本物と見間違う動画を生むSeedance 2.0とは?
1本目のニュースは、動画生成AI「Seedance 2.0」がSNSで既存作品のキャラクターを使った動画を量産し、ディズニーが差し止めの警告を出したという話題です。
しぶちょーさんによると、Seedance 2.0はTikTokを運営するByteDance ── 中国のIT企業。動画共有アプリTikTokの運営元として知られ、生成AIの開発にも力を入れていますが手がけるAIです。以前番組で紹介した画像生成AI「Seedream」の動画版にあたり、2.0はごく最近リリースされました。
まあ(Seedreamの)時からそうだったんだけど、IP無視するのよね。中国系のAIだから。
しぶちょーさんが強調するのは、Seedance 2.0の出力の破綻の少なさです。ドラゴンボールの戦闘シーンなら「こんな話あったかな?」と思うほどの迫力で、アニメだけでなく実写やハリウッド映画風の映像も作れるといいます。
今回ディズニーが問題にしたのは、スパイダーマンなど自社映画を模した動画が大量に作られていることで、キャラクターの無断使用を理由に警告書を送付しています。日本でも呪術廻戦やウルトラマンの事例があり、政府が法令遵守を指摘していると紹介されました。
Seedance 2.0で作れる動画は1本15秒ほどです。しぶちょーさんは、OpenAIのSoraも10秒程度で、短い動画をつないでいく使い方は同じだと説明します。9000円ほど払えば、数分程度のアニメーションが1本作れてしまう水準だそうです。
一方でしぶちょーさんは、出力があまりにも元作品そのものだと指摘します。元の映像を学習していなければありえない再現度で、日本のIPもかなり学習に使われているのではないかという見立てです。
こんだけ破綻なく作れるのであれば、アニメーション作りにも使えるんじゃないかっていうのはあるけど、あまりにもそのものすぎるのよね。
とはいえ、アニメを作る側がSeedance 2.0をツールとして使えれば相当楽になるだろう、という評価もしぶちょーさんは示しています。ディズニーがSoraと公式に提携したのも、そうした使い道を見込んだものだという見方です。
日本のIPは「やられ損」なのか
かねりんさんは、Seedance 2.0は中国企業のサービスなので、警告を出してもやりたい放題なのではないかと問いかけます。しぶちょーさんも、ByteDanceが正面から警告を受け入れる姿は想像しにくいと応じました。
食いもんになるのはいつも日本じゃん。全部日本のIPなかったら何も学習素材ないじゃん。
しぶちょーさんによれば、SNSでは新しい動画生成AIが出るたびに、悟空とドラえもんが天下一武道会のような場所で戦う動画が作られます。ある意味でベンチマークのようになっており、今回も「大晦日のコラボ回かと思う」ほどの完成度だったそうです。
では日本側に利益はあるのか。かねりんさんの問いに、しぶちょーさんは「使うな」と指摘することはできても、お金を払わせるのは難しいだろうと答えます。
多分戦える体力ないんじゃない?明らかにバイトダンスの方がお金持ってるもんね。
画像生成のSeedreamも同じ状況で、音楽生成でも同様だと二人は整理します。力のあるアニメ会社が訴えれば国際的な裁判になる可能性はあるものの、資金力の差は大きいという見方です。
やっぱ札束で殴り合うんですよ、AIは。
しぶちょーさんは「俺もだいぶ適当なこと言ってるけど」と断りつつ、日本は国内の権利関係を大切にして真面目に扱うため、かえって日本の作品を学習に使えないと語ります。国外の企業のほうが自由に使えてしまう、というねじれです。
使い方については、試すこと自体は問題ないとしたうえで、オリジナルのアニメーションを作るべきだとしぶちょーさんは言います。既存キャラの動画をSNSに投稿して喜んでいるようでは「驚き屋さん」だ、というのが番組らしい締めでした。
公式と見間違う動画で、SNSはどう変わる?
しぶちょーさんが驚いた例として挙げたのが、呪術廻戦の続編『呪術廻戦≡(モジュロ)』の、まだアニメ化されていない漫画のシーンをSeedance 2.0で動画にした投稿です。旧作の主人公が登場して戦う場面で、アニメ化が済んだのかと思うほどの出来だったといいます。
クオリティはね。それがいいかどうかはまた別の話なんだけどね。
かねりんさんは、SNSに流れてくる動画にフェイクがますます増えると懸念します。しぶちょーさんも、「このアニメのこのシーンはどこ?」と思ったらAIだった、ということは普通に起こりうると答えました。
対策としてしぶちょーさんが挙げるのは、公式が出している切り抜き以外はあまり信用しないことです。YouTubeでも切り抜きが横行した結果、公式が先に切り抜きを上げる動きが出ている、と例を示しました。
かねりんさんは、アニメに限らず日常の投稿すべてにフェイクの可能性がつきまとうと続けます。しぶちょーさんも、壮大な自然の写真や、犬や猫とのほんわか動画でさえ「これAIかな?」というワンクッションが入ると共感しました。
では何を信じればよいのか。しぶちょーさんの答えは、情報が技術ではなく人に紐づく世界です。ウェブ記事がLLMに汚染されると言われ始めた頃から、「この人の発信なら信用できる」という形になると言われてきました。それが文章だけでなく、動画や写真にも広がるのではないかという見立てです。
この人は写真家だから、写真をこうやって自分の足で撮ってきてるから、これ本物なんだみたいな。
かねりんさんが「ますます寝言を言わないことが重要になってくる」と返すと、しぶちょーさんは、人となりが見えて信用でき、面白いと思える個人の発信者に、信頼が集まっていくと話しました。
生成AIの高品質化
公式と見間違う動画や写真が簡単に作れる
真偽の揺らぎ
アニメの切り抜きも日常の投稿も、AIの可能性を疑うようになる
公式発信への依存
公式が出した切り抜き以外は信用しにくくなる
個人への信頼
人となりが見える発信者に、情報の信用が紐づいていく
信頼できる人も「魂を売る」かもしれない
しぶちょーさんの「人に信頼が紐づく」という見方に対し、かねりんさんは懸念を示します。人間である以上、経済的に困ったり、大切な人を人質に取られたり、弱みを握られたりすれば、嘘をつくこともありうるという指摘です。
すごい信用のあるジャーナリスト10人ぐらい家族全員拉致られて脅されて、バーンってSNSで大統領死んだみたいなの発信されたらさ、もうその瞬間大統領は死ぬよね。
しぶちょーさんは、それに近い人たちはすでにいると応じます。例に挙げたのは、戦争に関する広告で世論をコントロールする人々を描いた本です。しぶちょーさん自身は本を読んでおらず、紹介文を読んだ段階だと断っています。
しぶちょーさんが紹介文から理解した内容は次のようなものです。影響力を持った軍人などの過去の発言から足を引っ張れる材料を集め、文脈をつけて噂を流して失脚させる。お金を使って世論を過熱させる職業の人々が実際にいる、という話です。
かねりんさんは選挙でも同様の話があると続けます。しぶちょーさんも、SNSのフォロワーを買っている、応援を外注しているといった話題を挙げ、それを暴露して支持率を落とすところまで含めた作戦もありうると話しました。
AIが出てきたからそういうことになるというよりは、もうすでに行われていることが違う文脈で行われるだけの話。
しぶちょーさんはこの話題について「救いのない話だな」「結論出ないぞ」と苦笑しています。SNSを使っている時点でイーロン・マスクの手のひらの上で転がされている、とも付け加えました。
AIに「脳の一部を食べられている」私たち
しぶちょーさんは攻殻機動隊 ── 士郎正宗氏の漫画を原作とするSF作品群。人間が脳を電子化してネットに接続する「電脳化」が普及した近未来を舞台にしていますを引き合いに出します。作中では、電脳化すると何が現実で何が見せられているものかわからなくなり、電脳化していない人が惑わされない存在として描かれる、という話です。
我々も電脳化しちゃってるんだわ。
かねりんさんは、意思決定をAIに委ね、脳の働きの一部をブラックボックス化している状態だと言い換えました。しぶちょーさんは、Claude、Gemini、OpenAIのサービスが止まったら「今日仕事できない」と感じる人は多いはずだと続けます。
しぶちょーさん自身、AIが動かない日に「今日仕事できねえじゃん」と思い、なぜそう思ったのかと我に返った経験があるそうです。5年前はそんなことはなかったし、やっていることも大して変わっていないのに、という違和感です。
もうね、共存してますよ。だから脳の一部を食べられてるのと一緒ですわ。
かねりんさんが「効率が10倍くらい変わるから?」と尋ねると、しぶちょーさんは、いつもの効率が出ないだけでなく、過去のやり方そのものができなくなっていると答えました。
5年前は、AIがなくても普通に仕事ができていた
AIが止まると仕事ができないと感じ、過去のやり方にも戻れなくなっている
かねりんさんの「破滅への道か」という言葉を、しぶちょーさんは「そんなことはない」と否定しました。紹介された本は、しぶちょーさんが好きな堀元さんのnoteで知ったもので、概要欄に載せると約束して1本目のニュースが終わります。
OpenClaw開発者を迎えたOpenAIの狙いは?
2本目のニュースは、AIエージェント「OpenClaw」の開発者であるPeter Steinberger氏がOpenAIに加わったという話題です。OpenClawは世界を騒がせているAIエージェントで、番組では「よくわからない人は触らないほうがいい」ものとして紹介されてきました。
しぶちょーさんによると、Steinberger氏は当初、Claudeによく似た「ClaudeBot」という名前で公開し、Claudeを開発するAnthropic ── Claudeを開発するアメリカのAI企業。OpenAIの有力な競合として知られていますから注意を受けていました。
さらにOpenClawの内部ではClaude Codeが動いており、しぶちょーさんは、規約的にどうなのかと思われるグレーな動かし方をしているようだと話します。そのためAnthropicから目をつけられていたと考えられる人物を、OpenAIのサム・アルトマン氏が迎え入れた構図です。
しぶちょーさんはアルトマン氏の投稿を訳して紹介しました。Steinberger氏は次世代のパーソナルエージェントの推進を担い、賢いエージェント同士が相互作用して人々の役に立つ未来について多くのアイデアを持つ天才だと評されています。OpenClaw自体は、OpenAIが支援するオープンソースプロジェクトとして財団のもとで続くそうです。
Steinberger氏本人の投稿も紹介されました。OpenClawをもとに巨大企業を作る選択肢もあったものの、根っからのビルダーである自分にとって刺激的ではなく、望むのは世界を変えるプロダクトを作ることだという内容です。OpenAIとの提携が、全ての人に最速で届ける最も有効な手段だと述べています。
もうAnthropic、お前らなんてもう知らねーよって感じだね。
知らねえよっていう感じではないだろうけど、Anthropic、Claudeコードをね、がっつり中で使ってる割には、だいぶOpenAIにすり寄ってったなっていう感じはあるけど。
今後は中で動くのがCodexになるだけかもしれない、としぶちょーさんは推測します。どこの誰ともわからないオープンソースより、OpenAIの傘下に入ったほうが安全面でも利点があるという見方です。
ただし、かねりんさんの「これで詳しくない人も使っていい?」という質問には、しぶちょーさんは「まだダメよ」と即答しました。OpenAIが知識のない人でも使えるパッケージを出してくるはずなので、それを待てばよいという考えです。
今どきの人を素早く手中に収めるのはさすがサム・アルトマン氏だ、としぶちょーさんは評価します。AIしか参加できないSNSのような発想が、何らかの形でOpenAIの製品に生かされる可能性もあると話しました。
GoogleのDeep Thinkが3Dモデル生成に対応
3本目は、Googleが推論特化モードの「Deep Think」を大幅に強化し、手描きスケッチから3Dモデルを生成できるようになったというニュースです。
Deep Thinkは、かねりんさんも知らなかった機能です。しぶちょーさんによると、月3万円ほどのプランでないと使えないもので、3000円のプランを使う層にはおそらく提供されていないとのことです。
今回のDeep Thinkの強化で、しぶちょーさんが注目しているのは3Dプリンター用のファイルを直接生成できる点です。Deep ThinkモードはGoogle AI Ultraプランのユーザー向けにGeminiアプリで使え、一部の研究者やエンジニア向けにはAPI経由の早期アクセスも受け付けているそうです。
一方で、3D生成にはすでに多くの選択肢があるとしぶちょーさんは言います。中国系の3D生成AIもかなり良く、Deep Thinkの実力はクオリティ次第だという冷静な見方です。
3Dプリントの手間を減らすパイプラインの進化
しぶちょーさんは、3Dプリンターがデータを受け取って動くまでの流れを説明しました。3Dモデルを用意するだけではプリンターは動かず、スライサーソフトという専用ソフトが必要になります。
かねりんさんはスライサーソフトを「キャベツの千切りソフト」と表現し、しぶちょーさんもその通りだと応じました。
これまで生成AIで作った3DモデルはSTLという形式で書き出すのが一般的でした。ただ、書き出すと色の情報が抜けるため、スライサーソフト上で色を付け直す手間があったそうです。
STL形式で書き出すと色が抜け、スライサーソフトで色を付け直す必要があった
3D生成AIから色付きの印刷データを直接送れるパイプラインが整い、すぐにカラー印刷できる
最近はどの3D生成モデルにもこうした仕組みが実装されつつあり、しぶちょーさんは使いやすいと感じているそうです。GoogleのUltraプランのDeep Thinkにそこまでの機能はおそらく入らないだろうとしつつ、生成できる3Dモデルのクオリティには強い興味を示しました。
忙しすぎるしぶちょーさんと喉ケアの話
しぶちょーさんはUltraプランに入っていないため、Deep Thinkの話題はプランの料金を稼ぐ話に流れていきます。番組のツール「おちつきAI RAG」も、APIの利用料が足りなくなり、最近追加で課金したばかりだそうです。
かねりんさんがポッドキャスト向けのサービスを提案すると、しぶちょーさんは、けんすうさんが作っていたり、Ryoさんも作ると言っていたりと、すでに競合があると返しました。作るなら両者を見て隙間を狙う、という考えです。
おちつきAI RAGについては、しぶちょーさんに時間ができれば精度が上がって使いやすくなるものの、現状は忙しくてほとんど成長していないと明かしました。記事の執筆や仕事の依頼、本業に加えて、G検定への挑戦も控えているそうです。
1日ってどうやれば42時間ぐらいになるかなって、ちょっと考えてますわ。
喉を痛めているしぶちょーさんに、かねりんさんは最近始めた喉のスチームケアを紹介します。生理食塩水のような液を超音波で細かい粒子にして吸入する家庭向けの機器で、朝起きたとき、収録の合間、寝る前に2〜5分ほど使っているそうです。
しぶちょーさんは、喘息だった頃に吸入していたことを懐かしみました。今週は毎日の更新こそ続けたものの、プレミアム放送を初めて延期したそうで、喉を大事にしようという話で3本目が締めくくられます。
AniFusionで「漫画家終了」は本当か?
4本目は、漫画生成AI「AniFusion」がSNSで「漫画家終了」と煽られているという話題です。しぶちょーさんはこれを「驚き屋さんニュース」と位置づけました。
しぶちょーさんによると、AniFusionは2024年ごろからあるサービスです。中で動いているのは他社の画像生成AIで、コマ割りを指定し、そこに画像を生成できる「典型的なラッパー」だと説明します。
全然、全然よ。
かねりんさんの「実際に終了なの?」という問いへの、しぶちょーさんの答えが上の一言です。今では画像生成AI「nanobanana」を使えば十分で、AniFusionでなくてもよいという話もあるそうです。ツールとしての終わり感すら若干出ているものの、まだ使いやすくはあるらしい、という評価でした。
これがあればプロ向けの漫画が描ける、漫画家終了、昨日出たかのような新サービス感
2024年ごろからある既存サービスで、中身は他社の画像生成AIを使ったラッパー
なぜ今になって話題が再燃したのかは、しぶちょーさんにもよくわからないそうです。AniFusionの中でnanobananaが使えるようになったという話も出ていると触れつつ、新しく出てきた風に既存サービスを紹介する驚き方にも注意しよう、と呼びかけました。
一方で、AIで面白い漫画を作っている人は多いともしぶちょーさんは言います。からあげさんが、ズッキーさんズッキー、けいすけさんけいすけと3人で漫画生成をテーマに登壇した話も紹介されました。からあげさんのビデオポッドキャストで登壇音源が配信されているそうです。
漫画家のこだわりはAIのポン出しで出せるのか
かねりんさんは、テレビ番組「マツコの知らない世界」で有名な漫画家がデジタル化された制作スタイルやこだわりを語っていた場面を思い出します。生成AIとは関係のない内容でしたが、クリエイティブの奥深さを感じたそうです。
こんなAIポン出しで絶対こんなの無理じゃんみたいな感じだったね。っぽいものは出るんだろうけど。
しぶちょーさんも、コマ割りのセンス、文字の流れ、読ませ方、コマから飛び出す演出などは、今のAIでは到底無理だと同意しました。四角いコマが並ぶ4コマ漫画ばかりではない、という指摘です。
話は『コボちゃん』に及び、4コマでもシュールさを出すのは難しいと二人で笑い合います。漫画生成の煽りに影響されないように、という意図で「おちつきニュース」を1本入れた、としぶちょーさんは紹介の狙いを説明しました。
人工生命を眺めるゲーム「ANLIFE」とは?
最後の5本目は、人工生命を眺めるゲーム「ANLIFE」のリリースです。ゲーム配信プラットフォームのSteam ── PC向けゲームの配信・販売プラットフォーム。ダウンロードしたゲームを自分のパソコンで遊ぶ形式が中心ですで2月5日に公開されました。
しぶちょーさんはANLIFEを「たまごっち的な感じ」と説明します。空間の中で人工生命が育っていくのを見守り、餌をあげたり回復させたり、石を投げてダメージを与えたりできるゲームです。
たまごっちとの違いは、生き物の動きが機械学習で学習されている点だといいます。元になったのは、十数年前に宮崎駿監督が「生命への侮辱を感じる」と怒ったとされる、AIで動きを作ったゾンビのようなシミュレーションだそうです。
ANLIFEでは、よちよち歩きを学習していく生命体を育てます。餌をあげると手足の生えた生き物が動いて餌を食べ、交配して広がり、1つの生態系ができていくそうです。価格は収録時点で1280円でした。
餌を与える
プレイヤーが空間に餌を置く
生き物が動く
手足の生えた生き物が、学習した動きで餌を食べる
交配して増える
生き物が交配し、いろいろな生命が広がる
生態系ができる
世界が広がり、1つの生態系として回り始める
しぶちょーさんのPCが勝手に前進する怪奇
しぶちょーさんはANLIFEを購入したものの、パソコンとの相性が悪く、まだしっかり遊べていないそうです。ゲームのバグではなく、どこかのガジェットが強烈な「前」の入力を送り続けているのが原因と見ています。
俺は定点でさ、その生命たちを見たいんだけど、すげえ近づいていくの。どんどん。後ろを押してないと今の位置にいられないみたいな。
マウスのホイールを全力で後ろに回し続けないと視点が保てない状態で、Bluetoothごと外しても直らなかったそうです。CAD用のマウスなど3D操作専用の機器が家に2〜3個あり、全部洗い出すのが面倒で原因特定に至っていないといいます。
かねりんさんはMacBookで遊べばよいと提案しますが、しぶちょーさんはMacにゲームを入れたくないと返しました。以前番組で話した、深夜12時を過ぎると自分を眠らせるスタンガンの構想も持ち出され、「バグって予定より早く飛んできそう」と笑いが起きます。
ミクロコスモスのように世界を眺めるゲーム
かねりんさんが「癒しとかいらねえよ」と言うと、しぶちょーさんは、アクアリウムやコケリウムと同じだと反論します。「今日も元気に動いてんな」「俺の世界、こんなに広がってきたな」と眺める楽しさだという説明です。
しぶちょーさんが例えに出したのが「ミクロコスモス」です。かねりんさんが検索すると将棋の作品や遊戯王のカードが出てきて、しぶちょーさんが「異世界転生者だとバレる」と焦る一幕もありました。最終的に、瓶の中の密閉された生態系の画像が見つかります。
しぶちょーさんの説明では、ミクロコスモスは酸素の供給もなく密閉されていても、光さえ当てれば光合成やバクテリアの循環で生態系が回り続ける、小さな宇宙が完結した容器のことです。ANLIFEはその感覚に近いといいます。
生き物はだんだん進化し、図鑑のような形で進化の過程が用意されているのではないかとしぶちょーさんは見ています。時間はプレイ中にしか進まないと思われ、動画を見たりお酒を飲んだりしながら餌を与えて進めるやり込みゲームだそうです。
時間吸い込みゲーだな。
ANLIFEと生成AIは何が関係するのか
かねりんさんは、ANLIFEが生成AIとどう関係するのかと改めて尋ねます。しぶちょーさんの答えは、生き物のモーションを作るのにAIが使われ、自己学習していく点がAIの文脈にあたるというものでした。
交配や進化の過程にAIが関わっているかについては、しぶちょーさんは、あくまでキャラクターが用意されているだけだと思うと答えています。OpenClawのように自律的に文明や宗教を作るようなものではなく、「動きがリアルなたまごっち」だという整理です。
かねりんさんは、生命にエージェントAIを組み込んで人間の歴史をたどり始めたら超面白いと想像を広げます。しぶちょーさんも、地球を高速で早送りして人類が生まれるのを見るようなゲームがあった気がすると応じ、シーマンの名前を挙げました。
5本を紹介し終えた時点でちょうど1時間でした。コメント返しは来週に持ち越し、喉の限界とこのあとの深掘り回の収録もあるとして、今回の速報回は締めくくられます。
まとめ
今回の速報回では、Seedance 2.0の高品質さとIP無断利用の問題から、フェイクが増える時代の信頼の置き場所、AIへの依存にまで話が広がりました。後半はOpenAIの人材獲得、Deep Thinkの3D生成、AniFusionの煽り、ANLIFEと続き、驚いていいポイントとそうでないポイントが整理されています。
- Seedance 2.0はクオリティ面では驚いていい一方、日本のIPが学習に使われている可能性が高く、権利面の課題が大きい
- フェイクが増えるほど、情報の信用は人に紐づくという見方と、その人も脅されれば嘘をつきうるという懸念の両方が語られた
- OpenClaw開発者のPeter Steinberger氏がOpenAIに加わったが、詳しくない人が使うのはOpenAIの製品化を待つべきとされた
- AniFusionは2024年ごろからある既存のラッパーツールで、「漫画家終了」という煽りには注意が必要
- ANLIFEは、機械学習で動く人工生命の生態系を眺める、癒し系のやり込みゲームとして紹介された





