Liveloopで骨組みを作るソロトラック制作
龍馬前田さんは先週末も、引き続きソロのトラック制作を進めていたそうです。
使っているのは、LogicのLiveloop機能です。LiveloopLogic Proに搭載された、複数の音のループを組み合わせてリアルタイムに曲を組み立てられる機能。DJのような感覚で構成を試せる。
まずLiveloopで曲の骨組みやざっくりした概要を作り、そのあと実際にプレイして通常のタイムライン画面へ反映させる流れだと話されています。
細かい部分については、Liveloopよりも通常のタイムライン画面のほうが作りやすいとのことです。
一方で、ざっくりした構成や楽曲の雰囲気を作るのは、Liveloopのほうが簡単だと感じたそうです。
ダンスミュージック自体が基本的にはループがベースとなるものなので、このループを組み合わせて作っていくっていうのは非常に楽だなと。
Ableton Liveなどでは以前から同様の仕組みがあり、これまであまり使ってこなかったものの、久しぶりに使って改めて有効だと感じたと振り返っています。
なぜゲームを作って音楽を届けるのか
続いて、オフィシャルサイトに「インディーアーティストはいかに音楽を届ける方法にAIを使うか」という記事を公開したことが語られます。
これは先日公開した、EeLのJumpを使ったゲームを踏まえて、なぜゲームを作って公開するのかという自身の考えをまとめたものです。
ポイントは、ゲームにはBGMがあるという点です。ゲームであることで、楽曲を聴かせる入り口が非常に作りやすくなると話されています。
さらに、ゲームをプレイしてBGMで楽曲を聴いてもらいつつ、ハイスコアを出した人にライブ会場の物販でステッカーをプレゼントするといった、リアルな場面への発展性も考えているそうです。
ゲームを公開
ブラウザで遊べるゲームを用意する
BGMで楽曲を聴かせる
プレイ中に自然と曲が耳に入る
リアルな場面へ発展
ハイスコアでライブ物販のステッカー特典など
ゲーム制作を支えたAIとVibe Coding
ゲーム自体はAIと直接関係ありませんが、制作方法にAIが関わっていると説明されています。
このゲームは、AIを使ったVibe Codingで作られています。Vibe CodingAIに自然言語で指示を出しながらコードを生成・調整していく開発スタイル。細かい実装を自分で書かなくても形にしやすい。
具体的にはGoogleのAntigravityを使っており、簡単なブラウザゲーム程度なら一日ほどで作れるとのことです。
発想があれば、まあアイデアがあれば誰でも簡単に作れると思ってます。
一般公開にはサーバーの知識が多少必要なものの、そこまで難しくはなく、誰でもできる仕組みだと考えていると話されています。
ツール・ド・フランスと、面白さの伝えにくさ
最後は音楽から離れ、ツール・ド・フランスが終わったという話題です。
最終ステージでマチュー・ファンデルプールが逃げ切った展開を面白いと感じたそうです。
ただし、その面白さを自転車ロードレースを知らない人に説明するのは難しいと話されています。
自転車ロードレースは結構そのストーリーとか戦略みたいなのを知っていないとなかなか楽しめないというところもあるので、ゼロから説明するのは結構難しいですね。
戦略やストーリーを知っているかどうかで楽しみ方が変わる点は、音楽の届け方にも通じる話かもしれません。
まとめ
今回は、ループを使った曲作りの近況と、ゲームやAIを使って音楽を届ける発想が中心に語られました。作ることと届けることの両方を、一人の制作者の視点で行き来する回だったと言えます。
- Liveloopは全体構成や雰囲気作りに向き、細部はタイムライン画面で仕上げるという使い分けをしている。
- ゲームはBGMという入り口を持つため、楽曲を聴いてもらう手段として有効だと考えている。
- ハイスコアからライブ物販の特典へつなぐなど、オンラインとリアルの接続も構想している。
- ゲーム制作にはVibe CodingとGoogleのAntigravityを使い、アイデアがあれば誰でも作れると話している。
