社労士・吉田優一という人物と経歴
番組の第1回では、まずメインパーソナリティである吉田優一さんの経歴が紹介されました。
吉田さんは2021年に社会保険労務士法人ONE HEARTを設立し、独立開業しています。それ以前は社労士事務所に約8年間勤務していたそうです。
その8年間では、中小企業の労務管理を幅広く手がけてきたと話されています。
中小企業の働き方や給与の設計、労務管理に関する相談などのアドバイス業務から、社会保険手続き、給与計算というオペレーション業務まで幅広く取り扱ってきました。
安田さんは、社労士という仕事の内容をこの番組で知れるのを楽しみにしていると話しました。
番組を始めたきっかけは「人の問題」
続いて、吉田さんがこのラジオを始めようと思ったきっかけが語られました。
これまで多くの中小企業の社長を手伝う中で、労務管理の知識やノウハウがないために苦労している社長にたくさん出会ってきたといいます。
少しの知識があれば苦労せずに済んだケースが数多くあり、歯がゆい思いをしてきたそうです。
すごいいいビジネスモデルを持ってるにも関わらず、スタッフさんがすぐ辞めちゃうとか、そういった人の問題で伸び悩む会社もありました。
そこで吉田さんは、ラジオで労務管理のノウハウを発信すれば、社長だけでなくそこで働くスタッフにもよい影響を与えられると考えたと話しています。
安田さんも、会社員時代を振り返り、トラブルの多くが人の問題であることが多いと共感を示しました。
なぜ「給与」にフォーカスするのか
番組タイトルにある「給与設計相談室」について、なぜ給与に焦点を当てたのかが語られました。
吉田さんは、給与という数値には会社の本音が表れると考えています。
立派な経営理念を掲げていても、賃金台帳を見ると従業員の待遇が異常に低い会社もあると指摘します。給与には、人を大切にしているのか、会社を本気で発展させたいのかという本音が出るというのです。
一方で、スタッフを大切にしているまっとうな会社の経営者でも、給与のことで深く悩んでいると話されています。
どれくらいの給与がいいのか。安い給料でいいのかとか、高い給料がいいのかとか、すごく悩みが深いんです。
しかも、そうした給与の相談ができる相手がいない、情報が少ないという現実があるといいます。だからこそ、悩む社長に情報を届けることでいい会社づくりの手伝いをしたいと、給与にフォーカスした理由を語りました。
お金の話がタブーになりがちな理由
安田さんは、給与は誰もが一番気になるはずなのに、普段の会話ではタブーのようになっていると話します。
軽々しく安田さんいくら給料もらってるんですか?って言いづらいですよね。
安田さんは、実際に聞かれたらすごく距離を取ると思うと応じ、お金の話のしづらさが会話の中でも表れました。
さらに安田さんは、給与という数値に会社の本音が出るという吉田さんの言葉に触れ、自分にいくら払ってくれるかで「その価値だと思われている」と感じてしまうと語りました。
一方で経営者の側からすると、その仕事にいくら払うのが妥当なのかを判断するのは難しいと吉田さんは説明します。
今払ってる給料が高いのか低いのかすら、正直他の会社見せてくれませんから、わかんないんですよね。
比較する材料がないため悩みが深く、そこに刺さる情報を届けたいと吉田さんは話しました。
今後の番組で扱うテーマ
番組の後半では、今後どんな話をしていくのかが具体的に紹介されました。
まずは給与に関する基礎知識から入るといいます。法律で定められた最低限の金額や計算のルールなど、基本的なところを押さえてから話を進める方針です。
その上で、社長が給与の悩みから解放される話や、知らないと危ない「給与の落とし穴」といった、経営に役立つ情報を発信していくと語られました。
また、理論だけでは面白くないため、実例も取り上げる予定だといいます。中には自社の給与テーブルを公開している会社もあるそうです。
えー、そんな会社あるんですか?
吉田さんによると珍しいケースですが、給与テーブルを公開することで、応募する人が安心して応募できるという利点があるといいます。
そうした給与テーブルをもとに、なぜその会社がその設計にしたのか、理由づけまで含めて実例として解説するテーマも考えていると話されました。
さらに、リスナーから質問を募集し、困っている人を解決へ導くような番組にもしていきたいと、二人は今後への期待を語りました。
まとめ
新番組の初回は、社労士の吉田優一さんが番組を始めた思いと、「給与」にこだわる理由が語られる回となりました。給与という数値に会社の本音が表れるという視点から、経営者にもそこで働く人にも役立つ情報を届けていくことがコンセプトです。
- 吉田さんは2021年に社会保険労務士法人ONE HEARTを設立、それ以前は社労士事務所で約8年勤務した
- 番組を始めたきっかけは、労務管理や「人の問題」で苦労する中小企業の社長を数多く見てきたこと
- 給与という数値には、人を大切にしているかという会社の本音が出るため、そこに焦点を当てている
- 経営者は給与額の妥当性を判断する材料がなく、相談相手も情報も少ないという現実がある
- 今後は給与の基礎知識、法律上の落とし穴、給与テーブルの実例解説、リスナーの質問への回答を扱っていく
