公務員になった意外なきっかけ
MCのPUNCHしょーへーさんが切り出したのは、Daikichiさんが元々公務員だったという事実です。SNSで表に出る今の姿とは、いわば真逆の経歴でした。
Daikichiさんは高校からダンスを始め、いつかはダンスで食べていきたいと思っていたと話します。ただ、それを両親に伝えると、とても心配されたそうです。
大学卒業のタイミングで就活を何もしていなかったDaikichiさんを見かねて、母親が一枚の書類を持ってきました。それが公務員の採用情報でした。
新卒のタイミングでしか絶対経験できないこともあると。まあ確かにそれはそうやなって思って。
受けたのはその1社だけ。他の就活はしていませんでした。落ちたらダンスを頑張ろう、くらいの気持ちだったといいます。
落ちたらまあもう普通にダンス頑張ろうみたいな。思ってたら通って。あれ?って。
筆記も面接も、Daikichiさんは苦手ではなかったため、しっかり受け答えができてしまいました。そして採用が決まってしまいます。
受かると思ってなかったんで、最終の面接とかの後、もう次の日に金髪にしましたし。
4年間の公務員生活で見えたこと
Daikichiさんが公務員を続けたのは4年間。番組収録時点で、辞めてから2年ほどが経っています。
仕事はきちんと頑張り、ダンスは空いた時間にレッスンへ通う形で続けていました。それでも心のどこかに引っかかりがあったと振り返ります。
俺このまま人生終わるんかなみたいな。デスクワークしてる時に、俺が思い描いてた未来じゃないなって。
就職して働いてみたからこそ、自分の望む未来との違いにはっきり気づけた、とDaikichiさんは話します。
高校のダンス部で「深める」楽しさに出会う
Daikichiさんがダンスを始めたのは、高校入学時にダンス部へ入ったことがきっかけでした。小学生から始める人が多い中では、遅めのスタートです。
それまでは小学校で野球、中学でテニス、習い事で空手と、運動系をいろいろ経験してきました。ただ、のめり込んで追求するまでには至らなかったといいます。
ダンスの練習って、物事を深めることだらけじゃないですか。自分の体の動かし方、見え方みたいな。それが楽しくて仕方なくて。
所属していたのは全国を狙うような強豪校で、外部コーチとしてプロが教えに来ていました。恵まれた環境の中で、Daikichiさんはダンスにのめり込んでいきます。
ダンスへ踏み切らせた背中押し
モヤモヤを抱え、動画も投稿していたDaikichiさん。退職を決めた最後の一押しは何だったのか、しょーへーさんが尋ねます。
当初は退職に迷いがあったといいます。安定した職を手放すことへの一般的なためらいです。
いわゆる安定の職じゃないですか。手放すなんてみたいな。やっぱ声が一般的やと思うんですよ。
踏み切れた理由としてDaikichiさんが挙げたのは、SNSが調子良く、認知され始めたことからの自信でした。別の環境で安心材料を得られたことが決断につながったといいます。
別に保証とかないんですよ。それでお金を稼ぐみたいなビジョンは正直全然なかったんですけど、それがあったから辞めれた。
両親は、最初は心配しつつも「絶対辞めろ」とは言わなかったそうです。むしろ素直に応援してくれました。
辞める時になんかあったら親頼れよみたいな、めっちゃかっこいいこと言ってくれて。
「何者かになりたい」から始まった発信
SNSでの発信について、Daikichiさんは正直な動機を明かします。明確な目標像があったわけではありませんでした。
多分僕何者かになりたかったんですよね。何者かになれば今の現状が変わるだろうぐらいの浅はかな気持ちで。
エンタメ系の発信を始めたきっかけは、同期のロックダンサーの女性、通称「さっちゃん」の存在でした。彼女は先にTikTokの投稿でバズっていたといいます。
自宅に遊びに来たさっちゃんに発信への興味を相談したところ、親身に応えてもらい、Daikichiさんは自信を得ました。
絶対やった方がいいよ、Daikichiやったらいけるよって言ってくれたのがきっかけで、実際動画を作り始めた。
この「何者かになりたい」という感覚に、しょーへーさんも共感を示します。自身も銀行員として8年働きながらJAPAN DANCE DELIGHT日本を代表するストリートダンスのコンテスト。実力派チームが集うことで知られる大会です。に出ていた頃、同じ不安を抱えていたと語りました。
ダンサーとしても一応やってはいるし、銀行員なんで安定はしてるけど、このままでいいのかな。それこそ何者かに、僕もなりたいっていうのがあって。
その悩みの末にしょーへーさんが行き着いたのが、ダンサーが集まるビルを持ちたいという夢でした。今の事業にもつながっています。
ダンサーの活動領域とプリキュア舞台
現在の生活について、Daikichiさんは「めちゃくちゃ楽しい」と即答します。社会人特有のストレスから解放され、周囲の人にも恵まれていると話しました。
今後の告知として挙がったのが、8月に東京で開催される2.5次元舞台への出演です。2.5次元舞台漫画・アニメ・ゲームなどの作品を原作とした舞台演劇の総称。原作の世界観を実写で再現する点が特徴です。で、Daikichiさんはダンサーとして参加します。
作品名は『ダンシングスタープリキュア THE PARTY』。舞台オリジナルの、いわば男子版プリキュアが登場します。
昔からヒーローものめっちゃ好きで、初代プリキュアも見てきたので、まさか舞台という場所でもヒーローものに携われるっていう。
この舞台では、プリキュアの名前がダンスのジャンルになっているのが特徴です。「キュアロック」「キュアブレイク」といったキャラクターがいるといいます。
キュアロックの必殺技も、キュアロックスクーバーストリームっていう。スクーバーっていうロックダンスの名前が入ってる。
ダンスの技名が必殺技に組み込まれていると聞き、しょーへーさんも興味を示しました。Daikichiさんは、ダンサーの需要はいろんな世界にあると実感していると語ります。
しょーへーさんは、多様な選択肢を持つDaikichiさんの存在が、ダンサーを目指す下の世代の後押しになるのではと期待を寄せました。舞台は8月21日から23日の3日間、昼夜公演で開催されます。
まとめ
高校でダンスに出会い、母の勧めで公務員になったDaikichiさん。4年間の勤務で「思い描いた未来じゃない」と気づき、SNSでの手応えと家族や仲間の後押しを得て、ダンサーへと舵を切った歩みが語られました。
- 高校のダンス部で「物事を深める」楽しさに出会い、のめり込んでいった
- 公務員として4年働いたからこそ、望む未来との違いにはっきり気づけた
- 退職を後押ししたのは、SNSでの認知という別の環境での自信と、両親の応援だった
- 発信の原動力は「何者かになりたい」という思いと、同期からの相談への後押し
- 8月に東京で舞台『ダンシングスタープリキュア THE PARTY』にダンサーとして出演する
