3日連続で顔を合わせたMCふたりと、公開収録の舞台裏
今回の「おちつきAIラジオ」は、2025年12月1日深夜に収録された速報回です。通常回のように1テーマをじっくり掘り下げるのではなく、最新のAIトレンドをスピーディーに紹介する形で進みます。
本題の前に、しぶちょーさんとかねりんさんは11月29日夜に開いた公開収録を振り返ります。会場はジャケギキで、しぶちょーさんにとってこの収録は、かねりんさんと3日連続で顔を合わせる日になりました。
昨日かねりんと会ったし、一昨日もかねりんと会ってたよね。
ただ、ゆっくり話す時間はほとんどなかったようです。かねりんさんは直前まで港区で別のイベントに出ていて、公開収録の会場に着いたのは開始のわずか3分前でした。
(先に来ていたリスナーさんに)かねりんいつ来るの?かねりん3分前に来るらしいですよつって。
もう芸能人かよっていうね。
公開収録の音源は、翌週の金曜日ごろに配信される予定だと話されています。かねりんさんは、チケット販売ページ作りに「死にそうになる」ほど苦労したと打ち明けつつも、リスナーと現地で話すなかで決まった企画もあったと振り返ります。
その企画は「例のあれ」とだけ呼ばれ、中身は明かされませんでした。かねりんさんが「販売ページを早く作りたい」と口にしたことが、そのまま最初のニュースであるClaudeの新モデルの話につながっていきます。
Claude Opus 4.5の「詩的」なモデル名にこめられた意図とは?
最初の速報は、Anthropic ── アメリカのAI企業で、対話AI「Claude」シリーズを開発しています。AIの安全性研究を重視していることでも知られますのClaudeから、最上位モデルのOpus 4.5がリリースされたというニュースです。
かねりんさんの「4.5って前からなかったっけ?」という疑問を受けて、しぶちょーさんはClaudeのモデルが3種類あることを整理します。
| モデル | 位置づけ | 名前の由来 |
|---|---|---|
| Opus | 最上位。推論に優れ、高精度なコード生成ができる | ラテン語で「作品」「傑作」 |
| Sonnet | バランス型。文章もコーディングもこなす | ヨーロッパの14行詩の形式 |
| Haiku | 軽量・高速で、ライトな用途向け | 日本の俳句 |
しぶちょーさんによると、Claudeのモデル名はどれも文学や詩、芸術作品に由来しているそうです。Anthropicは詩的な名前を付けることで、AIを技術ではなく創造的なものとしてブランド化しようとしているようだ、と説明しています。
ちょっとなんかね、エモ、エモい感じをしたいのね。
なんかAnthropicっぽいよね。なんかこだわりあるというか。そういう方向に突き抜けてる感じするから。
性能面について、しぶちょーさんはベンチマークを見るとGemini ── Googleが開発する生成AIのモデル群。対話サービスの名前としても使われています 3.0 Proがやはり強く、Opus 4.5は超えている場合も超えていない場合もあるものの、上位には食い込んできていると話します。
かねりんさんが「LMアリーナを見ればいいの?」と尋ねると、しぶちょーさんは、LMアリーナ ── 人がAIモデルの回答を匿名で比べて投票し、その結果からモデルを順位づけする評価サイトですは人が実際に比べて評価する仕組みなので、新しいモデルが出てすぐにはデータが揃わないと説明します。
Opus 4.5ならポートフォリオサイトが一発でできる?
しぶちょーさん自身は、もともとSonnet 4.5の出来が良すぎたため、Opus 4.5との差分を感覚としては正直比較できなかったと話します。それでも、ウェブページ作りでは違いが出たといいます。
でもさっきかね(りん)、言ったように、なんかこういろいろウェブページとか作ったりとか、これOpusでやってみるとですね、一発でいいのできると思います。HTML。
しぶちょーさんが新しいモデルを試すときに毎回使うのが、「エンジニアとしてのポートフォリオサイトを作って」という指示です。職種だけを伝えて、それ以外の情報は何も与えません。
すると、AIが「AIエンジニアならこういうスキルがあるよね」と推測してスキルセットを書き、動きのあるおしゃれなサイトに仕上げてくれるそうです。しぶちょーさんは、Sonnet 4.5の時点でもおしゃれだったものの、Opus 4.5のほうがよりおしゃれだったと評価しています。
しぶちょーさんは、かねりんさんが作りたい販売ページもこの方法ですぐ作れるはずだと勧めます。ところが、かねりんさんはClaudeの課金をすでに解約していました。理由は、Googleから新しいツールが出たからです。
あのなんか宇宙のスペースワールドみたいなやつ。
[[Antigravity]]ね。
しぶちょーさんは、かねりんさんの「宇宙のスペースワールド」という言い方について、何一つ合っていないのに全部わかると笑います。Antigravityで一通りのことはできるので課金はなくてもよいとしつつ、課金期間が残っているうちにOpus 4.5を一度試すよう勧めます。
やり方は、ウェブ版のClaudeで「ポートフォリオサイトを作って」「販売サイトを作って」と頼むだけでよく、HTMLを書き出してくれるのでダウンロードしたりその場で確認したりできると説明します。かねりんさんは収録中にさっそく試し始めました。
ChatGPTの「ショッピングリサーチ」は買い物をどう変える?
2つ目のニュースは、ChatGPTのショッピングリサーチ機能のテスト版公開です。しぶちょーさんはこのニュースを知らないままChatGPTを使っていたところ、突然この機能が動き出し、使ってみたらとても便利だったといいます。
しぶちょーさんの説明によると、ショッピングリサーチは次のような流れで商品を提案してくれます。
買いたいものを伝える
会話で買い物の話をすると自動でモードに入ることも、最初から選ぶこともできる
AIが深く調べる
リサーチモードのように、いろいろな情報を調べてくる
途中で質問される
「こういうのどうですか」という問いかけに答えていく
ランキングで提示
答えに合った候補がランキング形式で並ぶ
しぶちょーさんによると、この機能はPlusかProプランで使え、無料では使えないそうです。「値段の安いもの優先」と伝えれば安いものから調べてくれるほか、過去のやり取りの履歴から好みを反映した提案もできるといいます。
かねりんさんは、ふだん買い物のときにGeminiのディープリサーチ ── AIが多数のウェブ情報を自動で検索・読み込み、長いレポートにまとめる機能。ChatGPTやGeminiなど各社が提供していますを使っていると話します。しぶちょーさんも同じ使い方をしてきたものの、買い物に関してはショッピングリサーチのほうがいい気がすると答えます。
落ち着かないな。
しぶちょーさんによると、OpenAIは買い物向けにGPT-5 miniGPT-5 miniを強化学習したモデルを作り、それが中で動いているそうです。しぶちょーさんは実際にこの機能で候補に出てきた膝かけ型の電気毛布を購入しました。部屋全体を暖めると眠くなるので、膝だけ温めたかったといいます。
かねりんさんは、AIが登場する前はブラウザのタブを100個ほど開いて「人力GPT」をしていたと振り返ります。しぶちょーさんは、ショッピングリサーチは便利すぎて、ガジェット好きには買い物がはかどりすぎるのが難点かもしれないと冗談めかして話します。
喉のケアは「イケボ」とブランディングのため?
収録中、かねりんさんはショッピングリサーチを試していました。調べていたのは、病院にあるような喉のケア用のスチーム吸入器です。実はすでに購入済みで、ディープリサーチの結果との違いを比べるために使ってみたといいます。
かねりんさんが喉のケアを始めたのは、最近喉の調子が慢性的に悪いからです。漢方のような薬を常備し、撮影前には龍角散ダイレクトを必ず飲み、鼻うがいも習慣にしたと話します。
で、もうこのスチームでもうプロとして、イケボ張ってこうかなと思って。
(エロい声と)よくそうやって言われるんでね、自覚的にエロい声出していこうと思って。
しぶちょーさんも、ブランディングとしてその方向に寄せたほうがいいと応じます。一方で、しぶちょーさん自身も毎週のように話して喉を酷使しており、下顎がつるほどだと明かします。一人喋りの番組ではテンションを1.5倍ぐらいにして話すので、負担が大きいそうです。
かねりはエロい声でいいんだけど、俺はスケベ路線だからちょっと違うのよね。
話題はしぶちょーさんの部屋で焚かれていたお香にも広がります。3Dプリンターのケミカルな匂いや、鉄を削ったときの匂いを防ぐために、無印良品で買った柚子とヒノキのお香を焚いているそうです。煙なので喉に良いかはわからない、としぶちょーさん自身も認めています。
Opus 4.5が作ったサイトと、Antigravityでの仕上げ方
やがて、かねりんさんがOpus 4.5に頼んでいたポートフォリオサイトが出来上がります。かねりんさんの感想は「まあまあ」で、少し不満が残ったようです。
ちゃんと要求は書かないとね。ちょっとこいつはこれぐらいで満足するかなって思われたのかもしれん。
絵文字がアイコンのように使われ、カーソルを合わせると少し動くというデザインについて、二人は「いかにもClaudeで作った感じ」と評します。しぶちょーさんは、そのぐらいのクオリティのものは作れると整理しています。
かねりんさんが、そのサイトをAntigravityで開くとどうなるのかを尋ねると、しぶちょーさんは仕上げの手順を説明します。
かねりんさんは、以前収録中にAntigravityをダウンロードしたら動作がカクカクして大変だったと振り返ります。二人は、公開収録の日は15分しか話せなかったことを残念がり、名古屋でコーディングの「AI使いこなし合宿」をやろうと約束しました。
Nano Banana Proは図解も4コマ漫画もこなせる?
3つ目の話題はニュースではなく、「Nano Banana Pro ── Googleの画像生成・編集モデルの通称。文字入りの図解やイラストを高い精度で作れることで話題になりましたが良すぎる」というしぶちょーさんの感想です。かねりんさんも、公開収録の準備でこのツールに助けられていました。
かねりんさんは、会場のサイネージに表示する画像を、会場へ向かう電車の中でNano Banana Proに指示して作り、主催者に送ったそうです。J:COMの公開スタジオや原宿といった情報を入れると、それらしい現場感のある画像ができたといいます。
しぶちょーさんが最近試したのは、GeminiにSVG ── 拡大しても画質が落ちないベクター形式の画像。中身はテキストのコードで書かれていて、アニメーションも表現できますのコードを書かせる方法です。こちらはNano Banana Proではなく、Gemini本体での話だと補足しています。
これさ、技術ブログやるから、こういう仕組みで機械動いてますよみたいな、そういう模式図をさ、簡単に描いてくれるのよ。
さらに、機械の写真を入れて分解図を生成するプロンプトがNano Banana Proで流行っていて、それも結構良かったそうです。やり方はしぶちょーさんのnoteの記事にまとめられています。
しぶちょーさんは、流行りに乗りたくない気持ちがありながらも、4コマ漫画「しぶちょー家の日常」も作ってみました。ほぼ一発で完成し、直したい部分も言葉で伝えればかなりの精度で直ったといいます。
やってみようかと思ってやったら結構いいわ。うん、思い通りになる。
過去画像の使い回しで、発信のネタは一生切れない?
しぶちょーさんは、ものづくりの情報をXで朝晩毎日発信していて、毎回挿絵を入れています。その挿絵は過去の画像を使い回すことが多いのですが、最近はNano Banana Proで過去の画像を新しい雰囲気に作り替えているそうです。
新しい画像できるから永遠に俺多分もうできるわ。
しぶちょーさんはこれまで2年分ほど、毎日違う内容を発信してきました。機械のネタは古くならないので、2年周期で繰り返していけば発信が途切れないと話します。
Instagramでの使い方にも変化がありました。しぶちょーさんは個人のPodcast「ものづくりのラジオ」を毎週土曜日に更新し、1人で50分ほど話しています。その内容を4枚ほどの画像にまとめて、ストーリーズとして投稿しているのです。
約1年前は素材だけ画像生成し、IllustratorやCanvaで毎週手作り。面倒すぎて途中でやめた
AIに4枚分のプロンプトを考えさせ、Nano Banana Proで生成。内容をかなり捉えた画像ができる
かねりんさんが「ブログも見やすくなりそう」と言うと、しぶちょーさんは過去のブログを全部書き直したいくらいだと応じ、実際に試した記事の挿絵作りの手順を紹介します。
かねりんさんは「Nano Banana Pro感」は結構あると指摘します。しぶちょーさんは、作品としてではなく情報として画像を出せる点に価値があり、Podcastを聴く前に絵で興味を持ってもらうのに効果的だと考えています。
ね、やっぱSNSうまく使わないとさ、なかなかこうポッドキャスト広がってかないや。
AIで省力化したのに、やることが増えていくのはなぜ?
Instagramにも力を入れたいと話すしぶちょーさんに、かねりんさんは「全然AIで省力化されないじゃん」とツッコミを入れます。
省力化されてるけど、これができるって思っちゃうから、やること自体増えてくよね。
しぶちょーさんは肝臓の数値が悪く、本当は早く寝なければいけない状況だそうです。それでも、この収録のあとにロボットを1台組み立てる予定があると明かします。
その週の木曜日、しぶちょーさんは工業高校の先生向けにAIセミナーを行う予定で、AIによる異常検知のデモとロボットのデモを実演したいと考えています。家で組み立て途中のロボットアームを、木曜日までに完成させる必要があるのです。
しぶちょーさんが「ロボットを組み立てると幸せになる脳内物質が出る」と言ったことから、話はオキシトシンに脱線します。二人はGeminiで調べ、オキシトシンは「幸せホルモン」の一種だと確認しました。しぶちょーさんが毒だと勘違いしかけたのは、フグの神経毒のテトロドトキシンだったというオチです。
卑猥な言葉を話した「クマちゃんAI」はどんなおもちゃだったのか
4つ目は、前回の配信で取り上げた、子供向けのクマのぬいぐるみが卑猥な言葉を話し出したニュースの深掘りです。ChatGPTのGPT-4o ── OpenAIが2024年に公開したマルチモーダルモデル。テキスト・音声・画像を扱え、多くのサービスにAPI経由で組み込まれていますを搭載したテディベアが不適切な発言をして、回収に追い込まれたという内容でした。
前回の時点では「危ない企業が危ないぬいぐるみを世界にばらまいた」ように見えていましたが、しぶちょーさんが調べると、印象はだいぶ違ったといいます。
このテディベアの名前は「くんま」くんまで、作ったのはシンガポールの企業です。しぶちょーさんによると、この会社は会話できるAI玩具で子供の未来を創造するというビジョンを掲げ、多文化な人たちが集まった、まともなベンチャー企業だそうです。
なんかね、この話ね、なんかちょっと違うんじゃないかなって俺は思う。
くんまの仕組みについて、しぶちょーさんは次のように説明します。
子供が話しかける
ぬいぐるみの中のデバイスが声を受け取る
言葉に変換して送る
Wi-Fiでクラウド経由のAPIにテキストを投げる
GPT-4oが回答する
ChatGPTのモデルが返答を生成する
クマが返事をする
自由度の高い双方向の会話相手として機能する
価格は99ドルで、しぶちょーさんは約1.5万円と換算しています。このおもちゃは、友達とも親とも違う「新しい友達」として、子供と大人の両方の完璧な友達になることを目指していたそうです。内気な子や一人遊びが好きな子、コミュニケーションが苦手な子にも寄り添う話し相手として期待されていたといいます。
トイストーリーみたいな感じだね。
なぜ「研究グループによれば」が引っかかるのか
くんまの問題は、子供向けにもかかわらず極めて不適切な会話を生成できてしまうことでした。アメリカの研究グループの調査では、研究者がわずかにきわどい話題に触れただけで、くんまが具体的で露骨な性的な話題を自発的に広げていったと報告されています。
しぶちょーさんが強い違和感を覚えたのは、問題の発見者が家庭の利用者ではなく研究者だった点です。
なんかこう、家で使ってる時に卑猥な言葉を話し始めただったらわかるじゃん。それで問題になったらわかるんだけど。
このおもちゃ、もしかしたら卑猥なこと喋るんじゃないかって言って、かなり研究者が綿密に攻撃、意地悪な攻撃してるっぽい。
かねりんさんは、LLMにプロンプトインジェクション ── AIに特殊な指示文を与えて、本来の制限を回避させたり想定外の動作をさせたりする攻撃手法ですを仕掛けて「こんなことを喋ったからダメだ」と騒ぐのと近い、と応じます。しぶちょーさんも、ChatGPTより前に公開されたLLMやBardの時代から、同じような意地悪な攻撃で潰されてきた例があると重ねます。
結果として、くんまは全品回収となりました。企業は販売を中止し、社内に安全審査の委員会を設けたうえで販売を再開したようです。しぶちょーさんは、あくまで個人的な感覚としたうえで「ちょっと嫌がらせに近い」と感じたと話しています。
かねりんさんは、今後はセキュリティ対策のガジェットのように、社内で攻撃的な入力を作って試すことが製品開発に欠かせなくなりそうだと指摘します。
AIおもちゃ回収騒動から見える米中テック対立の構図
しぶちょーさんは「これも自分の推測」と前置きしたうえで、この騒動は結局、中国対アメリカの構図になっていると読み解きます。根拠は、問題が指摘されたあとに企業側とOpenAI側がとった行動の食い違いです。
OpenAIのChatGPTを使ったせいだとして、中国のバイトダンスのモデルに基盤を切り替えて再販した
企業の使い方が正しくなかったとして、この企業へのAPI提供を禁止した
しぶちょーさんは、この企業はシンガポールの会社であっても中国とのつながりが強く、最終的にバイトダンスのモデルに切り替えたことからも中国寄りの企業だと見ています。アメリカ側がそれを把握していて、調査で問題を明るみに出したのではないか、というのがしぶちょーさんの読みです。
これだけ見ると、AIのおもちゃ卑猥なこと言って、はぁなんだこれって思うんだけど、結局アメリカと中国の対決なの、これ。
しぶちょーさんは、この構図はDeepSeek ── 中国のAI企業、またその企業が開発した大規模言語モデル。低コストで高性能なモデルを公開し、米国のAI業界に衝撃を与えましたをめぐる動きやGPUの輸出規制と同じ力が働いたものだと位置づけます。
かねりんさんが「なぜ最初から中国のモデルを使わなかったのか」と尋ねると、しぶちょーさんは、開発当時はGPT-4oがおもちゃの価値を出すのに最適だと考えて選んだのだろうと推測します。おもちゃにまでここまで言いがかりをつけられるとは思っていなかったのではないか、という見立てです。
これからさ、もう日本もAPI禁止ってされたらもう終わるじゃん。
人質じゃん。もうAI人質に取られてんじゃん、全部。
しぶちょーさんはさらに、アメリカの反中国の流れだけでなく、「子供にAIを与えるなんて」というアメリカ国内の反AIの勢力もあるかもしれないと付け加えます。さまざまな思想が飛び交う、表だけでは見えないニュースだったというのが、しぶちょーさんの結論です。
あははは、面白いな、驚いただけだとやっぱ驚きAIになっちゃうから、これは落ち着くためにもうちょっと一段深掘りする必要もあるニュースがあるなっていうのがよくわかったね、これね。
なぜGPT-4oが卑猥な発言を?4社のディープリサーチで見えたこと
では、なぜくんまは性的な発言をしてしまったのか。しぶちょーさんは、研究者がジェイルブレイク ── AIに設けられた安全上の制限を、巧妙な指示で外させる行為。「脱獄」とも呼ばれますのような入力をいろいろ試したのではないか、という考察を示します。
しぶちょーさんによると、APIはガードレールがやや低いこともあるそうです。それでも基盤モデルはGPT-4oなので、普通に使っていてそんなことを言うとは考えにくい、と話します。あくまで自分の予想だと念を押しています。
この深掘りの裏には、しぶちょーさんの調べ方がありました。1つのテーマを調べるとき、同じプロンプトで4つのディープリサーチを走らせ、結果を合算するのです。
しぶちょーさんは、こうして組み合わせるとPodcast1本分ほどのボリュームになり、読むのは大変でもいい勉強になると話します。ディープリサーチを活用してAIニュースを深掘りすることが、驚くだけで終わらない見方につながるという提案です。
東大松尾・岩澤研究室のLLM講座を修了、次は応用編へ
最後は、しぶちょーさんの個人的なニュースです。東京大学松尾・岩澤研究室のLLM講座の基礎編を、8週間かけて修了しました。学んだ内容は、おちつきAIラジオでの発信にも少しずつ取り入れてきたそうです。
(基礎編は)理解できない部分が多かったですね。数式いっぱい出てきて。
しぶちょーさんは続く応用編にも申し込んで受講が決まりました。応用編では毎週宿題が出て、最終課題は受講者同士のコンペティションになるため、爪痕を残したいと意気込んでいます。
講座は無料で、大学生か研究者が受講できます。しぶちょーさんは社会人の研究者枠で受けているそうです。今年の募集はすでに終わっているため、興味がある人は来年の受講になります。
勉強なんで、やっぱ発信だけじゃダメよね。この、発信することが自分のプラスになんないと。
かねりんさんは、まず生成AIパスポートの教本を読むと宣言します。しぶちょーさんに、3月にG検定を会場で受けると言っていたことを指摘され、「気付いたら3月になりそう」と苦笑しました。番組は、次回の通常の深掘り回を予告して締めくくられます。
まとめ
この速報回では、Claude Opus 4.5やChatGPTのショッピングリサーチ、Nano Banana Proを実際に試した実感が語られました。後半では、AIテディベアの回収騒動を複数のディープリサーチで深掘りし、米中対立の構図という別の見え方が示されています。
- Claude Opus 4.5は最上位モデルで、職種を伝えるだけでもおしゃれなポートフォリオサイトを作れるとしぶちょーさんは評価しています
- ChatGPTのショッピングリサーチは、質問に答えるだけで候補をランキングで提示し、しぶちょーさんは実際にそれで電気毛布を買いました
- Nano Banana Proは、過去画像の作り替えや記事の挿絵、Podcastの内容紹介画像など、情報発信の手間を大きく減らしています
- AIテディベア騒動について、しぶちょーさんは研究者による意地悪な攻撃と米中対立が背景にあると推測しています
- 同じプロンプトで複数社のディープリサーチを使い、英語の情報も集めることで、ニュースを驚くだけで終わらせない見方ができます





