ようやく国会が正常化
冒頭では、長く空回しの状況が続いていた国会がようやく正常化したことが報告されます。
先週末ごろに国会が正常化し、皇室典範をはじめとして止まっていた案件が一斉に動き出したと話されています。
国対や議院運営委員会では「延長なしで最後まで乗り切ろう」という意気込みがあるといいます。ただ、本当に延長せずに行けるのか、不安も残ると語られています。
延長しなければ次の週から地元活動に専念できるため、なるべく延長はしてほしくないというのが本音のようです。とはいえ国会は「生き物」で、どうなるかはわからないと締めくくられます。
いま注目のスリープテックとは
話題は本題のスリープテックへ移ります。最近はCMなどで「爆睡」といった疲労回復アイテムを見かける機会も増えてきたといいます。
睡眠というテーマがいま大きく注目を集めており、同時に日本人の睡眠課題が浮き彫りになっていると指摘されます。
川崎さん自身も寝つきが悪く、睡眠が取れていない人間だと明かしたうえで、スリープテックという産業を紹介したいと語ります。
日本人の睡眠は世界最下位クラス
ここで、日本の睡眠に関するデータが提示されます。資料を探すのに手間取りながらも、収録を止めずに進める様子も語られています。
ResMedの世界睡眠調査によると、日本の睡眠時間は6時間23分で、調査対象13か国の中で4年連続最下位だといいます。
世界平均は7時間50分前後とされ、日本は圧倒的に睡眠時間が短いことがわかります。
睡眠の質でも課題は深刻です。日本では64%の人が睡眠の質に満足しておらず、「熟睡できていない」と答えた人は8.3%にのぼると紹介されます。世界平均の5.1%を上回る数字です。
原因としては長時間労働、通勤時間、夜型生活、スマートフォンの使用などが挙げられます。とりわけ日本では、睡眠時間を削ってでも働くという考え方が根強いと指摘されます。
日本はやっぱり、睡眠時間を削ってでもしっかり働くみたいな、自己犠牲型の働き方が昔からスタンダードなんですよね。
勉強でも同じ傾向があると語られます。受験の中で睡眠時間を削ることが「美」とされ、逆にしっかり寝ることが恐怖に変わる感覚も、大きな原因ではないかと話されています。
代表的なスリープテック製品
日本の睡眠課題を背景に、いまスリープテック産業が大きな注目を浴びていると語られます。自民党でも展示会が開かれたそうです。
代表的な製品として、テンシャルの「BAKUNE」というパジャマが紹介されます。素材に練り込まれた鉱石の磁力で、血液や筋肉の疲労回復を促し、普通の服で寝るよりも回復力が高まるといいます。
「無圧ベッド」も挙げられます。通常のベッドでは体重が一部に集中して圧迫されますが、無圧ベッドは尖った部分が細かく並び、その上で寝ることで圧力が分散される仕組みだと説明されます。
さらに、睡眠の質を可視化する指輪型デバイス「Soxai」も紹介されます。就寝時刻や睡眠時間、心拍数などを見える化できるといいます。
これらの産業はまだブルーオーシャンであり、日本がしっかり高めていけば産業としての勝ち筋を取れるのではないかと語られます。
睡眠データが医療や介護につながる理由
党内では牧島かれんさんを中心に「スリープテック勉強会」が作られていると紹介されます。ではなぜ政治的に取り組むのでしょうか。
一つは、パフォーマンスを上げるために睡眠が欠かせないという課題そのものです。加えて、睡眠データが活用できれば、AIの学習を通じて医療や介護に結びつく可能性があると語られます。
政府の成長戦略には「バーティカルAI」を伸ばす考えがあるといいます。医療、建設、農業など、専門分野に特化したAIを増やしていく方針です。
専門的なAIを育てるにはデータの流通が欠かせません。だからこそ睡眠データも、日本の医療界を助ける重要なデータになり得ると位置づけられています。
課題は「価格」──睡眠への投資は進むか
最後に、スリープテック製品の欠点として価格の高さが挙げられます。どれも高価で、手を出しづらいのが実情だといいます。
BAKUNEのパジャマは上下で4万円ほど、睡眠リングは3万9600円、無圧ベッドは20万円ほどだと紹介されます。
さらに、風ではなく赤外線の効果で体を冷やす睡眠専用エアコンもあり、こちらは30万円ほどするといいます。8畳向けの普通のエアコンが10万円未満で買えることと比べると、睡眠への投資はなかなか重い腰が上がらないのではないかと語られます。
試してみたくても高くて躊躇するという声もよく聞くといいます。誕生日プレゼントで誰かがくれたら、という冗談も交えつつ、スリープテックという産業がこれから伸びていくと締めくくられました。
まとめ
日本の睡眠時間は世界最下位クラスで、質にも課題があります。その背景には自己犠牲型の働き方があり、いま注目のスリープテックは、睡眠データの活用を通じてAIや医療・介護へとつながる日本の勝ち筋になり得ると語られた回でした。
- 日本の睡眠時間は6時間23分で、4年連続OECD最下位クラスとされる
- 睡眠時間を削って働く・学ぶ自己犠牲型の姿勢が課題の背景にある
- BAKUNE、無圧ベッド、Soxaiなどスリープテック製品が注目を集めている
- 睡眠データはバーティカルAIを通じて医療や介護に活用できる可能性がある
- 製品価格の高さが普及のネックとなっている
