今日のテーマは仕事のミスの境界線
お疲れ様です。
お疲れ様です。このポッドキャストでは、年少30を超えたカズマの経営論、組織論を半分外部である僕が深掘りしていく番組です。番組概要欄の方にフォームがありますので、質問や感想はそちらからよろしくお願いいたします。
では、今日のテーマは仕事における許せるミスと絶対に許されないミスの境界線とか、どこからがいいのか悪いのかっていう話と、実際に働いている中でミスすることあると思うんですよね。そういう時のベストな対処法って何なの?っていうところを聞いていけたらなと。
わかりました。
「約束を守る」と「約束を尊重する」の違い
カズマさんはまず、許せるミスと許されないミスを分ける境界線として「約束が尊重されていたかどうか」を挙げます。
前提で言うと、ミスはできるだけしてほしくはないんですけど、人間なのでミスはしちゃうことはあるので、しょうがないっちゃしょうがないんですけど、その境界線は、何か約束されていた事柄、これをこの日までやってくださいみたいなものに対して、それが尊重されていたかどうかっていうことがすごい僕は大事かなと思いますね。
例えば「約束を守る」っていうお話と、「約束を尊重する」っていう2軸があった時に。例えばこの収録って、今日6月19日の15時からっていう予定が僕とりっくんの間で組まれていたわけですよね。これはある意味この約束じゃないですか。
で、15時前とかにやりとりがチャットの方でありました。で、15時に始まりましたって、これは約束は守られてるじゃないですか。じゃあ逆に、僕が前の予定が押して、ずっと連絡もできずに15時半から始まりましたってなったとするじゃないですか。これって約束は守られてないですよね。
でも逆に、14時45分ぐらいに前の予定が押すと。これは絶対押すなってなった時に、りっくんに「ちょっとごめんなさい」と。前の予定が押してて、10分、15分ぐらい、ワンチャンもしかしたら30分ぐらい遅れそうですみたいな。で、実際に「OK、全然大丈夫だよ」って返信が来て、じゃあ15時半に始まりましたっていう。
これって、約束は守られてないけど、約束は尊重されてるっていう感覚わかります?この違い。
なるほどね。その相手側への配慮みたいなものがあるかどうかというか。お互いの関係とか、その間になされた約束に対しての姿勢みたいなものがあるかどうかってとこですよね。
評価が下がるのは「ミスの取り方」
カズマさんは、許されるミスとは評価が変わらないミスであり、その分かれ目はミスの内容ではなく取り方だと話します。
許されるミスっていうのは、ミスをしても別にあなたの評価は変わりませんよっていう話で、逆にそのミスの仕方はさすがに評価下がりますよっていうのが絶対に許されないミスだと僕は思うんですね。
なるほど。ってことは、ミスの内容ではなく、そのミスの取り方。
そうそうそう。どういう姿勢のもとやったのか、どういうあり方のもと取っちゃったのかだと思うし。わかりやすく僕らの業務で言ったら、週に3本動画を投稿するっていうのが基本的に依頼してる業務なんですけど、月水金で投稿できました。これはOKなんですよね。でも忙しかったりして、できない時があるんです。
そういう時に、月曜日は投稿できた、水曜日は投稿できた。でも金曜日がやばいみたいな。急に先輩にご飯誘われて予定通り投稿できないってなった時に、自分の担当者に一本連絡入れることができるかだと思うんですよ。
わかる。
「今日こうでこういう理由があって、この時間に投稿するものが投稿できません」と。「ごめんなさい」と。「ただ遅くはなるんですが、22時、23時頃には自宅に戻って投稿はできるので、そういう代替案でよろしいでしょうか」みたいな。ここまでくると代替案まで出されると完璧ですよね。
別に僕とか多分定石の人間は何も言わんと思うんです。仮に約束が尊重されなかったとしても。何も言わないと思うんですけど、心の中では「あ、こいつにも仕事頼むのやめよう」とか、「こいつに期待するのやめ」になってます。なんでかというと、僕がそうなので。
トップがそれだからね。いやマジでめっちゃわかるな。僕もディレクターやってて、動画編集者にお願いするっていうことやってるんですけど、大半の作業者の方って納期遅れることやっぱ結構あるんですよね。時間がないっていうのは人によってあると思うんですよ。体調が悪いとか、それは仕方ないんですけど、それが報告ない時って本当に困るなっていう。
遅れるのはもう最悪、調整できるからどうにでもいいとして、どのぐらい遅れるかとか、逆にいつまでいけるのかっていう報告をしてくれるだけで全然評価って違うのになみたいな。
そうですね。別に全然下がんないですからね、評価は。評価が下がる時は約束を守る守れないではなくて、約束が尊重されなかった時なので。
これ多分聞いてて、作業者レイヤーの方からしたら、ちょっと冷酷だなって思うかもしれないですけど、逆の目線に立った時に、お願いしてる側とかディレクション側の人って、やっぱお願いしてる人に期待してるんですよね。この人なら大丈夫だろうっていう期待を込めて信頼を持ってお願いしているけれども、それを報告もなしに納期守らないとか、ミスを隠してるみたいな状態だと、裏切られた感じになってすごい悲しいっていう。
恋愛とかと一緒ですよね、本当に。約束守ってくれない人をずっと好きでいられるかっていうと。
なかなかしんどい。
ミスの対処法を3段階で考える
話題はミスの対処法へ。りっくんさんの提案で、ミスる前・ミスりそう・ミスった後の3段階に分けて聞いていきます。
対処法に関してはやっぱあれですか、事前報告。
対処法は、ミスった時、ミスりそうな時の対処法っすよね。
どの時間軸にもしましょうか。ミスってない時からミスりそう、ミスった後、この三段階。ミスる前からいきましょうか。
ミスる前で言うと、そもそも僕のやり方は、金曜の5時に提出なんだったら、金曜の5時に合わせて仕事するんじゃなくて、水曜か木曜の5時ぐらいに合わせて仕事はします、そもそも。ちょっとだけ早く締め切りを置いてやりますね。
なんでかっていうと、さっきの飲み会誘われたじゃないですけど、全然あり得るんですよ、誰でも。金曜の17時に提出で、金曜の17時に間に合うように作ってて、何かあったらもう終わりじゃないですか。だからそもそも期日通りに出せるように余裕を持っとく、いわゆるバッファーを持つみたいな考えだと思いますね。
で、ミスりそうだったら、次の段階で、さっき言ったように約束を尊重するっていうスタンスのもと、理由も伝えて、依頼された人に遅れそうですみたいな。で、期日をここ金曜日の17時じゃなくて、月曜日の12時にしてくれませんか?みたいな、っていうのを投げる。
じゃあもうそれを意識してても、それでも何か漏れてたりとか、自分の意識外のところで明確なミスが起きた時。
あんまりないけど。強いて言うなら、三つ目のやつに関しては、金曜の17時提出だったら、例えば木曜日の17時とかに仕上げるんですよね。で、一回上司に確認してもらう。一応こんな風に進めてるんですけど、あと2、3割ぐらい進めたら完成なんですけど、修正してほしいところとか微調整必要なとこありますかって聞いて。
で、めっちゃ出てくるから、それベースに残りの2、3割埋めたりとか、自分の漏れがないかってのを上司の目線で見てもらって、100点に近いものをあと一日で作って、金曜日の17時に完璧なものを出すって感じですかね。
じゃああれじゃん、もうミスしようがないじゃん。
あんまりない。最近一個だけ久しぶりにミスったなってのが一個あったぐらいですね。
久しぶりにミスった報酬設計の話
りっくんさんが、独立してからの最大のミスや最近のミスを掘り下げます。
なんか最大のミスって何だったんだろうなみたいな。過去一番あれがミスったなみたいな。
前提自分がルールを作る側だったのであんまりパッとないんですけど、最近のやつで言うと、新しく参画した人間の報酬設計ミスってて。全体で見たら全然ちゃんと黒字転換するような報酬設計になってたんですけど、その子単体で見たら赤になってしまうっていう報酬設計を組んじゃってて。久しぶりにそれはミスって、あせあせって感じになりましたね。
結構珍しいですね。なんかその辺強そうなのに。
まあいろいろ噛み合ってって感じですね。僕の普通のミスと、社としてのちょっと制度やルールを変えてたタイミングだったっていうのと。あと言葉の解釈の違い。このAという単語が何を指してたのかみたいな。この三つか、四つ、五つぐらいの重なり合って、久しぶりにはミスったわみたいなのはあります。
パッと出てくるミスがそれぐらいというか、なんか思い出すようなものがないっていう。
そもそもあんまりミスをミスとして捉えてない、失敗を失敗として捉えないタイプなので。学びとか経験に昇華しちゃうんで、あんまりミスで記憶してないですね。
相手に求められてないことをやった失敗
学びになった失敗として、カズマさんは「相手に求められてないことをやった時」を挙げます。ここから話はソリューションビジネスへと広がっていきます。
じゃあそういう観点で言ったらなんかあります?これめっちゃ自分の中で学びになったなみたいな。
相手に求められてないことをやった時ですね。自分はこういう成績や実績やスキルを持ってるから、あなたのこういうところを助けれますみたいなので挙手してやったものは、あんまりうまくいかなかった。けど、まあ学びにはなったっていう。
なるほどね。自分のスキル、経験、ノウハウみたいなものを一種の押し付けみたいなことしちゃったってことか。
そうです。プレイヤーの時もそうですし、マネージャーや経営層になっても、大小はありますけど、やっぱりありますね。
うちの理念の中にミッション、存在意義が「想像を創造する」、会社に関わる全ての人の想像を創造するなので、目の前の人が何をしたいかっていうものを把握したり、知った状態で、「僕こういうスキル持ってますよ」っていうのが大事なのに、想像を押し出しすぎた、クリエイトするっていうのを押しすぎた結果、うまくいかんかったっていうミス。
なるほどね。イメージ聞いてからクリエイトなのにクリエイトばっかりをやっちゃったから、ずれちゃったってことね、相手のイメージとの。
スキル付いてるとか勇気持ってる人ほどそれやっちゃうよね。自分も昔やっちゃってたかも、それ。
良かれと思ってやるんですけど、大体良かれと思ってることって良かれじゃないんですよね。余計なお世話なんですよ、相手からすると。
人を育てられない人の共通点
カズマさんは、余談としながらも、人を育てられない人にはこの傾向が多いと指摘します。
人育てられない人ってこれ多いです。人を育てるっていうのは、相手が今どのレベルにいるのかっていうのと、今何に悩んでるのかとか、何を解決したいのかがわからないと、こちらが情報やきっかけを提供しても、本人は活用しないし、活用しないってことはそいつはそのままなんですよ。
人の話を聞けないとか、黙って最後まで聞けないとかは、なかなかリーダーやマネージャーにはなれないんですよね。なんでかというと、人の話を聞いて出てくるそれが結局あっちのイメージじゃないですか。
この、ちょっと何回か前の回で話したような商品作りもそうだし、マネジメントもそうだし、営業も多分全部一緒だね。営業下手な人ってそこやっちゃうよね。うちの商品こういうのできるんでみたいな。御社のこういうの助けられますんでみたいな話ばっかしちゃうみたいな。
めちゃくちゃ下手だと思います。
売れる人って逆に聞くことがやっぱ多いって言いますもんね。あっちがもう悩みとか詰まってるところを話してるうちに、そこに乗っけて話すというか。
ソリューションビジネスの定義と対義語
話題は問題解決型のビジネスへ。カズマさんが、ソリューションビジネスの定義と、その対極にあるものを言い切ります。
あれなんですよね、ソリューションビジネスになっているかどうかですよね。集客の段階、営業の段階、マネジメントの段階、経営の段階、全てにおいて、その課題解決になってるかどうかっていうのが結構大事かなというところ。
でもそのワード聞いたら、「いや、うちできてますけど」って感覚になると思うんですけど、逆にその対義語は何?何ビジネスって言います?定義するなら。
僕のソリューションビジネスの定義は、相手が今、喉から手が出るぐらい欲しいものを、目の前に持ってあげるっていうのがソリューションビジネスの定義なので。さっきりくが言ってた、弊社のこのサービスを使えば御社のやつがこうでああでとかっていうのは、ただのオナニー営業です。
いや、すごい。言いたかったけど言えなかったやつ言ってくれた。
だから、あえてソリューションビジネスの対義語を作るならそれじゃないですかね。
具体的なアクションで言ったら、ヒアリングだとか、そういったところが具体的に挟まっているかどうか。
何したいんですか、あなたはっていう。将来どうなりたいの?とか、今何困ってるんですか?っていうのを聞けるかどうかですよね。
想像を創造した美容師の話
ソリューションビジネスの実例として、カズマさんが昔出会ったカット2万円の美容師のエピソードを語ります。
昔、めっちゃすごいなっていう美容師に出会ったことがあって。紹介で一回髪切りに行った人で、カットで2万とかしたんですよ。見た目は柴田みたいな見た目なんですけど。
ちょっとゴツめのヒゲ生えたプロレスラーみたいなタイプの。
ロン毛のね。座って「よろしくお願いします」ってなって、最初に聞かれたのが、普段髪をセットしたりする時に、髪に対して鬱陶しいなとか、困ってることとか、もうちょっとこここうなったらいいのになみたいなとこありますか?って言われたんですよ。
20歳とかの時なんで、その時に確か僕言ったのは、左側のこの眉の上あたりの髪が目にかかって嫌ですと。あと、この刈り上げてるとこも、伸びてきたらカレーパンマンみたいになって嫌なんですよみたいな。
のを言ったら、だったらここの髪はこういう風にカットして、ちょっと内側に流れるようにカットしますみたいな。刈り上げてるところに関してはいつも何ミリで刈られてますか?みたいな。多分6か7ぐらいですねって言ったら、だったら6とか9とかだったら、それは1ヶ月のうちは男性は伸びるんで、5以下で刈った方がいいですよと。
それでなんか日頃の感じがなくなるなら全然僕はいいですみたいな話をして、実際カットしてもらって。カットもむちゃくちゃ早くて20分なんですよ。ただ2万なんですけどね、20分で。で、次の日、髪セットして仕事したらその感じが全くないんですよ。
うわ、すげえ。
これめちゃくちゃすごいなと思って。結局、さっきの僕らの理念の中にある「想像を創造する」をまさに体現してる美容師だなって今思うわけですよ。今困ってることだったりとか、今の悩みを、その美容師さんのスキルで解決をしたわけよね。
確かにね。でも聞いてる人からしたら、そういうもんじゃないって思いきや、意外とみんな相手のことを聞く前に自分のできることをやりたがるもんね。その人の言ってるこの形でお願いしますっていうのを表面上だけ受け取ってやっちゃうみたいな。けど、聞いてたらその人の悩みは別に解決してないよねみたいな。
自分も個人の顧客に対して、みんなのやつヒアリングしてったら、みんなやっぱお金の稼ぎ方とかフォロワーの増やし方を知りたいみたいな。漫画家さんとか多かったんで。聞いてたら、そもそもこの人らは自分のお金をどんだけ使って稼いだのか把握してないってことがわかって。全員家計簿つけさせてるってところから始まったっていう。
大事。ヒアリングがないとね。
雑談と人間関係が土台になる
最後に、ソリューションを届ける前提として、相手との人間関係づくりの大切さに話が及びます。
これね、視座がね、低いと難しいんですよね。特に目の前の人との視座が二段ぐらい違うと、ようやく落ち着いて、それで何がしたいの?とかって言えるんですけど、同じぐらいだとね、焦っちゃう、テンパっちゃうんで。
僕の経験的には意外と営業しようとか、何か提供しようとか思わずに、一旦人として仲良くならないと無理だなと思いますね、やっぱ。ベース結構みんなそこないがしろにするじゃないですか。雑談したがらないというか。雑談できないって人結構多いんで。
そもそも今日初めて会った人にいきなり悩み話すかって言ったら話さないし。今日初めて会った人なのか、もう年以来の付き合いの友達なのかって言ったら、後者の方に悩みを話すわけで。だからといって雑談しまくればいいというわけではないので。ちょっと話が逸れるんで、これはまた別の回で話せるなって話ですけど。
それちょっとメモっときます。人間関係の築き方ですね。男性特に苦手なんだよな、これ。
あんまり得意な人いないイメージですね。女性はね、井戸端会議ってのあるけど男性はないからな。男性はね、すぐに解決策を出したがるんで。女性は共感してほしい生き物なんで。わかるーみたいな。
一般的なSNSとかネットを使ってる会社ってフロント女性立つの多いですもんね。フロントで信頼構築して、その後の成約だとかアフターフォローみたいなところが男性みたいな。めっちゃ多いなと思います。
そうですね、めちゃくちゃ多いです。
初めての公開収録とまとめ
今回は初めての公開収録だったことが明かされ、カズマさんが最後にミスへの向き合い方を締めくくります。
じゃあそろそろカズマ外に出ないといけないということで。気づいたら25分ぐらい経ってた。早い。今回初めての公開収録ということで。じゃあなんか最後補足しておきたいことありますか?
ミスの話だったので、後半の方はちょっと片耳程度で聞いてもらって。許されるミスはね、僕もしちゃうので、ミスをすることがダメというわけではないので、そのどんな姿勢でそもそも仕事に取り組んでいるのかということがやっぱり大事なので。
まああり方ですね。どんな在り方で自分が生きてるのかっていうことの方がすごく大事なんで、在り方さえ整ってれば評価が下がることはないんですよね。なのでそこじゃないかなと思います。
ありがとうございます。ミスとかね、早く謝れたり早く報告できた方がかっけーですからね。
それはそう。
じゃあ今回も最後までご清聴ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
まとめ
今回は、仕事のミスの境界線と対処法が語られました。評価が下がるのはミスの内容ではなく、約束が尊重されなかった時。事前にバッファーを持ち、遅れそうなら理由と代替案を添えて連絡するだけで、評価は変わらないという話でした。後半は、相手の求めを聞かずに自分のできることを押し付ける失敗から、ヒアリングを起点にしたソリューションビジネスの本質へと広がりました。ミスをしないことより、どんな在り方で仕事に取り組むかが大事だと締めくくられています。
- 評価が下がるのは約束を守れなかった時ではなく、約束が尊重されなかった時
- ミスは「ミスる前・ミスりそう・ミスった後」の3段階で対処し、バッファーと事前連絡が鍵
- 自分のスキルを押し付けるのではなく、相手の求めをヒアリングするのがソリューションビジネスの本質
- 相手に届けるには、まず人として仲良くなる土台が欠かせない
