「人を引き上げるとは何か?」ご神託ラジオが明かす、損得抜きで動く人の条件
編集者・箕輪厚介とアル株式会社代表・けんすうが、AIの「ご神託」をもとに様々なテーマを語り合うご神託ラジオ。今回の総集編では、影響力のある人が誰を引き上げたいと思うのか、SNSでの悪口や第一印象の違和感、起業の覚悟、AI時代の生き方まで、幅広いテーマが展開されました。その内容をまとめます。
影響力ある人が引き上げたくなる条件
リスナーの質問は明快でした。「影響力ある人がこの人を引き上げてあげたいなと思うのに、一番重要な要素はいいやつ単に善良というより、損得抜きで動く、何でもやる姿勢を持つ人のこと。、気が利くやつ、才能あるやつのうちどれ?」AIの結論は「いいやつが最も重要」でしたが、二人の反応は意外にも複雑でした。
利害損得抜きでやってくれてるなって思った時、あ、こいついいやつだなって感じ。
箕輪は「いいやつ」と「いい人」を区別します。「いい人はどうでもいい人」とAVEXの松浦勝人エイベックス創業者。音楽業界の重鎮として知られる。がよく言うように、当たり障りのない優しさだけでは印象に残らない。一方、「いいやつ」は頑張ってくれる人、損得抜きで動いてくれる人を指します。
二人が共通して挙げたのは西野亮廣お笑いコンビ・キングコングのメンバー。絵本作家、ビジネス書作家としても活躍。でした。「全く損得じゃない」行動をする彼は、まさに「いいやつ」の典型例だといいます。
最終的に二人が導き出した結論は、3択のどれでもありませんでした。**影響力ある人の影響下にあると認識されること**が、引き上げてもらうための最大の条件なのです。
けんすうも、自分のブログを読んでガーナで唐揚げ屋を始めたという人にクラウドファンディングで支援したエピソードを明かしました。「絶対嘘だなと思って面白くて払っちゃった」と笑いますが、その背景には自分の責任という感覚があったのかもしれません。
許される悪口、許されない悪口
リスナーからの質問は率直でした。「悪口が楽しくてやめられない。許されるタイプの悪口を教えてください。」AIの回答は「悪口の対象を強者、権力、システムに向けなさい」というものでした。
俺悪口めちゃめちゃ言う。基本悪口じゃないですか。
表では言うけど裏では言わないですよね。
箕輪は自身の悪口スタイルを「本人の前で言えないことを言う」と表現します。ただし、それは単なる陰口ではなく、タブーを破って場を盛り上げるための「切り込み隊長」としての役割だといいます。溝口勇児経営者。箕輪との関係性から飲み会ネタの定番となっている人物。や前田裕二SHOWROOM代表。『メモの魔力』の著者として知られる。など、本人が神格化されそうな時こそあえて茶化すことで、場の空気を和ませるのだといいます。
けんすうが初めて箕輪と会った時の第一声は「今妻がキレてんすけど、やばいんすよ」だったそうです。「この人はいつか週刊誌に載りそうだなと思った」と振り返るけんすう。その予感は的中し、箕輪は後に週刊誌に取り上げられることになります。
一方で、箕輪は自分より弱い立場の人への悪口も言うと認めます。若手YouTuberのもんたに「Z世代も大人が作った言葉だよ」と絡んだエピソードでは、「ダサすぎる」と自己批判しつつ、「もんたのためのガス抜き」だと正当化します。その複雑な心境は、SNS時代の炎上とヘイトの構造を浮き彫りにしています。
第一印象の違和感は当たる?
職場の先輩に対して、明るく優しいのに「嘘くささ」や「意地の悪さ」を感じてしまうという相談。AIは「違和感は当たっている可能性が高い。警戒しつつ適度な距離を保つのが正解」と回答しました。
箕輪は即座に同意します。「元気?どんな感じ?と声をかけてくる人で、なんか違うって人は大体その通り」と断言。第一印象の違和感は、本質を捉えていることが多いといいます。
僕、箕輪さんと初めて喋った時すごい覚えてて、第一声が「今妻がキレてんすけど、やばいんすよ」って話だったんですよね。
けんすうは「合わなそうと思った人が意外と合うケース」もあると指摘します。明石ガクトワンメディア創業者。動画メディアの先駆者として知られる。との出会いや、箕輪自身も最初は「合わないかも」と思ったが、実際には深い信頼関係を築けたといいます。
箕輪は逆に「合わなかった人」がほとんどいないと語ります。それは自我を強く出しているため、合わない人は最初から近づいてこないからだといいます。「寄ってくる時点であっちは俺に好意があるわけで、好意がある人と合わないってことはあんまない」という論理です。
結論としては、第一印象の違和感は多くの場合当たっているものの、関わり方次第で関係性が変わる可能性もあるということです。無理に距離を詰める必要はなく、自然体で接していれば、お互いに適切な距離感が見えてくるといいます。
やる気のブレと自家発電
社会人6年目、課長補佐に昇進したものの、やる気のブレが激しく、上司からのフィードバックもない環境で悩んでいるという相談。AIの回答は「情熱は外から与えられる刺激ではなく、自分で設計した負荷から生まれる」というものでした。
箕輪は「上司になんか叱咤されてやる気が出たことなんてない」と断言します。本当にやる気が出ている時は、むしろ上司を止めている方だといいます。見城徹幻冬舎創業者。多くのベストセラーを手がける伝説的編集者。の本やガーシー元参議院議員。暴露系YouTuberとして知られる。の本を出した時、「やるなって言われてました」と明かします。
やる気ってやっぱりその強制力によるやる気はあるけど、それってあんま続かないから、やっぱ自家発電だよね。
けんすうは「上司をマネジメントしないといけない」と指摘します。上司にやる気を出してもらうのではなく、自分が上司を使いこなす発想が必要だということです。箕輪との本作りでも、「レスが返ってこなくても自己解決した方がいい」と自己マネジメントをしているといいます。
箕輪自身も今は「やる気がない時期」だと告白します。12月前半で仕事納めをし、編集者からのメールも未読スルー。「やる気がないことをごまかさない」ことが大事だといいます。中途半端なとろ火状態よりも、完全にオフにすることで、本当にやりたいことが見つかった時にちゃんと着火できるのだと語ります。
AI時代の格差と情報発信
AIを使いこなせない人は取り残されるのか、という不安の声。AIの結論は「LLMの基盤モデル開発者になるのは理論上可能だが、現実的には無理」というものでした。
箕輪は「今、今現時点ですらスマホを使いこなす人になったらちょっと差つく」と指摘します。2006年にブログを始めるのは遅いと言われていたが、実際には全然早かった。YouTubeも2014年には既に遅いと言われていたが、コムドットはそれよりずっと後に登場しています。
みんな早いんですよね。YouTubeも2014年ぐらいにはもう遅いって言われてましたからね。
けんすうは「自分の情報を発信していくの結構重要」だと強調します。AIに自分の情報を食ってもらわない人は、AI社会において存在しないのと同じだといいます。実際にChatGPTに「箕輪厚介の好きな食べ物」を聞いてみると、「肉系、ラーメン、寿司、ジャンク。総じて言うと健康意識より快楽優先」と的確な答えが返ってきました。
箕輪もAIを人生相談に使っていると明かします。「複雑な状況を整理してもらったり、この人にはどういうふうな態度で接すればいいか」といった相談をしているそうです。膨大なブログや人生相談のデータから学習しているため、的確なアドバイスが得られるといいます。
人間エネルギーカードの真相
箕輪が配っている「人間エネルギーカード」について、心理学的に問題があるという指摘が届きました。贈与という行動と本音が乖離していると、認知的不協和自分の態度や信念と矛盾する行動をとった時に生じる心理的不快感。人は無意識にこの不快感を解消しようとする。を起こし、受け取った側も心理的不安を負うという内容です。
本当に意味があると思って最初は渡してたんだけど、渡す人渡す人なんか問題起きるから、あれ違うのかなって思ったんだよ。
けんすうは「人間こそはエネルギーの元である」という考え方には一定の正しさがあると指摘します。いい人と出会うとめっちゃ元気になる。人間こそがエネルギーであり、そっちの方が価値があるという考え方は、実は理にかなっているといいます。
話は発展し、箕輪は「人間エネルギーカードのフランチャイズ化」を思いつきます。中小企業の社長が自分のエネルギーカードを作りたいというニーズに応えるのではなく、箕輪がエネルギーを認定した人のカードだけを出すという構想です。北尾吉孝SBIホールディングス創業者。孫正義の右腕として知られた経営者。や孫正義ソフトバンクグループ創業者。日本を代表する経営者の一人。、イーロン・マスクテスラ・スペースX CEO。現代の革新的起業家として世界的に知られる。のエネルギーカードを出せたら、と夢は膨らみます。
けんすうは「本の内容がエネルギーとして入ってる」という整理をします。本を読むのと同じように、カードを持つことで無意識的にその人の思想がインストールされる。そう考えれば、エネルギーカードは本の新しい形態とも言えるわけです。
SNSは匿名か実名か
SNSは匿名でやるべきか、実名顔出しでやるべきか。AIの結論は「実名顔出しでやるべき」でした。
箕輪は過去に「水ブロくん」という匿名アカウントを作った経験を語ります。最初は全く誰にも言わずにやっていたら、本当にフォロワーが増えない。「悪口言うしかない」という匿名アカウント運営者の気持ちがよく分かったといいます。明石ガクトの会食写真に「お前うまいもん食ってね、会社の事業を成長させろ」と絡み続けたものの、完全に無視されたそうです。
2006年ぐらいに今からブログやるやつダメって言われてたんですよ。もう2年経ってるし。でも全然早かったですよね。
けんすうは「はてな匿名ダイアリーでめちゃくちゃはてブ稼いでいた」と明かします。見られているから内容勝負ができる媒体では匿名でも伸びますが、SNSを今から匿名で伸ばすのは難しい。喧嘩するしかないといいます。
二人が共通して指摘するのは、今のSNSでは「熱量」が最も重要だということです。川辺のハロプロへの熱量、東出昌大の梅干し作りへの熱量。ビジネスノウハウよりも、一点突破の情熱が人を惹きつけるのです。
田畑信太郎の切り込みは必要か
アクティビスト田畑信太郎元LINE上級執行役員。SNSで辛辣な意見を発信することで知られる。がSNSで特定の個人や企業に切り込んだ発言をするのは社会にとって良いことか。AIの結論は「功罪半々するが、総合的には社会に必要な存在である」でした。
箕輪は両面を語ります。週刊誌と同じで、やられた側の痛みはやってる側には分からない。自分も編集者時代は「週刊誌的な文化がなくなったらつまんねーよ」と言っていたが、いざ自分がやられると「知らんがな」と思うといいます。
本当にこの周りからのその誹謗中傷の量が一定以上超えた時に人は病むし、最悪自殺するので、そこまでしてでもやるべきことなのですかって、世に問いたい部分はあるよね。
けんすうは罪と罰のバランスの変化を指摘します。昔は武士にいきなり斬られて死んだこともあったが、今ではありえない。同じように、SNSでの誹謗中傷も「そういう場所だよね」で済まされるのはおかしい。十年後、二十年後には「あれどうだったの?」と攻撃される可能性もあると警告します。
箕輪は、田畑に「社長とかじゃない個人にやるのはおかしい」と伝えたことがあるといいます。最初は反論されたものの、最近のインタビューでは「そこの線引きはするようにしてます」と田畑が答えていたことに、「変わってよかった」と安堵を示しました。
結論として、言論の自由と個人の尊厳のバランスをどう取るかは、時代とともに変わっていく。今「仕方ない」とされていることも、将来的には許されなくなる可能性があるということです。
まとめ
今回の総集編では、人間関係、SNS、AI、そして生き方まで、多岐にわたるテーマが展開されました。
影響力ある人が引き上げたくなるのは、単に「いいやつ」というよりも、「その人の作品の一部」と感じられる存在。悪口は強者に向けるべきだが、実際には匿名の世界では悪口しか武器がない。第一印象の違和感は当たることが多いが、関わり方次第で変わる可能性もある。
やる気は他人からもらうものではなく、自家発電するもの。AI時代の格差は広がるが、「今から」でもまだ遅くはない。人間エネルギーカードは心理学的に問題があるかもしれないが、人間こそがエネルギーという考え方には一定の正しさがある。
SNSは実名でやるべきだが、匿名でも熱量があれば伸びる。田畑信太郎のような切り込みは社会に必要だが、罪と罰のバランスは時代とともに変わっていく。
スマホ依存から抜け出し、趣味を持ち、自然と一体化する生き方。箕輪が憧れる東出昌大俳優。私生活の問題を経て、田舎暮らしや自給自足的な生活を実践している。のような、40歳を過ぎてからの新しい人生の楽しみ方。それは、AI時代においてこそ重要な示唆を与えてくれるのかもしれません。
- 影響力ある人が引き上げたくなるのは、損得抜きで動く「いいやつ」よりも、「自分の作品の一部」と感じられる存在
- 悪口は強者に向けるべきだが、匿名SNSでは悪口が武器になってしまう構造がある
- 第一印象の違和感は多くの場合当たっているが、関わり方次第で関係性は変わる
- やる気は他人からもらうものではなく、自分で自家発電するもの。上司に期待するのは筋違い
- AI時代の格差は広がるが、情報発信を続ければ「今から」でもまだ間に合う
- 人間エネルギーカードの真相は、人間こそがエネルギーという考え方の具現化
- SNSは実名でやるべきだが、匿名でも一点突破の熱量があれば伸びる
- 言論の自由と個人の尊厳のバランスは時代とともに変わる。今の「仕方ない」は未来の「許されない」になるかもしれない
