沖縄より北海道を選ぶ理由と、南国が人を溶かす話
最初の相談は「2030年に移住するなら沖縄と北海道どっち?」というもの。AIの結論は北海道で、理由は夏が涼しい、土地が安い、食料自給率が高い、災害リスクが低いといったものでした。
かつて沖縄大好き人間で離島を20島ほど回っていた箕輪さんですが、40歳の今なら迷わず北海道だと言います。理由はシンプルで、沖縄は疲れるから。
沖縄疲れる。暑いし。本当に病気になる。酒ばっか飲むから。距離が近すぎて、国際通りら辺に住むと友達がすぐできちゃって、昼から飲もうみたいになって、どっか行けば友達がいる。それが連続しちゃって、頭おかしくなるんですよね。
一方で北海道は土地が広く、人と人の距離も遠いため、ダラダラした関係に飲み込まれにくいと箕輪さんは分析します。DMMの元社長でピクシブを作った片桐さんの北海道拠点を訪れた経験も、その印象を後押ししているようです。
けんすうさんは沖縄好きで、この日もゴーヤチャンプルーを作ったほど。ただ「若者だから好きだった」という側面もあるかもしれないと振り返ります。
南半球でほとんど先進国がないじゃないですか。やっぱ暖かいと頑張らない説あるらしいです。豊かで死なないから。沖縄、俺絶対アル中になるな。
起業家アル中と「初めての店で期間限定を頼むな」
話は自然と「起業家アル中」へ。長時間の収録中にハイボールを冷蔵庫に忍ばせて飲んでいる起業家を二人ほど見たと、箕輪さんは名前を伏せつつ語ります。
けんすうさんも、旅先である著名人が朝からワインをこっそりラッパ飲みしていた場面を目撃したそう。「隠して飲む」こと自体がアルコール依存症のリアリティだと二人は口を揃えます。
続いての相談は、初めての飲食店で期間限定メニューと一押しメニューのどちらを選ぶかというもの。AIは迷わず一押しを推奨し、二人もこれに同意します。
一押しメニューっていうのはもう選抜だからね。期間限定のは新入りだから。どっちがいいかって話ですよ。新入りがいいか、もうレジェンドがいいか。
箕輪家ラーメンの話にも飛び、「初代総本山家系」を名乗りながら家系→二郎系→豚骨と主軸を変えてきた経緯が語られます。今の一押しは塩豚骨だそう。
ラーメン詳しければ詳しいほど、根っこのスープを活かしていろんなパターンやるっていうのは、ラーメン通の人も「ああそう来たか」みたいになるらしいです。
血糖値センサーで見えたラーメンの正体と、全部依存症説
ラーメンの話は自然と健康の話へ。箕輪さんはグルテンフリーを意識してから体が楽になったと感じており、店の麺も自身は低糖質麺しか食べないと明かします。
けんすうさんはこの1〜2ヶ月、血糖値センサーを装着して食生活を可視化しているところ。ラーメンは血糖値が突き抜けるように上がる食べ物だと実感していると言います。
一、二ヶ月食べないと、昨日久しぶりに食べたんですけど、あれ食えないですね。だいぶどぎつい食べ物なんだなって。
そこから話は「依存症の正体」へ広がります。カフェイン、アルコール、SNSはすべて同じ構造で、「一度離脱すると久しぶりに触れた瞬間だけ美味しく感じるが、実はそこまでではない」というのがけんすうさんの見立てです。
逆で、飲んでない時にぼんやりしてて、飲むと普通になるっていう、こういう感じなんです。だから日常が今飲んでなくても普通になっていて。
一方の箕輪さんは、自分がカフェイン・アルコール・SNSすべてに依存していると自認しつつ、その依存を切ることが本当に幸せなのか?と問い返します。
酒鬱と、ドーパミンを前借りする浦島太郎理論
話題は「酒鬱」に移ります。昼から2日連続で飲んだ翌朝に胸が痛くて死にたくなるような感覚が来る現象で、今回は病院に行こうかと思うほど強く出たと箕輪さんは打ち明けます。
大量の飲酒、異常な盛り上がりみたいなことをやってしまうと、幸せの、ドーパミン的な幸せを異常に前借りしてるんですよ。浦島太郎みたいな。玉手箱をパッて開いたら、その数時間の楽しかったことの返済をしなきゃいけない。
楽しかった10時間を10分で返済しなければならないから朝が地獄になる、というのが箕輪さんの解釈です。これは覚醒剤の仕組みとほぼ同じで、快楽を借金しているようなものだと二人は整理します。
大量飲酒
楽しさを一気に引き出す
快楽の前借り
本来数日分の幸福感を一晩で使う
返済フェーズ
翌朝、胸の痛みや強い落ち込みが襲う
さらにけんすうさんは、ドーパミンが足りなくなるとアドレナリンで補うようになり、そこまで行くと危険だと補足します。炎上して1週間ハイになった後にドーンと落ちる、というのは箕輪さんも思い当たる節がある展開です。
いや、それ中毒だわ。
そこで参照されるのが、俳優・東出昌大さんの山暮らし。役者として忙しい時期は酒を浴びるほど飲まなければバランスが取れなかったのが、山に移り住み、犬と奥さんと鹿を撃つような生活になったことで、破滅的な欲求が自然に消えていったといいます。
多分環境が変わらない限り無理だと思いますよって言われて。今のスタイルを維持するために、そういう破滅的な欲求が必要なんだと。
問題は「箕輪さんに強制リセットは来るのか」ということ。週刊誌もスキャンダルも今の箕輪さんを止められないのでは、と二人で笑いながら結論は出ないまま話が進みます。
気が利く人と気が利かない人、そして「気を利かせるオーラ」の問題
3つ目の相談は「気が利く人と気が利かない人の決定的な違い」。AIの答えはシンプルで、困る前に動けるかどうか、というものでした。
相手がまだ困っていない段階で先回りして動く
困り事が起きてから対応を始める
ただし二人はここに一つ留保をつけます。あからさまに「気を利かせている感」が出ると、周囲に「気を利かせなければならない空気」を作ってしまい、結果的に気が利かないと。
居酒屋でサラダいきなり取り分け始めます。そうすると、え、それ前提になっちゃってんじゃん。だから僕はあえて自分でねとか、乾杯も一人遅れてきて待ってるとか、遅れてきたやつに気を使わせるから飲んじゃいます。
話は「唐揚げのレモン勝手に絞る問題」や「餃子の最後の一個問題」にも及びます。箕輪さんは残ってしまう最後の一個を必ず食べ、けんすうさんは玉ねぎ入りサラダを取り分けられる困惑を語ります。
さらにタクシーの温度確認や後部座席のドア開けについても。「運転手さんは座りっぱなしなので歩きたいだけ」というけんすうさんの仮説によって、ドアを開けてもらう気まずさを気にせず済むようになったといいます。
忙しい人のための「5分本気運動」と食後10分ウォーキング
次の相談は、育児中でフルタイム勤務、運動時間が取れないダイエット希望の相談者向け。AIは「日常の動作すべてを運動に変えるながら運動」を推奨します。
箕輪さんは少し違うアプローチを推します。ながら運動よりも、15分本気で追い込むタイプのジムのほうが忙しい人には向いているのでは、というものです。
15分本気で筋トレするっていう。週2とかそれでいいんすよ。だから本当に時間ないなら、15分本気で運動ぐらいはできると思う。
けんすうさんは、家に置いた四角いトランポリンを紹介。1分跳ぶだけでかなり疲れると話し、NASAがジャンプを推奨しているというトリビアも披露します。
もう一つの目玉は、けんすうさんが血糖値センサーで見つけたハック。糖質を摂ってから10〜15分後に歩き始めると、血糖値の急上昇をかなり抑えられるといいます。
食べてから十分後から十五分ぐらい歩くだけで上がらなくなるっていう裏技があって。ダイエット的にもめっちゃいいし、健康的にもいい。数字で見るんで、これズルして歩いたろっていうことができるんですよね。
目に見える指標があると運動へのモチベーションが変わる、という点は、キックボクシングを週2回続けている箕輪さんも共感するところです。
人間エネルギーカードと、渡した全員が不幸になる問題
次はやや不穏な話題。「箕輪さんは2年後どんな現象に興味を持ってそうか」というAIの予想として挙がったのが「AIと融合した新しい宗教・スピリチュアル」でした。
ここで話題は「人間エネルギーカード」に。箕輪さんが代々木公園で太陽エネルギーを集めて作ったというカードで、渡した人が軒並み不幸になっていると本人が語ります。
代々木公園でこう太陽集めて入れてたんで、代々木公園ってよくよく考えたら、あんまり良くない空気も。渋谷とか原宿の都会の空気。それは良くないよ。
一方で、あとから作った「反人間エネルギーカード」のほうは効果があると箕輪さんは感じており、これを持って以降、週刊誌の直撃も1週間ほど来ていないと笑います。
怖いから作った。支給、支給順を逆にしてって。
留学経験を武器にする「物語化」と、秋元康の付箋理論
続いての相談はカナダ留学中の21歳から。留学経験を企業がそこまで評価してくれないと感じている、というものです。AIは「新しい経験より、既存の経験を魅力的に演出する能力を磨け」と答えます。
箕輪さんはここで、就活における自身のインド体験を明かします。宝石屋に監禁されかけた後、ホテルに戻る前にネットカフェへ駆け込み、その体験をmixi日記に書いてバズらせたエピソードです。
自分の命とか危険より、面白いことを発信するって欲望の方が強い人間で、あらゆることをコンテンツにしたい。そう言ってから、出版社とかテレビ局とか通るようになったんですよ。
この物語は多少のこじつけであっても、自己洗脳として機能し、その後の仕事の指針にもなっていると箕輪さんは振り返ります。
話は秋元康さんの「思い出に付箋を貼る」理論へ。派手なエピソードよりも、喫茶店でストローが曲がっているような小さな出来事に付箋を貼り、そこから何かを引き出す姿勢が本質だという解釈です。
つまり就活で問われているのは、体験の派手さではなく、日常の出来事を自分のアイデンティティと結びつけて語れるかどうか。ほとんどの人は「エピソードの強カード」を持っていないからこそ、この能力が武器になると二人はまとめます。
留学経験を就活で活かすには何を準備すればいい?
留学したという事実そのものではなく、そこで自分の何が動き、いまの価値観にどう繋がっているかを、具体的な場面付きで語れるように整理しておくとよさそうです。多少こじつけでも構わないので、体験を自分のアイデンティティに結びつける「物語化」を意識してみてください。
休職する後輩と「水槽の水」問題
続く相談は、後輩がSlackで突然休職を宣言し、支えてきた側にモヤモヤが残っている、というもの。ご神託は「支援しても人を変えることはできないと理解し、期待を手放すこと」でした。
箕輪さんにも似た経験があり、優しくしたりケツを叩いたりを試しても届かなかったと振り返ります。
水槽の水が合わなくて死ぬみたいなもんで。どうにもならん時ってあるんだろうな。
期待を手放したら一緒に仕事はできないが、それは「合わない環境から離れられてよかった」と捉え直せるかもしれません。合わない場所で潰れていた人が、別の会社では急にエースになるケースもあります。
例として挙がったのは、サイバーエージェント副社長の日高さん。前職では評価されなかったが、起業やサイバーの環境では成果を出しているタイプだといいます。
すべては男子校ノリだったのかもしれない
話はさらに深まり、箕輪さんの「引き起こしてしまうこと」がどこから来ているかへ。答えは「男子校ノリ」だと本人は語ります。
俺が引き起こしているすべてのいいことも悪いことも男子校のせいだもん。
芝中高から早稲田、そしてほぼ赤坂・六本木エリアで完結する人生。長い時間を同じ閉じたコミュニティで過ごしてきたからこそ、ハイコンテキストな冗談やメタ的なじゃれ合いが身体に染みついているといいます。
中川翔子さんへのSwitch譲渡騒動も、NewsPicksからの「好感度ゼロでも稼ぐ方法」というオファーへの反応も、男子校的な「表面では真面目そうに振る舞いつつ裏で笑い合う」ノリだったと箕輪さんは解説します。
男子校のやつらが、先生に謝罪してるふりして、実は裏でみんなコソコソ笑ってるみたいな。わかるやつにはわかればいい。
けんすうさん自身も男子校出身で、令和トラベルの志乃さんをネタにするような「わかりづらいじゃれ合い」を今もやっていると認めます。
リアルバリューや古い友人など、文脈を共有する閉じた場
X(旧Twitter)やYouTube、ヤフコメなど、皮肉が届かない不特定多数
この皮肉が通じない場所での摩擦は、そのままヒカルさんの近年の炎上にも重なると箕輪さんは指摘します。ヒカルさんが狙うローカルな視聴者と、本人のグローバル/都市型ライフスタイルの間で「食い合わせ」が起きているという見立てです。
グローバリズムVSローカリズムの戦いだと思ってて。ヒカルくんってローカルをターゲットにしてるのに、ライフスタイルはエリート層の港区の価値観じゃないですか。だから食い合わせが20万人ぐらい悪い人がいた。
都市型の高単価顧客に向けて発信するか、地方に共感の輪を作るか。この二択の間で悩みつつも、「男子校ノリで港区にいる自分」が発する言葉が、そのままローカルから見た炎上を生むという構造が浮かび上がります。
まとめ
今回の総集編は、移住・食・依存・気配り・スピリチュアル・就活・組織・炎上と、話題が飛び回りながらも、根っこには「快楽の設計」と「所属するコミュニティのノリ」という共通のテーマが見えました。極端さと男子校ノリを抱えたまま生きる二人が、依存を抜けきらずに笑いながら現実を整理する回でした。
- 沖縄vs北海道は年齢とライフスタイル次第。距離が近すぎる南国は「アル中製造機」にもなり得る。
- カフェイン・酒・SNS・ラーメンはすべて依存構造が同じ。離脱すると「久しぶりの一発」が異常に美味しく感じるだけ。
- 酒鬱はドーパミンの前借り。楽しい時間の返済が翌朝一気に来るため、リセットには環境ごと変える発想が有効。
- 気が利くとは「困る前に動く」こと。ただし気を利かせている感が漏れると、周囲に負担を強いる逆効果になる。
- 食後10分ウォーキングは血糖値ハックとして強力。忙しい人ほど「ながら」より「5〜15分本気」を選ぶ選択肢もある。
- 体験は物語化して初めて武器になる。派手さより「日常の出来事を自分のアイデンティティに結ぶ」秋元康的な視点が効く。
