📝 エピソード概要
ソーシャルベンチャーの旗手、ボーダレス・ジャパン代表の田口一成氏をゲストに迎え、独自の組織運営と「ポスト資本主義」的な思想に迫る中編です。利益を株主に分配せず次の社会起業家へ投資する循環システムや、効率追求からこぼれ落ちた社会課題をビジネスとして再定義する手法が語られます。失敗を許容し、個人の「夢」を超えた「志」でつながる新しい組織のあり方は、リスナーに現代のビジネスのあり方を問い直させます。
🎯 主要なトピック
- 既得権益を排除する利益配当ルール: ボーダレス・ジャパンでは、各社の社長が株を持たず、利益は共通のポケットに集めて次世代の起業家支援に充てる独自の循環モデルを構築しています。
- 非効率をビジネスでリデザインする: 従来の資本主義が効率化の過程で切り捨ててきた「耕作放棄地」や「障害者雇用」などの非効率な領域を、あえて前提としたビジネスモデルを構築しています。
- 失敗し続けられる環境の重要性: ビジネスは「やめなければ最後には成功する」という信念のもと、1500万円の資金で複数回のトライを許容するセーフティネットを提供しています。
- 「志」と「夢」の決定的な違い: 自分が第一の「夢」ではなく、社会の課題解決を第一義とする「志」を持つことが、多くの協力者を引き寄せ、困難を突破する力になると説いています。
💡 キーポイント
- 創業者の利益を制限(出資額以上の配当禁止)することで、組織を「誰かの私物」ではなく「社会の公器」として機能させている。
- 社会課題の解決を、政治や福祉だけに頼るのではなく、実効性のある「ビジネスマンの仕事」として定義し直している。
- どんな人でも「2トライ目」くらいで成功の筋が見えてくるため、能力以上に「失敗しても挑戦し続けられる仕組み」が成功の鍵となる。
- 高年収のキャリアを捨ててでも参画する人材が集まるのは、事業が「みんなの夢」になれるほどの高い志を掲げているからである。
