最近の「鼻歌」を振り返る
番組は、二人が最近感じた小さな心地よさ、つまり「鼻歌」を共有するところから始まります。
りさぽんさんは、久しぶりの東京出張で以前一緒に働いていた友達に会えたことを挙げました。
今はそれぞれ違う場所で活動しているのに、辞めてからの方がよく会うような相手だといいます。
久しぶりに東京出張があって、そのタイミングで向こうにいる友達と何人か会ったんです。今は違う場所でそれぞれ活動してるけど、辞めてからの方がよく会うような友達で、ご縁が続いてるのがありがたいなと思って、ちょっとルンルンってしました。
大人になってからできた友達だからこそ、本当に馬が合う相手なのかもしれない、と話します。
一方のもとかさんは、その日の朝の出来事を挙げました。
起きて窓を開けたら、もわっとする暑さを覚悟していたのに、心地よい風が入ってきたそうです。
もわっとするかなって思ったんですけど、なんか心地よいと思って、これが鼻歌かもって。
さらに感覚が研ぎ澄まされたのか、淹れた玄米茶の香りもよく感じられ、「ダブル鼻歌」だったと振り返ります。
目覚ましをかけず、8時過ぎに自然と目が覚めたことも、休日ならではのゆったりした時間につながっていました。
お便り「田舎のいいところを教えてください」
続くコーナーでは、ため息さんからのお便りが紹介されます。
田舎に住んでいるのですが、近くにミスドもスタバもありません。田舎のいいところを教えてください。
岐阜県多治見市に住むりさぽんさんは、まず「田舎には都会にないものがある」という自身の実感を語り始めました。
都会にはなかった「自然の音」
りさぽんさんは、大学卒業後に最初に就職した東京での暮らしを振り返ります。
住んでいたマンションの裏は大きな大通りで、隣には総合病院が建っていたといいます。
夜寝ると、やんちゃなお兄さんたちの車が通ってるのが聞こえたり、ピーポーピーポー言ってるのが聞こえたり。人がいるざわめきはあったけど、自然の音ってなかったんですよね。
それに対して、多治見に帰ってきてからの夜は、まったく違う音に包まれていると話します。
夜めちゃくちゃ音が鳴ってるんですよ。虫の声とか。車みたいな人工物の音は何も聞こえないんだけど、犬があっちで吠えてるなとか、お隣さんの赤ちゃんが泣いてるなとか。
もとかさんも似た感覚を語ります。実家は千葉県の比較的賑やかな場所で、部屋を暗くしてもどこかから明かりが入っていたそうです。
今住む香川県では、しっかり暗くなり、星を楽しめるようになったといいます。
実家の頃は酔っ払いのお兄さんが騒いでる声で目が覚めたりしてたんですけど、今は目を覚まされるとしても、猫が喧嘩して叫んでる音で。同じ目を覚まされるでも、まあいっかって終わらせられたり。
大通りの車、サイレン、人のざわめきなど人工物の音
虫の声、遠くの犬、隣家の赤ちゃんの声など自然の音
ないからこそ、あるものに気づける
二人は、ミスドやスタバがないことを「気軽に行けたら」と思いつつ、それをマイナスだけでは捉えていません。
もとかさんは、チェーン店がないからこそ、地域に根付いたお店に初めて入ってみたり、ぼーっとする時間ができたりすると話します。
一方で、二人ともミスドもスタバも大好きだといいます。
出会えた時の感動に取っとくみたいな。
りさぽんさんも、多治見からは名古屋が近く、日帰りで通勤感覚でも行けると補足します。
名古屋駅の近くにはスタバがいくつもあり、そうした都会の便利さも「アリだな」と感じているそうです。
乗り遅れた電車が「寄り道の言い訳」に変わるまで
もとかさんは、こうして田舎の良さを話すこと自体にも意味があると感じています。
引っ越してきた当初は、電車が全然ないことに落ち込んでいたと打ち明けます。
もとかさんが利用するJRは1時間に1本が普通で、乗り遅れると当初はかなりへこんだそうです。
けれど今は、その待ち時間の受け止め方が変わったといいます。
今はこれでちょっとぼーっとする時間ができたとか、近くのお店見てみようかなって。寄り道する言い訳になってて、楽しく過ごしてます。
りさぽんさんが、考え方が変わったきっかけを尋ねると、もとかさんは明確なきっかけはないとしつつ、二つの要素を挙げました。
一つは「慣れ」。もう一つは、本数が少ない路線を動かし続けてくれる人への感謝でした。
利用者が少なかったりするのに、ちゃんと動いててくれてありがとうみたいな。こんな時間まで運転してくれてる駅員さんたちがいるから、電車があるんだなって。
りさぽんさんも共感します。自宅の最寄り駅の電車は15分に1本ほどで、駅まで行くバスは1時間に1本だといいます。
運転してくれる人がいるから生活が成り立ってるなとすごく思うので、感謝ですね。
乗り遅れて落ち込み、自分のスケジュール力を責めていた
待ち時間をぼーっとしたり寄り道したりする時間として楽しむ
まとめ
近くにミスドもスタバもない。そんな田舎暮らしの「ないもの」を、りさぽんさんともとかさんは「あるもの」への気づきに変えていました。自然の音や星空、地域のお店、そして日常を支える人への感謝が、その回答の中心にありました。
- 都会にあるものがないからこそ、田舎にしかない自然の音や星空に気づける
- チェーン店がないことは、地域のお店やぼーっとする時間との出会いにもなる
- 都会にも田舎にもそれぞれの良さがあり、あるものを楽しむスタンスが鍵になる
- 乗り遅れた電車も、慣れと感謝で「寄り道の言い訳」に変わっていった
