Pixel 11シリーズ、実機で確かめた折り目とカメラバー
最初のコーナーはガジェットレポートです。GoogleのスマートフォンPixel 11シリーズが発表になりました。
ラインナップは4つ。無印のPixel 11、Pixel 11 Pro、大きいPixel 11 Pro XL、そして折りたたみのPixel 11 Pro Foldです。
神森さんはPixelという端末が好きだと話します。理由は、Android OSを作っているGoogle純正の端末だからだといいます。
動きに変な引っかかりがないし、Androidを動かすという意味での安定感はPixelならではなんじゃないかなと思っております。
初代のPixel FoldとPixel 7a ── Pixelの手頃な価格帯を担うAシリーズの1つ。ハイエンドのPro系より安く、標準的な性能を備える。を昔使っていて、どちらも安定していたそうです。そのためAndroidを使ってみたいという人にはPixelを勧めているといいます。
個人的に気になっているのはFoldです。前のモデルと比べて10%ほど軽くなり、厚みも1mmほど薄くなったそうです。
神森さんは実際にauショップに出向いてFoldを触ってみたといいます。確かにこれまでより薄くなっているものの、GalaxyのZ Foldシリーズと比べるとまだ厚みはあると感じたそうです。
強度は3倍になったという話もありました。ここは調べようがないので、そうなんだという受け止めだといいます。
注目したのはヒンジの曲がり方を変え、画面のガラスも厚くしたことで、真ん中の折り目が目立ちにくくなっていた点です。折りたたみでは折れ目が気になりやすいだけに、ここは評価したいと話します。
無印のPixel 11はカメラバーの厚みが40%以上減ったそうです。一方でProのほうは厚みも高さもそこそこあり、そこが気になったといいます。
新機能の「ハイライト」にも触れます。カメラバーにLEDが入っていて、通知を光で知らせてくれる機能です。伏せていても光でわかるといいます。
神森さんは昔の携帯電話の着信ランプを例に挙げます。相手ごとに色を変えていた設定と似たようなことが、ハイライトでできるようになっているといいます。
iPhoneもいずれそういう機能が出てくるんじゃないかなと思うんですが、しばらくはPixelのメイン機能になってくるんじゃないかなという気がしております。
気になる色は?オリーブとキャニオンの印象
色についても話します。今回はオリーブという色があり、Pro、Pro XL、Foldのどれにも用意されています。写真で見た印象は良かったといいます。
ただし実機を見に行ったときにはオリーブの色のものがなく、見ることができませんでした。背面のオリーブに対してフレームやカメラバーの縁がゴールドっぽいツヤのある色になっている点がいいと話します。
ProとPro XLにはキャニオンという色があります。ピンクとオレンジの中間のようなサーモンピンクの色で、こちらは実機を見られたそうです。
本当に綺麗な色、可愛いなと思って。派手すぎなくて温かみはあるんですが、ラグジュアリーな感じで素敵でしたよ。
Pro系は全体的に高級感の溢れる感じになったといいます。
では買うのかというと、神森さんはまだ買う予定はないと話します。理由として、まず値段の話に触れます。
いまメモリの値上がり ── 半導体メモリの価格が上昇している状況を指す。スマートフォンの部品コストに影響し、端末価格の値上げ要因になる。の影響で、スマートフォン全体の値上がりが始まっているといいます。
前のモデルと比べると、Pro XLが1万4900円、Foldが1万2400円値上がりしました。
ただしPixel 11だけは違い、同じ256ギガ同士で比べると前作より7100円下がっているそうです。
ここにはからくりがあります。今回から128ギガのモデルがなくなったため、一番安い構成同士で比べると上がったように見えるといいます。同じ容量で比べると下がっている、という整理です。
神森さんはメインがiPhoneなので、次のiPhoneも値上がりするだろうと話します。ProもFoldも、まだ買うわけにはいかないといいます。
もしこれがPixelのクラムシェルタイプが出たら、多分なんか買ってるんじゃないかなって気がしております。
20年前にやらかした、デモで焦らないための6つの心得
続いてはWork Talkの時間です。今回は神森さんが2016年、10年前にブログに書いた記事の話です。
タイトルは「セミナーでのアプリケーションデモで焦らないために」。セミナーでパソコンの画面を見せながらソフトの操作を実演するときに気をつけたいことをまとめた記事です。
神森さんはスティーブ・ジョブズのようなプレゼンには憧れがあるものの、自分にはできないといいます。その代わり、アプリケーションのデモを中心にしたセミナーや講座は数をこなしてきたと話します。
この記事を書いたのは、神森さん自身が過去にやらかしたからです。今から20年ほど前、Dreamweaver ── Webサイト制作向けのソフトウェア。HTMLやCSSを書きながらページのデザインを組み立てられる。を使ったセミナーでのことでした。
その日はCSSの実践デモをしていました。会場に入ってから、せっかくだからあれもこれも入れようと考え、印刷用のスタイルシートのデモを急遽足したといいます。
デモは途中まで順調に進みましたが、追加した印刷スタイルシートのデモが動きませんでした。事前にチェックしたはずでしたが、練習不足もあったと振り返ります。
その場で粘るのはやめました。粘ってると時間がどんどん押してしまいますので。改めてブログに書くのでそちらをご覧くださいと言って先に進ませていただきました。
この経験をもとに書いた記事から、注意点を一つずつ紹介していきます。
最後の「黙らない」について、神森さんは自分が普段意識していることだと補足します。コード入力中は集中して無口になりやすいものの、それをやると聞いている人が置いていかれた気持ちになるといいます。
後ろの席の人は画面の文字が見えないため、声を出すこと自体が説明になり、大事だと話します。デモがほとんど初めての人でも、これをやるだけでかなり違うといいます。
オンラインで効く「黙らない」と、動画とライブの使い分け
この記事を書いてから10年、変わってきたこともあります。今はオンラインのセミナーが多く、画面を共有して見せることが増えました。
そうなると、先ほどの「黙らない」がより効いてくるといいます。オンラインでは目の前の画面だけが動いている状態のため、無音になると聞き手が不安になりやすいからです。
そこで無音になると、あれ、自分の環境がおかしくなったのかなとか、声が聞こえなくなったみたいに思われることもあると思うんです。
会場なら手元の様子や雰囲気で伝わるものが、オンラインではごっそりなくなるといいます。だからこそ、今入力しているのはこれです、と以前にも増して声に出したほうがいいと話します。
操作の部分を動画にしてしまうという手もあります。神森さんが動画にする一番の理由は、時間の配分をきっちりさせたいときだといいます。
実際に、この時間は絶対に延ばせないというセミナーで操作部分を動画にして持っていき、時間ぴったりに終わらせたことがあるそうです。当時はそのやり方が珍しかったといいます。
ネットワークにつないで操作するとき、たとえばFigma ── ブラウザ上で使えるデザインツール。複数人での共同編集がしやすく、Web制作の現場で広く使われている。の操作などで、会場の回線が心もとないときも動画にしておくと安心だといいます。
動画にすると再生している間に説明を重ねられる利点もあります。ただし動画を作るには時間がかかるため、やるなら余裕を持って準備したほうがよいと話します。
とはいえ神森さんはライブでやることが多いといいます。目の前でリアルに動いているのを見てもらうほうが臨場感があると考えているからです。
仮にネットの回線で詰まっても、今こういうこともあると説明になるため、大体はその場でリアルにやることが多いと話します。Dreamweaverのライブコーディングも20年ほど前に実際にやって、本当に良かったといいます。
これはセミナーで登壇する人だけの話ではなく、社内の勉強会などで画面を見せるときにもそのまま当てはまるといいます。
原宿に13番組が集結、ポッドキャストのイベント告知
Work Talkの最後にお知らせがあります。9月12日の土曜日に「Web Creator Podcast Day 2026」というイベントがあります。
Webクリエイターのポッドキャストが13番組、原宿のスタジオに集まり、朝の10時半から夕方の5時までずっと生放送をする1日です。会場は原宿のJ-WAVE ARRTSIDE CASTというスタジオだといいます。
去年が第1回、今年が第2回目です。視聴は無料で、YouTubeとXライブ、Facebookライブでも見られます。
そこに、この番組『T-STUDIO.Voice』も出ることになりました。神森さんは現地で東京に行くといいます。
公式サイトから出演番組それぞれにおはがきが送れるようになっていて、その中に『T-STUDIO.Voice』もあります。
おはがきがないと本当に悲しいので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。いただけたら当日ご紹介しようと思っております。
中東版リミックス「Hands to the Sky (Arabic Mix)」の聴きどころ
最後のコーナーはSuno AIラボです。神森さんが作ったユーロビート「Hands to the Sky」の各国版を作る企画です。
その国っぽい楽曲を使ったゆっくりした曲を先に作り、元の曲とマッシュアップすると、その国っぽいリミックスになるという実験だといいます。今回紹介するのはArabic Mix、中東版です。
素材にした曲のタイトルは「The Empty Throne」です。素材が一発ででき、マッシュアップ ── 複数の曲を重ね合わせて1つの曲に仕立てる手法。ここでは元のユーロビートと中東風の素材曲を組み合わせている。も一発で決まったといいます。前々回のFlamenco Mixは素材から作り直したのに比べ、今回はあっさりできたそうです。
音の話もします。アラビアンナイトのような曲でよく鳴る、ポロローンとした弦楽器と、ピーヒョロロという笛の音が中東らしいといいます。
フラメンコギターとは違い、弦も笛もビブラートがかかった、ポヨヨンと揺れた音が特徴だと話します。
構成は、オープニングで「The Empty Throne」が少し流れ、40秒ほどで元の曲が始まります。裏でポヨヨンとした音が鳴り、歌に入る前に笛の前奏が一つ入るといいます。
一番の聴きどころは後半です。2番が終わってブリッジに入る前の間奏が、元の曲の間奏ではなく、笛と弦のポヨヨンとした間奏に置き換わっています。
メロディーも歌もそのままで、バックの楽器と間奏が味わいが出る。それが一番はっきり出たのが今回かもしれません。
テンポの話もします。Chord ai ── 楽曲のテンポやコードなどを解析するアプリ。ここでは各リミックスのBPMを調べるのに使われている。で調べると、Arabic Mixは146でした。長さは4分49秒です。元のHands to the Skyが151なので、少し遅くなっています。
これまでの4作を比べると、Japanese Mixが150、Flamenco Mixが151と元の曲のまま。Chinese Mixが142、Arabic Mixが146と、こちらは少し遅く出ています。
遅く出たほうはどちらも冒頭の素材が長めだといいます。中国語版が1分、今回が40秒、フラメンコは30秒で元の曲に入っていました。
素材が長く前に出るとテンポもそっちに引っ張られるのかしらとも思ったりしますが、AIで作るところなので、これというわけではないのかもしれません。
まとめ
EP31は、Pixel 11シリーズの実機の印象、デモで焦らないための実践知、そして中東版リミックスの制作という3本立てでした。折り目やカメラバーといった細部の観察から、20年前のやらかしを踏まえた心得、音づくりの聴きどころまで、現場感のある話が並びました。
- Pixel 11 ProはFoldの折り目が目立ちにくくなり、キャニオンの色味も好印象だった
- 値段はモデルによって上下があり、同じ容量で比べると見え方が変わる
- デモは直前に足さない、配分を変えない、そしてコードを書くときは黙らないことが要点
- オンラインでは無音が不安につながるため「黙らない」がより効き、動画とライブは目的で使い分ける
- Arabic Mixは2番後の間奏が笛と弦のポヨヨンとした音に置き換わる点が最大の聴きどころ




