📝 エピソード概要
本エピソードでは、コインチェックが新たに開始した、他社が手軽に暗号資産サービスを導入できる仕組み「Crypto as a Service (CaaS)」について、メルカリなどの実例を交えて解説します。後半では、Binance(バイナンス)の創業者CZの創業秘話や、ソニーのテープレコーダー開発の逸話を紹介。新規事業を成功に導くためには、予測にとらわれず、常にチャンスを掴める「Ready(準備ができている)な状態」を保ち、泥臭く動き続けることが重要であるという起業の本質を語ります。
🎯 主要なトピック
- CaaS(Crypto as a Service)の仕組みと事例: 自社で暗号資産のウォレットやシステムを構築することなく、API連携等でサービスを導入できるCaaSの仕組みを、メルカリやau PAYでの実例をもとに解説します。
- Binance創業者CZの意外な起業ストーリー: 当初はシステムの受託開発を行っていたCZが、中国の規制による事業停止やVCからの拒絶を乗り越え、偶然のチャンスと「Readyな状態」のチームが重なって世界最大級の取引所を創設するに至った背景を明かします。
- ソニーのテープレコーダー開発に見る顧客開拓: 初めは重くて高価で売れなかった製品を、熱量を持って様々な業界へ売り歩く中で、裁判所や音楽大学でのニーズを発見し、のちの社長となる大賀典雄氏との出会いを引き寄せた歴史を紹介します。
- 無駄な行動とポジティブさが運を呼ぶ: 頭で結果を予測して行動を制限せず、一見無駄に思えることでも泥臭く動き、発信し続けることが、予期せぬチャンスやビジネスの掛け合わせを生み出す源泉であると指摘します。
💡 キーポイント
- 専門領域の「抽象化」と「再利用」がCaaSの価値: 銀行の機能を切り出した「BaaS」と同様に、高度なセキュリティや規制対応が必要な暗号資産インフラをCaaSとして切り出すことで、導入企業・ユーザー・コインチェックの「三方良し」を実現します。
- 成功は「準備(Ready)」と「偶然の波」の掛け合わせ: Binanceの爆発的成長のように、時代の大きなトレンドや競合の隙を突くチャンスは予測不可能であり、その波が来た瞬間に飛び乗れる体制を維持しておくことが不可欠です。
- 「予測」を疑い、高速で打席に立ち続ける: 人が予測できる範囲は自らの経験内に限られます。頭のいい人ほど無駄を嫌い行動を縮小させがちですが、偉大な創業者のように愚直に物量をこなし、発信し続ける者こそが市場の需要(デマンド)を捉えることができます。
