📝 エピソード概要
本エピソードは、クルミドコーヒーの影山知明氏をゲストに迎えた最終回として、「一人ひとりが大切にされる社会」を実現するための影山氏の思想と実践が深掘りされます。人間の潜在能力を高く信頼し、「結果を手放す」ことで自由さと多様性を担保する、影山氏独自のパラダイムを詳細に議論。ローカルに根ざした活動が17年かけて土壌となり、社会を変革する具体的な事例となる過程について、ゲストとホストが熱く語り合います。
🎯 主要なトピック
- 人間の高いポテンシャルを信じる: 影山氏は、人間が持つ潜在能力を高く評価し、その能力を信じるからこそ、問題が発生してもすぐに対策のルールを作らずに静観できる姿勢について議論されました。
- 学びと自己の揺るがし: 「学ぶとは別人になることである」という影山氏の視点を紹介。日々の暮らしや「ぶんじ寮」での偶発的な出来事を通じて、自分の視点や立ち位置を突きつけられ、潜在能力を顕在化していく過程が語られました。
- リザルトパラダイムからの脱却(結果を手放す): 結果(組織が求める成長)を重視するパラダイムに対し、影山氏は「一人ひとりの命の最大化」を志向し、結果を手放すことで、組織やコミュニティが枠にはめることを強制しない自由を確保していると説明しました。
- 逆三角形のメタファー: 影山氏の著書の逆三角形が「木」の形に見えるという解説を通じて、お店や街づくりも、最初から樹形(結果)を決めずに、偶発性や縁の中から自然に伸びていくべき枝が伸びる営みとして捉える思想が紹介されました。
- ローカルな活動の継続: 国分寺で17年間活動を続けてきた影山氏は、報われない時期を経てようやく土壌が育ち形になってきたと述べ、今後は経済活動だけでなく、国分寺の政治や教育の領域にも関心を広げていく意向を示しました。
💡 キーポイント
- 影山氏がマッキンゼー時代に得た視座と、ローカル活動で得た視座の獲得は、潜在能力が「10から20になっている」ような「学び」の具体例である。
- デザイン組織Takramの「Fewer Rules(より少ないルール)」の思想は、ルールに頼らず、一人ひとりが自ら思考することを信じるという点で影山氏の思想と響き合う。
- 「大きなシステムと小さなファンタジー」の表紙の仕掛けは、天地を逆転させると木の形になり、システム(ビル)と生命(木)の対比を表している。
- 影山氏は「国分寺の土になる」ことを標語とし、自身のビジネスの枠を超えて、ローカルな場所で長期的に根を張り続ける信念が、社会変革の土台となる。
- 活動を続けることで、当初意図していなかった「クルミドコーヒー」というネーミングが、結果的に植物が育つメタファーに最もふさわしいものとなったのは、流れに押されている感覚や偶然の巡り合わせの重要性を示唆する。
