本日開催!もふもふ大応援上映会の楽しみ方
放送冒頭、西野は本日東京国際フォーラムで開催される映画『えんとつ町のプペル~約束の時計台~』もふもふ大応援上映会について案内しました。「太鼓を持っていっていいですか?」というお客さんからの質問に、西野は「いいに決まってる」と即答。映画の上映会であっても、太鼓を鳴らしてOKだと言います。
この大応援上映会の裏の目的は、赤ちゃんが泣いても親が悪者にならない空間通常の映画館では子連れが肩身の狭い思いをするが、応援上映会ではむしろ騒いでナンボ。子育て世帯にとって心理的に安全な場をつくる試み。を作ることだと強調しました。周りがうるさいから、子供が走り回っても誰も悪者にならない。「静かに見たい日は、静かに見られる映画館に行けばいいだけ」というスタンスです。
今日ばっかりはいいじゃないですか。子供たちが騒いでても悪者にならないように、大人も頑張って騒いでいただきたい。
また、ロビーで販売される「もふ」のぬいぐるみのうち、100体限定の「もふ大」を購入した人だけを対象に、長ラン姿の西野とのツーショット撮影会が行われることもアナウンスされました。グッズ売り場は10時半から開放されます。
河口湖で合宿するなら何をやる?
西野さんが河口湖で合宿するとしたら、どんな内容なものをやってみたいですか?
西野はまず「夜はがっつり仕事の話をしたいが、まず一番大事なのは共同作業」と答えます。一緒に運動する、カレーライスを作る、そういう時間こそが鍵だと言うのです。
CHIMNEY TOWNでも合宿はよく行われており、ミュージカルや「えんとつ町の踊るハロウィンナイト」のような大規模イベントの制作時には、最後は根性勝負になる場面があるそうです。トラブルが山積みになったとき、最後の最後は「人と人とがちゃんと繋がっているか」が効いてくる。だからこそ合宿では、一緒に料理を作るような共同作業の時間を意図的に設けているといいます。
人と話す時に意識していることは?
西野さんは人とお話しされる時に意識されていることはありますか?
まずは「相手に興味を持つこと」。興味を持たないと質問が途切れてしまうからです。そして、もう一つ西野が指摘したのは「相手が甘えてくる」問題でした。
西野が誰かと話すと、相手はダンマリを決め込み「あとは西野さんの話を聞かせてください」というモードになりがち。年間120社のコンサルをしていても、経営者ですら「西野さん喋ってください」となってしまうことがあるそうです。
俺の講演会を聞きたいんだったら講演会行ったらいいじゃないですか。一人喋り聞きたかったら、YouTube見たらいい。せっかく会って喋ってるんだから、キャッチボールしませんかって。
受け止めるし切り捨てもしないが、声が小さいなど直すべきところは注意する。ある年齢を超えると誰も注意してくれなくなるから、自分が言うようにしているとのことです。
早苗トーク騒動への見解
溝口さんの「トカゲの尻尾切り」について、西野さんが表でコメントしない理由と、西野さんの見解を聞かせてください。
西野はまず、よその色恋に口を挟むのは下品な振る舞いだとして、原則的にコメントを出さない理由を説明しました。「人の問題は人の問題、自分の問題は自分の問題」と切り分けるスタンスです。一方、社員や所属タレントなど自分の責任範囲で起きたことには、ちゃんと説明責任を果たすと言います。
その上で、今回の早苗トーク企画運用と PR の役割分担で行われた案件。詳細は西野も外部者として知らないとした上で、構造の話だけを論じている。に関する見解を述べました。西野の理解では、松井健氏側が案件を持ち込み、溝口氏側が PR を担当する構図。だとすれば、炎上した際に PR 側だけが矢面に立たされ、企画を持ち込んだ側に説明を求めるのは「至極当たり前」だと言うのです。
「お前がCMしたから買ったじゃないか」と矢が飛んできて炎上
何の説明責任も果たしていない状態
この構図でガッキー側が「グリコさん、表に出て説明してくださいよ」と言うのは当然のこと。それを「トカゲの尻尾切り」「身代わりを差し出すヤクザの親分」のように描写するのは、印象操作が過ぎるというのが西野の見立てです。
西野自身も似た目に遭うと言います。サロンメンバーが立ち上げたサービスで炎上が起きると、無関係なはずの西野に矢が飛んでくる。「一番目立つやつに矢印が来る」構造が、今回の溝口氏のケースにも当てはまるのではないか、というのが西野の整理でした。最後は、才能ある経営者同士なので、早く事業でぶん殴り合うところに戻ってほしいと締めくくっています。
TLD(トップレベルドメイン)は必要か?
TLDって必要ですか?
最初は「東京ディズニーランド?必要じゃないですか」と勘違いした西野でしたが、TLDTop Level Domainの略。URLの一番末尾につく「.com」「.jp」などのこと。.chimneytown のように独自の文字列を取得できる「ブランドTLD」も制度上は存在する。=トップレベルドメインの話だと気づいて解説に入ります。
ブランドTLDを取得する最大のメリットは、その文字列を含むドメインを発行できるのが取得者だけになるため、詐欺サイトが作れなくなる点だと西野は説明します。chimneytown.com を真似た chinuneetown.com のようなフェイクサイトの被害を、末尾を見るだけで防げる。さらにメール開封率の向上など、攻めのマーケティングにも効くと言います。
結論として、「確実なコストと、不確実な効果のシーソー」になるため、ほとんどの中小企業には費用対効果が合わない、というのが西野の見立てでした。「ネット上に自分の国を作るんだ」というレベルの大企業でない限り、取らなくていいだろうとしています。
7月3日に河口湖に集まる顔ぶれ
7月3日に河口湖に友達が集まると聞いたのですが、どういった方が来られますか?どんな話をするんですか?
もともとは演出家のセルジオとサシで飲む予定だったといいます。ノースカロライナで一緒に飲んだ際に「お前一回河口湖来なさい、飛行機代も全部出すから」と呼んだのが発端。ただ二人だけというのも寂しいので、SNSで「エンタメで世界に仕掛けたい方、暇な人います?」と投げたところ、想定外に集まる流れになったそうです。
当日は何かを決めるというより、お互いの手札を並べて「これは協力できるかも」「このチームに入ってもらっていいですか」と話し合う場になる見込みです。お酒が回ったら「星きれいですね」になる、いつもの合宿モードを想定しているとのことでした。
時間があったら何をしたい?
もし西野さんに時間があったら何をしたいですか?
即答は「学校」。コムドットやまと(大和)をリーダーとする人気YouTubeグループ。西野は「大和さんも学校をやりたいと言っていた」と紹介。のやまと氏も学校をやりたいと言っていたそうで、いつか共同でできたらと考えているといいます。
西野が問題視しているのは、既存の専門学校が「商業に落とし込む」ところまでをカリキュラム化できていないこと。絵が描けても、音楽ができても、踊れても、それだけでは食えない。プロとして食っていく状態まで持っていく教育がないと指摘します。
技術教育(絵・音楽・ダンスなど)
専門学校で身につく
商業化の教育が抜けている
振付師のマーケティング授業、音楽家の金融教育などがない
自分では事務所に所属するしか選択肢がなくなる
事務所に所属すること自体は良いが、「所属しなくても大丈夫な戦闘力を持って所属したほうが、社内でうまく上がれる」と西野。会社員でも同じで、「辞められる選択肢を持ったまま勤めたほうが、その会社の中でうまくいく」というのが基本思想です。
「見えすぎる」ことのしんどさ
ピコピコハンマーや美術館の会議など、先が見えているのになかなか伝わらなくて、なんでわからないんだろうと思うことはないですか?
「いや、だらけだよ」と西野。リスナーが言及したピコピコハンマー事件キングコングのYouTubeで、スタッフがピコピコハンマーをスプレーで装飾しようとした件。可動部分にパリパリ固まるスプレーを塗ってしまい、結果として動かなくなる構造だった。を例に、「可動部分にパリパリ固まるスプレーを塗れば、次に動かそうとすれば割れる」というのは、テストするまでもなくわかる話だと言います。
海に飛び込んだら服濡れるじゃないですか。それってテストしなくてもわかるじゃないですか。でもほとんどの人がわからない。そこにはびっくりする時があります。
かつてミツオ氏がインタビューで「西野さんは見えすぎるからしんどいと思う」と語ってくれたことに触れ、その代表例としてクラウドファンディング普及論災害時の共助インフラとしてのクラファン活用論。西野は10数年前から「日常的にログイン状態を保っておかないと、いざという時に動かない」と訴えていた。を挙げました。災害時の共助として皆がログイン状態を保っておくべきだ、と10数年前から訴えていたが、世間に実装されたのはコロナ禍の頃。「ここで詰むのは明らかに見えていた」のに、伝わるまでに10年以上かかったのです。
映画『約束の時計台』のテーマ「待つ」も、まさにここに重なるといいます。見えない人と一緒に生きていくには、待たなければならない。「服のまま海に飛び込んだ人が『うわぁ濡れた』とびっくりしている」のを、何度も何度も横で見続ける感覚。そのストレスは毎日あるが、それでも一緒に失敗して次に進むしかない、というのが西野の到達点でした。
「このイジり寒いな」と思う瞬間
日本バラエティー界のいじられ王子こと西野さんから見て、「このいじり寒いな」というのはありますか?
プロの芸人のイジりについては「全然ない、よくそんなイジり方思いつくな」と完全肯定。一般人のモノマネも、お笑いのプロではないので別に気にならないと言います。ただし、はっきりと「寒い」と感じる対象がありました。
それは、自力で人の胸を打つ物語が作れない漫画家・脚本家・テレビプロデューサーが、明らかに西野亮廣をモデルにしたキャラを物語に登場させ、目をキラキラさせ「上を向こう」と前向きに語らせて小馬鹿にし、アンチ票を稼ぐ論争的・嫌われ者な存在を叩くことで、その人を快く思わない層からの支持や注目を集めるネット時代の安易な手法。西野は岡田斗司夫氏のYouTube展開期の手法にも言及している。という構造です。
大丈夫ですか、それって思う。10、15年前に生きてる方ですか?って。タイムリープか何かしてます?
「ヤフコメに張りついてるおっさんがやるようなことを、お前は漫画家・脚本家として何のためにやってるんだ」と西野は厳しく問います。一番簡単で一番手前にある「キンコン西野いじり」で票を取りに行く構造そのものが、クリエイターとして取るべきポジションではない、ということです。
最後は不思議とエールに変わっていきます。「あなたが作ったものを見たい。ズッコケても俺は否定しない、美しいよ。そこからどう這い上がるかというゲームなんだから」。批評される側に立ち続けてきた人間としての、痛みを伴ったメッセージで締めくくられました。
まとめ
本日のもふもふ大応援上映会の告知から始まり、合宿論、コミュニケーション論、芸能界の炎上構造、ドメイン戦略、教育、そして「見えすぎる」ことのしんどさと、クリエイターへの苦言まで、テーマは多岐にわたりました。共通していたのは、「短期的な評価や票取りに逃げず、自分の事業・自分の作品で勝負する場所に立ち続けること」というスタンス。お互いの手札をテーブルに並べ、共同作業で信頼を積み、批評される側に居続ける──そんな西野亮廣の現在地が見える回でした。
- もふもふ大応援上映会の本質は「赤ちゃんが泣いても親が悪者にならない空間」を作ること
- 合宿は「共同作業で根っこを繋いでから、ビジネスの話に入る」のが鉄則
- 炎上案件では、企画を持ち込んだ側にも説明責任を求めるのは至極当然の構造
- ブランドTLDは魅力的だが、ほとんどの中小企業には費用対効果が合わない
- 専門学校は技術を教えるが、商業化・マーケティング・金融教育が抜けている
- 未来が「見えすぎる」のはしんどいが、見えない人と生きるには「待つ」しかない
- クリエイターは、他人を腐してアンチ票を集めるのではなく、自分の作品で批評される側に行け
