武道館ライブを見て、心を入れ替えた話
昨日、『鴨頭さん』の武道館ライブに合わせて帰国してきました。2年くらい前に「武道館でライブするんです」と聞いて、応援に行きますと約束していたんです。
ちょうど海外の予定と重なってしまったんですが、約束は約束ですから、どうにか帰ってきました。ノースカロライナで映画『えんとつ町のプペル』の上映会があって、その後の交流会が終わってから、大急ぎで飛行機に飛び乗った訳です。
いろんなエンタメを見て回っていますが、昨日のライブは本当に良かった。演奏も歌も素晴らしかったですが、それだけじゃない。お客さんとステージ上の人たちが一体になって、大人が全力で文化祭をやっているような、全員参加のイベントだったんです。
それを見て、僕ははっと思ったんですよ。実は今月24日に『渋谷HUMAXシネマ』で、映画の上映後にギターの弾き語りをやろうかという話があって。
でも僕、それに対して「こんなん需要あるのかい」とか「恥ずかしいな」とか言ってたんです。逃げ道を作って、言い訳を作っている感じが、我ながらダサく感じました。
そんなことより、自分の映画を上映して、自分でギターを持って出てきて、歌って泣く。笑われた方がかっこいいじゃないですか。
ちょっと心を入れ替えました。24日、僕は泣きます。おふざけなしでやってやろうと思いました。
宮古島の少年から始まったクラウドファンディング
今日はですね、久しぶりに、これぞクラウドファンディングだと感じるプロジェクトに出会ったんです。今月29日から、宮古島にある唯一の映画館『南の島パニパニシネマ』で、映画『えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』の上映がスタートします。
この公開に際して、島に暮らす一人の小学生が「島のみんなにプペルを見てほしい」と声を上げてくれたんですね。学校が終わった後や休日を使いながら、毎日フライヤーを配って、ポスターを貼ってくれるお店を一軒一軒回ってくれているんです。
その様子がインスタに流れてきて、僕は完全に心を打ち抜かれました。作者として一人でも多くの方に届けたい思いはありますが、それ以上に、勇気を振り絞って最初の一歩を踏み出したこの子の願いを叶えたいと強く思ったんです。
この少年が願っているのは、島のみんながプペルを見て、どのシーンが良かった、どのキャラクターが好きだったと話せる未来だと思うんですね。少年が一人でその未来を迎えに行こうとしているのに、大人が背中を押さないわけにはいかないでしょう。
すぐに、宮古島の子供たち1000人を映画に招待したいというクラウドファンディングを立ち上げました。すると次から次へと大人が手を挙げてくれて、今の時点で712名から、目標を上回る254万2100円ものご支援が集まっています。
一人の少年が勇気を振り絞って声を上げて、町の大人たちが一人また一人と動き出す。こんなの、まんまえんとつ町のプペルじゃないですか。
この盛り上がりを受けて、招待の対象に高校生も含めることにしました。高校生の不足分は『CHIMNEYTOWN』が全額負担します。招待人数も、支援が予想以上に集まったので、1000人から2000人に上方修正させていただきました。
国際フォーラムでも、子供を無視できない
帰国後まもなくから全力で注力しているのが、6月28日に開催される「映画えんとつ町のプペル約束の時計台もふもふ大応援上映会in東京国際フォーラム」です。
『東京国際フォーラム』に巨大なスクリーンをぶち込んで、3000人で大声を張り上げながら見るという狂気の祭典です。「飛んで飛んで」を3000人で合唱するぞという、ようわからんイベントでございます。
しかも12時半からの回と17時からの回の1日2回公演で、計6000人。大変なことになってきました。応援団長のキングコングは、朝ランを着てハチマキも巻きます。
こういう話をしていると頭によぎるのが、『CHIMNEYTOWN』のペルソナである、4人兄弟の三番目の8歳の男の子のことです。彼はこの祭りに参加できるのか。正直、子沢山ファミリーとなると参加時の予算の負担が大きくなるので、ちょっと難しいんですね。
シングルファミリーの方も同じです。無視できるわけがないじゃないですか。というわけで、シングルファミリーと子沢山ファミリーの参加を支援する打ち手を、今から大急ぎで用意しようと思います。
子沢山ファミリーの子供たちを無料招待しようと思っているんですが、一人の親に対して何人来るかわからないので、チケットの調整がめちゃくちゃ難しいんです。でも、なんとかします。
宮古島の子供が頑張ったのに、僕がやらないわけにいかないでしょう。お父さんお母さん、楽しみにしておいてください。
今日はここまで書いてきましたが、全部、一人の男の子から始まっているんです。少年、このラジオ聞いてるかな。本当にありがとうね。僕、キュンときちゃいました。
最後にお知らせです。キンコン西野の“親子で通う”お金の学校、二期生の募集がスタートしました。子供に本当に教えなきゃいけないのはシンプルに稼ぎ方だと僕は思っていて、そこを一番わかりやすく喋りますので、ぜひ親子でご参加ください。
それでは、素敵な一日をお過ごしください。じゃあまたね。
まとめ
宮古島の小学生が一人で声を上げて動いたことから、僕はクラウドファンディングの原点に立ち返りました。子供が頑張っているなら、大人が背中を押さないわけにはいきません。
- 鴨頭さんの武道館ライブを見て、逃げ道を作っていた自分を反省し、24日の弾き語りをおふざけなしでやると決めた
- 宮古島の小学生の姿に打たれ、子供2000人を映画に招待するクラウドファンディングを立ち上げた
- 6月28日の東京国際フォーラムでも、シングルファミリーと子沢山ファミリーの子供を無料招待する打ち手を用意する



