ポッドキャスト番組「ものづくりnoラジオ-しぶちょー技術研究所」のエピソード要約をお届けします。
📝 エピソード概要
本エピソードは、未来モノづくり国際EXPO2025で行われた、しぶちょー氏と中村留精密工業の「まるさん」こと中村祥吾社長による対談アーカイブです。工作機械を「全産業を支えるマザーマシン」と位置づけ、その魅力や海外メーカーとの思想の違い、さらには宇宙でのモノづくりや教育用おもちゃの開発まで、業界の未来を熱く語り合います。エンジニアだけでなく、モノづくりに興味を持つすべての人にその楽しさを伝える内容となっています。
🎯 主要なトピック
- 工作機械との出会い: まるさんは大学での自社製品との再会、しぶちょー氏は中学時代のオープンキャンパスでのGコード(機械を動かす言語)体験が原点だと語ります。
- 工作機械の魅力と「4要素」: メカ、制御、ソフト、加工の4要素が融合する点に価値があり、全産業に関われる「マザーマシン」としての誇りを共有しました。
- 日本と海外メーカーの思想の違い: 独創的な軸構成を持つ欧州メーカーと、職人気質で機械精度を突き詰める日本メーカーの対比、さらにインドや中国の勢いについて議論しました。
- 100年後のモノづくり: 宇宙空間での3Dプリンティングや、ニアネットシェイプ(完成形状に近い素材)化による工作機械の役割の変化を予測しました。
- 業界を盛り上げる教育的アプローチ: しぶちょー氏が開発中の「おもちゃの旋盤(せんばん)」を披露し、子供たちがモノづくりの手触りを知る機会の重要性を説きました。
💡 キーポイント
- 「現場の負担を削る」の精神: 中村留精密工業が掲げるこのフレーズには、単なる効率化だけでなく、働く人の生活を豊かにしたいという想いが込められています。
- 補正技術の進化: 機械構造で精度を出す日本に対し、ソフトや計測による「動的補正」を重視する欧州の思想が、今後のグローバル競争の鍵となります。
- 技術者の可視化: 「誰が作ったか」が見えにくい製造業において、SNSやYouTubeを通じて個人の顔や想いを発信することが、次世代の担い手を増やすために不可欠です。
- 不変の物理現象: AIや自動化が進んでも「金属を削る」という物理現象は変わらず、汎用機で培われる「手触り感」の教育的価値は今後も残り続けます。

