📝 エピソード概要
4週にわたる「馬から見た現代人—私たちは自由か、家畜か」の議論を締めくくる最終回。これまでの「アウトソーシング」や「事実と解釈」の考察を踏まえ、「家畜化(Domestication)」の概念を地球規模の「ハウスシェア」として再定義しました。人間が相互依存の関係にあることを自覚すれば、諍いが減り世界平和につながるという着地点を見出します。また、馬との交流や海外旅行といった「視点の転換」が、自己と社会をメタ認知し、自己の輪郭を濃くする機会であることが確認されました。
🎯 主要なトピック
- 3週間の議論の振り返り: ビタミンCによる家畜化、社会への不満は自らの家畜化への不満である可能性、そして事実(エビデンス)と解釈(心地よさ)の混在が議論を激化させる構造を再確認しました。
- 「家畜化」認識の転換: 人間が家畜であるという認識に立つと平和になるのではないかという提言に基づき、「家畜化(Domestication)」をラテン語の「家(Domus)」に由来する「家化」と捉え直し、相互依存関係にある「地球のハウスシェア」として解釈しました。
- 視点の転換と自己の発見: ホースログ(馬との交流)や海外旅行のように、慣れた社会から離れ、異なる文化や自然との中間地帯に触れることが、無駄なものを削ぎ落とし、本来の自分らしさ(芯)を浮き彫りにする機会であると考察しました。
- 脱領土化と成長の可能性: ドゥルーズの脱領土化の概念を引き合いに出し、自分のいる「領土」から離れることでメタ認知が起こること、そして家畜化の事実を知ることが成長への重要な過程となると結論づけました。
💡 キーポイント
- 相互依存(アウトソース)しているという認識が欠けていることが、人間社会の諍いや全能感の原因となっている可能性があります。
- 地球上のすべての種がハウスシェアしている仲間であるという自覚を持つことが、異なる「心地よさ」の衝突を乗り越える鍵となります。
- 人間が偉いと思っていることが実は逆転している(例:トウモロコシに栽培されている)という事実に気づくことは、知的な楽しさをもたらします。
- 陰謀論が難しくなるのは、一部の事実に解釈が混じってくるためであり、事実と解釈を明確に切り分けることが重要です。
- 馬との接点を持つことは、医療者(ゲスト)の視点を通じて、社会の中での「家畜」としての自分の存在を濃くアウトライン化する効果がありました。
