思います」と答えていたそうです。
そんな徳力さんがチケットを買ったのは、今年フジロックに藤井風さんとXGの出演が決まったからでした。
フジロックはね、ちょっとやっぱ僕にはハードル高えなと思ってたんですよね。ただ、今年藤井風さんとXGの出演が決まってしまったんで、この二つ同時に見れるのはアツいだろうと思ってチケット買っちゃったんですよね。
ただ、実際は2組を同時に見るのはかなり難しく、XG一本に絞ったといいます。藤井風さんは幸い近くで見られたそうです。
さらに当日の昼まで行くかどうか悩んでいたと明かします。土曜日の苗場は朝、土砂降りだったからです。
雨雲レーダーを2時間ほど見続けた末、午後は晴れるかもしれないと判断して出発。越後湯沢に着くと雨は止み、会場に着く頃には晴れたそうです。
この暑いかもしれない、雨も降るかもしれないって、なんか両方の対策グッズで荷物がめっちゃでかくなるっていう。でもね、ほんとすごいいい天気で、いやちょっとやっぱ俺晴れ男だなって改めて思ったんですけど。
撮影禁止ポリシーとプチ炎上
徳力さんが「敷居が高い」と感じた最大の要因が、フジロックの撮影禁止ポリシーです。
何度も行っている人から「みんな撮ってるから大丈夫じゃないか」と言われ、恐る恐る撮影に踏み切ったといいます。実際、周囲もみんな撮っていて、スタッフも特に管理していなかったそうです。
徳力さんはXGのパフォーマンスを全編撮影し、Xに投稿しました。ところがXGファンに拡散された結果、ルールを守ろうとする人たちにも届いてしまいます。
撮影禁止派の方々にも届いてしまって、まあたくさんね、ガイドラインをメンションでいただくっていう、「撮影禁止ですよ」って教えていただくっていう。すいません、一応知ってても確信犯でやってるんです、って話なんですけども。
徳力さん自身は「炎上とは呼びません」としつつ、外から見ればプチ炎上に見えるほどの批判コメントを受けたと語ります。
一方で徳力さんは、ルールを破って撮る人にイライラする気持ちもよくわかると話します。自身もライブで撮影する人がいるとイライラしてしまうタイプだからです。
僕自身ブロガーで、やっぱり行ったらこういうの全部記録したいタイプなんで、やっぱそれをね、ルールを破って撮ってる人がいたらイライラする気持ちはすごいわかりますし。
それでも撮影に踏み切ったのは、それだけ神席だったからです。「裾分けしないともったいない」「最悪訴訟されても仕方がない」とまで思ったといいます。
徳力さんは、撮影OKな場所を明確にしてくれると自分のような人間も行きやすいと話します。撮影禁止にするならアーカイブを見られるようにしてほしいとも要望します。
プライム(Amazon Prime Video)で見られると言われるものの、海外ファンは時差で見られないと指摘。Coachellaのように24時間見られる形を望んでいます。
神席で味わったXGとすさまじいモッシュ
徳力さんがフジロックを楽しめた最大の理由は、XGを神席で見られたことです。まずなぜその席を取れたのかを語ります。
インドア派ゆえに午前中の暑い時間は避け、藤井風解説のミッキーさんから「夕方に着けばいい」とアドバイスを受けたそうです。越後湯沢に着いたのは午後2時半頃でした。
会場は広く、ホワイトステージまで大股で歩いても40分ほどかかったといいます。ぼっち参戦でしたが、ALPHAZの親子が声をかけてくれて楽しく待てたそうです。
そしてXGの前に登場したヒップホップ系グループのステージで、すさまじいモッシュが発生します。徳力さんはCoachellaでも似た体験をしていましたが、今回はそれを超えていたと語ります。
今回のフジロックのモッシュがね、もうCoachellaを全然超えてました。Coachellaもあのトラヴィススコットの時とか、もうほんとスマホ落とすかっていうぐらい吹き飛ばされたんですけど、今回ね、すごかったんですよ。
7〜10列目あたりから場所取りしていた徳力さんの真後ろで、巨大なサークルモッシュが発生。押されて一気に数列前まで進んだといいます。
その後もウォール・オブ・デスのような煽りが続き、女性のALPHAZが吹き飛ばされていく状況に。徳力さんは体が大きいこともあり、最前列の小柄な女性を守ろうと必死に踏ん張ったと語ります。
さらに人が上を通っていくダイブも発生し、その映像に徳力さん自身が映り込んでいたそうです。翌日は両腕が筋肉痛だったといいます。
ちょっと死ぬんじゃないかっていう、まあ圧死ってこういう時に起きるのかなって。ほんとね、危なかったんで怖かったんですけど、フジロックはもう初期らしいんですけど、セキュリティの人たち全く止めるそぶりもなく。
それでも徳力さんは「楽しいんですよね」と振り返ります。「昭和の人間なんで押しくらまんじゅうだと思いました」と、この年でも楽しめたと笑います。
環境と音響の良さに感じた聖地としての魅力
XGを抜きにしても、フジロックは音楽フェスとして最高の環境だったと徳力さんは語ります。
関東の暑さに比べると涼しく、日陰は気持ちよく、小川で水遊びをする人もいたそうです。今回は体調の都合でグルメや他のブースには寄らず、ほぼメインステージだけを見たといいます。
特に評価しているのが音響です。比較対象はCoachellaになると前置きしつつ、メインのグリーンステージはCoachellaのメインステージ級に音が良かったと話します。
グリーンステージがメインステージなんですけど、コーチェラのメインステージばりに音響良かったです。だから遠くへ行っても全然楽しく聞こえるんですよね。
ホワイトステージのXGの音響も最高で、バンドセットも最強だったといいます。フジロッカーからも「この音響セットが一番いい」と言われたそうです。
ステージの規模についても、Coachellaのモハベやゴビ、サハラといったステージと比較しながら説明しています。
帰りは深夜1時の深夜バスを選びましたが、日付を過ぎてもレッドマーキーに人が集まってくる様子を見て、これはオール前提・宿泊前提のフェスだと実感したと語ります。
これはオールの人用のフェスなんだなっていうのはすごいわかりました。やっぱちゃんとね、テントで泊まる人用ですよね。やっぱ日帰りで行くもんじゃないですね、これはね。
それでも敷居が高いと感じた理由と次への思い
最高の環境だと理解したうえで、徳力さんはやはり自分には敷居が高いと感じたと率直に話します。
理由の一つは撮影禁止。もう一つは雨への不安です。カッパを持っていっても、ドロドロになってから帰りのバスに乗るのはメンタル的にきついといいます。
そしてぼっち参戦のつらさも挙げます。Coachellaでは日本人ツアーで人と話せたものの、今回は帰りに感想戦を誰ともできず寂しかったそうです。
特にあの帰り、ちょっと誰とも喋れなくて、感想戦が誰ともできないのがほんとつらかったんで。ちょっとやっぱね、感想戦できないまま、撮影禁止のネガティブコメントだけ食らうと、メンタルやられるなっていう。
待ち時間に声をかけてくれたALPHAZの親子への感謝も語り、あの出会いがなければ相当きつかったと振り返ります。
結論として徳力さんは、フジロックは友達と宿泊で参加する場所だと感じたといいます。
もしフジロック撮影OKになったら、なんとかALPHAZの方ともっと仲良くなった人ができたら、次にXGがフジロックやる時には泊まりで行きたいなとちょっと思ったりしました。
まとめ
人生初のフジロックは、XGを神席で見られた点で徳力さんにとって最高の体験でした。一方で、撮影禁止ポリシーによるプチ炎上、雨への不安、ぼっち参戦の寂しさなど、初参加ならではの敷居の高さも率直に語られています。
- 徳力さんは藤井風さんとXGの出演を機に、人生初のフジロックへ足を運んだ
- XG前のステージで発生したモッシュはCoachellaを超えるすさまじさだったと語る
- 全編撮影の投稿がXGファンに拡散し、ルールを守ろうとする人たちからの批判も受けた
- 音響や自然環境は最高で、宿泊・オール前提の「聖地」だと実感した
- 撮影禁止・雨・ぼっち参戦の3点が、徳力さんには敷居が高いと感じさせた
