番組の趣旨と、二人の「最近の鼻歌」
「ハナウタラジオ」は、ため息の中にあるポジティブな鼻歌を一緒に探す番組です。すぐに見つかることもあれば、見つからないこともある。そんなスタンスで進んでいきます。
すぐに鼻歌が見つかるかもしれないし、見つからないかもしれません。リスナーの皆さんとともに心を軽くする鼻歌を探していきましょう。
今回の出演は、きよちゃんとりーちゃんの2人。番組が急に始まったこともあり、2人ともまだ少しドキドキしながらの収録だと話します。
最初の話題は、それぞれの「最近の鼻歌」。きよちゃんは、東京から家族で長野へ移住する予定があると打ち明けます。
東京で育ったきよちゃんには、こちらにたくさんの友達がいます。しばらく会えなくなるかもしれないからと、今いろんな人と会っているそうです。
久しぶりに連絡を取った友達とかいて。私の足跡を振り返るっていうか、みんなにすごい恵まれてたなってことを改めて感じることができてる今日この頃で、鼻歌だなと思ってます。
寂しさもありつつ、移住が旧友と再会する「言い訳」になっている。りーちゃんは、それをすてきな時間だと受け止めます。
同じタイミングで訪れた、二人の引っ越し
りーちゃんもまた、9月末に福井へ引っ越すことを決めたばかりでした。あと1ヶ月半を切り、役所関係の手続きを進めているところだと言います。
その手続きの中で、以前仕事で関わった役場の方に、久しぶりに顔を見に行ったそうです。まだその方がいて、覚えていてくれたことがうれしかったと振り返ります。
仕事のつながりの相手には、連絡していいものか遠慮してしまうこともあります。引っ越しの報告という理由があったことで、堂々と会いに行けたと話します。
「いつでも帰っておいでね」みたいな言葉をかけてくれて。4年しかいなかったけど、本当にすごい大事な場所になったなっていうので、すごく心がほっこりして、今日この時間を迎えてるっていう感じです。
一方で、きよちゃんも引っ越しは7月。しかも転出届を書かなければというタイミングで、りーちゃんの状況とぴったり重なっていました。
私もまさに転出届を書かなければっていうタイミングだから。すごいタイムリーでした。
くだものをむいても、食べてくれない
ここからはお便りのコーナー。きよみきさんから届いた一通が読まれます。
せっかく果物の皮を剥いてあげたのに、子供が全然食べてくれない。
2人はこのお便りを、まず一緒に「ため息」をついてみることから始めます。手が痒くなったり、汁が出たりするのを乗り越えて剥いたのに食べてもらえない。そのがっかりに共感します。
きよちゃんにも、似た経験は「ざらにある」と言います。あまり好きではないおかずを、少しでも食べてもらおうと工夫したときのことです。
なんかちょっといつもと違う工夫をしてみたりとかしたら、逆に「いつものやつの方が良かった」とか言われちゃったりして。
なぜがっかりしてしまうのか。きよちゃんは、やってあげる側が「こう反応してくれたら嬉しいな」と期待しているからだと分析します。その期待が、落胆につながるというわけです。
りーちゃんは、そこに別の見方を添えます。工夫することも、皮を丁寧に剥くことも、そもそも相手への愛情の表れではないか、と。
愛情のこう向けた先に、なんかそれが届かなかったってなると、ちょっとシュンってなったりするなっていうのは思ったんですけど、なんかその愛をね、ちゃんと相手に届けようってしてるのはすごく素敵だなって。
そこから、視点を自分に向ける話へ。「私ってなんて愛情深いんだろう」と思えれば、そこまでがっかりせずに済むかもしれない、ときよちゃんは受け取ります。
私よく自分に丸するっていう表現してるんですけど。「こんなとこまでやってあげちゃって」みたいな。
もうひとつ、きよちゃん流の対処法も。果物は基本的に自分のために剥くので、食べてもらえなくても「いいの?食べるよ私が全部」となり、イラッとしないのだそうです。
結論として、2人は「やりたくないことを無理にやると、がっかりが増える」という点でうなずき合います。やりたいことを優先すれば、落胆にはつながりにくいというわけです。
期待
「こう反応してほしい」と期待して相手にやってあげる
落胆
期待どおりに届かず、ため息が出る
視点の転換
「こんなに愛情深い自分」に丸をつける
鼻歌
届いたときはうれしく、届かなくても自分をほめられる
髪を伸ばしたいけど、子供が引っ張るから
続いてのお便りは、髪にまつわる悩みです。
髪を伸ばしたいけど、子供が引っ張るから髪切るか。
りーちゃんはまだ子供がいないと前置きしつつ、友達がピアスやネックレスを子供に引っ張られてつけられない、という話を聞いたことがあると共有します。子供がいると、髪もアクセサリーも我慢することが出てくるようです。
きよちゃんは、当たり前にできていたことが何らかの理由でできなくなることが、大きなストレスになると受け止めます。
前まで当たり前にできていたことが、何らかの理由でできなくなるっていうのがすごいストレスに感じるっていうのはありますよね。
その一方で、忙しい子育ての最中でも髪を伸ばしたい、おしゃれをしたいという気持ちを忘れていないこと自体が「最高」だと2人は評価します。
りーちゃんは、思いきって切ることで新しい自分に出会えるかもしれないと提案します。自分では踏みきれなくても、やむを得ない事情があると「流れ」に乗れることもある、と。
実際、髪が短いと乾かす時間が短くなって楽になる。ショートにはショートなりのアレンジやカラーリングの楽しみ方があると話が広がります。
そして、子供が引っ張る時期はおそらく2年や3年で終わる。だからこそ、この期間を新しいチャレンジとして楽しめるといい、ときよちゃんはまとめます。
クロージング
話しているうちに、ちょうど15分が経過。りーちゃんの時間管理で、番組はクロージングへ向かいます。
明日もかもしれないを面白がることで、ため息が鼻歌になっちゃうかも?
最後は2人のあいさつで締めくくられ、記念すべき第0回は幕を閉じました。
まとめ
移住や引っ越しという節目から、子育ての小さな切なさまで。2人は、日常のため息を否定せず、少し視点を変えて「鼻歌」に近づけていく対話を重ねました。
- 移住や引っ越しは、旧友やお世話になった人に会いに行く「言い訳」にもなる
- くだものを食べてもらえないがっかりの裏には、相手への期待と愛情がある
- 相手への愛情だけでなく、「愛情深い自分」に丸をつけると気持ちが軽くなる
- できなくなったことを嘆くより、新しい楽しみへ切り替えると鼻歌に近づく
- 子供が髪を引っ張る時期は数年で終わる。その期間ならではの楽しみ方を探せる
