実行委員として過ごした1日目
たいぞーさんは、日本在宅薬学会学術大会2日目の話を当日の朝に配信する予定でした。
ですが「それどころではなかった」ため、1日遅れの放送として、自身の記録も兼ねて振り返っています。
1日目は、まず薬局パートナーワークショップのファシリテーターを担当したそうです。
薬局の経営層と、パートナー制度の悩みについて一緒に考える時間だったと話されています。
その後はポスター発表に駆けつけ、褥瘡への介入について多くの意見交換をしたそうです。
褥瘡に介入したいと勉強しているものの、なかなか難しいと現場で悩む人とも情報交換ができたそうです。
一人でこなすことになった座長
ポスター発表は大盛況で、見に行こうとしていたシンポジウムにも行けないほどだったと話されています。
そうしているうちに、口頭演題の座長の時間がやってきました。
ところが、一緒に座長をする予定だった人に患者対応の電話がかかってきてしまいます。
その人は薬局に戻ることになり、たいぞーさんは座長を一人でこなすことになりました。
急遽、座長を一緒にやる予定だった方に患者対応の電話がかかってきてしまいまして。ちょっと薬局に戻らないといけないということで、座長のバトンを引き継ぎました。
たいぞーさんは、これを「さすが在宅薬学会」と表現しています。現場を持つ薬剤師ならではのアクシデントだったのかもしれません。
一般口頭演題から得た気づき
一般口頭演題では、どの発表も現場に根ざした事例で、学びが多かったと話されています。
「自分も現場で同じことがある」「この人はどう考えたのだろう」と、興味や関心が湧いたそうです。
明日から患者さんに関わる際の自分の行動を見直したり、こういうことをやってみようみたいな学びが詰まった発表だったなと思います。
これまでの学術大会では、気になるシンポジウムに参加することが多かったといいます。
ですが座長として一般口頭演題に向き合ったことで、こうした演題の面白さにも気づけたそうです。
当日の朝まで残っていたスライド
2日目の朝、たいぞーさんには大きな課題が残っていました。後半の学生シンポジウムのスライドが、当日の朝までできていなかったのです。
ギリギリまで考えると、ピンとくるものが降ってくるといいます。朝3時頃から早起きして、必死でスライドを作ったそうです。
そうしてまとめた結果、自分でも自信作と思えるストーリーと構成ができたと話されています。
千名の会場と、埋まらなかったらという不安
夜に仕事をして翌日に臨むこと自体は、たいぞーさんにとって珍しくないそうです。
ですが2日目は、自身が企画しオーガナイザーを務めたシンポジウムという、一番のメインイベントがありました。
しかも会場はキャパ千名のメイン会場。一般口頭演題とは規模が全く違います。
大先輩をシンポジストとして招き、若輩者の自分が会を取り仕切ることに緊張したといいます。
さらに、千名の会場が埋まらなかったらどうしようという不安も強かったそうです。
蓋を開けてみたら、ちょろちょろっとしか人がいなかったら、遠くから来ていただいたシンポジストの先生方にも申し訳ない。
当日の朝もSNSで必死に告知を打ちながら、会場に向かったと話されています。
会場が近づくにつれ、何とも言えないソワソワした感覚に襲われたそうです。
午前中は別のワークショップに参加しようとしましたが、気持ちがそれどころではなく、席を譲るかたちで退出したといいます。
もう強烈にお腹が痛くて、会場に入れないなと思ったので、そっと会場を退出して、ソワソワソワソワと学術大会の会場内をうろちょろしておりました。
多くの席が埋まったシンポジウム
いよいよシンポジウムの時間が近づき、開催の時を迎えます。
蓋を開けてみると、会場には多くの人が参加していました。満員とはいかないまでも、多くの席が埋まった状態で開催できたそうです。
たいぞーさんは、まず人が来てくれてよかったと安堵したと話されています。
シンポジストの話は多岐にわたる知見に富み、たいぞーさん自身も学びが多かったといいます。
フロアからの質問も活発で、時間が足りないほど盛り上がったと振り返っています。
滅多に得られない機会への感謝
普通に薬剤師をしているだけでは、シンポジウムのオーガナイザーを務める機会は滅多にないと話されています。
誰にどんな話をお願いし、どんな会にしたいかを考える。その経験ができたことに感謝しているそうです。
今回、実行委員長された先生にお声掛けいただけたのは、こんな機会をいただけることもまずないので、本当にいい経験をさせていただいたなと思いました。
後半のシンポジウムについても、非常に面白い会ができたそうで、その話は後日改めて語る予定だといいます。
この回は、在宅薬学会の学術大会がどんな場なのか、その熱量の一端に触れてもらえたらとまとめられています。
まとめ
たいぞーさんの2日間の振り返りからは、座長やオーガナイザーという役割に伴う緊張と、そこから得られる学びの大きさが伝わってきます。
- 1日目は座長を急遽一人でこなすなど、現場を持つ薬剤師ならではのアクシデントもあった
- 一般口頭演題に向き合ったことで、シンポジウムとは違う演題の面白さに気づけた
- 千名の会場でシンポジウムを取り仕切ることへの不安は強く、当日はお腹が痛くなるほどだった
- 蓋を開けると多くの席が埋まり、企画運営する人が抱える緊張感を身をもって実感した
- オーガナイザーを務める機会は滅多になく、貴重な経験への感謝が語られた
