📝 エピソード概要
本エピソードでは、株式会社MIMIGURIの小田裕和さんを迎え、創造性を引き出す「場のデザイン」について具体的に深掘りします。特に、言語化できない感情や違和感を「もやもや」というキーワードで共有することの重要性や、人間を効率的な「機械」ではなく不条理な「生き物」として捉える姿勢について議論が交わされました。創造的な対話を生むための「柔軟性」と、それを養うための問いの立て方に焦点を当てた内容です。
🎯 主要なトピック
- 「もやもや」を分かち合う文化: 言語化しきれない微細な違和感や感情を日常的に共有し、大きな問題になる前に解消する重要性を提示。
- KPTから「Keep, もやもや, Try」へ: 既存の振り返りフレームワークを柔軟に変更し、感情の発露を促す具体的な手法を紹介。
- 関係性を解きほぐすチェックイン: 「自分をパンに例えると?」といった非合理な問いが、参加者の心理的な壁を取り払い、対話を活性化させる。
- 人間を「生き物」として見立てる: 目的合理性を追求するプロフェッショナリズム(機械的側面)と、感情や体調に左右される「生き物」としての側面の両立を議論。
- 「Why」ではなく「Where」で問う: 原因を論理的に突き詰めるのではなく、感覚がどこから来たのかをたどる問いが、思考の柔軟性を高める。
💡 キーポイント
- 小さなもやもやのナレッジマネジメント: プロジェクトが停滞する原因の多くは、共有されなかった小さな違和感の蓄積にある。これらを日常のルーティンで吐き出せる場が創造性を支える。
- 思考の「可動域」と柔軟性: 大谷翔平選手の肩の柔軟性を例に、思考においてもマッチョに鍛えるだけでなく、しなやかさ(レジリエンス)を保つことが高いパフォーマンスにつながる。
- 身体感覚へのアプローチ: 理由を求める「Why」の問いは人を詰まらせることがあるが、源泉をたどる「Where」の問いは、自分の内側にある感覚を素直に引き出す効果がある。
- 非合理な遊びの受容: 1時間の会議のうち30分をチェックインに使うような「効率の悪さ」が、結果としてチームのコンテクストを補強し、創造的なアウトプットを加速させる。
