第10話を見た直後、2人はなぜ最終回を予想するのか
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(以下、ジークアクス)は、4月に始まった全12話のテレビシリーズです。この回は終盤の展開を、2人のライターが放映前に予想してしまおうという企画です。
収録日は6月16日の月曜日で、翌日に第11話の放映を控えていました。速水さんは周囲の盛り上がりから少し遅れて見始め、ようやく第10話まで追いついたところです。そのため「今喋りたくてしょうがない」状態だと話しています。
今日これ撮ってるやつを明日公開できればぐらいのスピード感でやっても、もう次のね、11話見た人たちが聞くことになるわけですよ。
速水さんは、少し公開が遅れれば最終回の放映とも重なってしまうと話します。そのうえで、お互いの最終回予想を披露し合う形で進めることにしました。
先攻は島崎さんです。島崎さんは、速水さんのほうが作中の能力にたとえて「ニュータイプ能力が上」だから、予想が当たりやすいので後攻に回ってほしいと冗談めかして話します。
一方の速水さんは、当てにいく予想ではないと前置きします。自分が見たい最終回で、こうなる可能性も無きにしも非ず、どこかかすっていればいいくらいの予想だという立場です。
俺はちなみに(最終回予想を)当てにはいかないからね。
島崎説は「戦争突入」と「マチュの過去転移」
島崎さんの予想には、大きく2つの前提があります。1つは物語が戦争に突入すること、もう1つは第12話では完結せず、シーズン2か劇場版へ続く終わり方をすることです。
島崎さんの見立てでは、第10話の段階でマチュとニャアンが対立しています。そこに、作中で「シロウズ」という名前になっている人物、おそらくシャアが加わり、三つ巴の戦いになるといいます。
島崎さんは、ニャアンが自分を「ディアブロ」と呼んでいた点にも注目します。その能力が暴走して自我を失い、地球を破壊しようとしているらしいキシリアの側で、地球を壊す存在のようになってしまうという筋書きです。
同じ予想の中で、シャアはイオ・マグヌッソ ── ジークアクスに登場する兵器・装置の名称。作中で詳しい正体はまだ明かされていない段階で、2人の予想の材料になっていますの力で時を掌握しようとし、マチュは2人の間に挟まれる構図になるとされます。
島崎さんが描く結末は大惨事です。地球が吹き飛ぶか失われ、『猿の惑星』シリーズのような展開になり、その衝撃でマチュが過去に飛ばされるといいます。
島崎さんが想定する第12話のラストシーンは、具体的です。飛ばされたマチュに「お嬢ちゃんどうしたんだい?」とカイ・シデンが声をかけ、続いてアムロが現れます。
この予想の根拠は、作中でララァ ── 初代『機動戦士ガンダム』に登場するニュータイプの少女。ジークアクスでは「シャロンの薔薇」と呼ばれる存在と結びつけて語られていますがこちらの世界に来ているなら、逆に誰かがあちらへ行く展開もありうる、という対称性です。マチュは初代シリーズの宇宙世紀79年に行き、続編につながると島崎さんは話します。
三つ巴
マチュ、ニャアン、シャアと思われる人物が対立する
暴走
ニャアンのディアブロ的な能力が暴走し、地球破壊に向かう
大惨事
地球が吹き飛ぶか失われる
過去転移
マチュが宇宙世紀79年に飛び、カイ・シデンやアムロと出会う
続編へ
劇場版かシーズン2につながる
速水さんは、島崎さんの予想を「論理的」だと評します。これまでの話の積み重ねから、こう行くべきだろうと推理しているからです。そのため、自分の予想とは方向性が違いすぎると笑います。
楽しいし、リアルに突き詰めていくとそうなるしかないっていう気がする。
速水さんは、三つ巴の展開について『機動戦士Zガンダム』の構図を思い出したと話します。ただし島崎さんはZガンダムを見ておらず、初代ガンダムとジークアクスの2作だけで予想に臨んでいます。
速水説の柱は「消えたクランバトルの再開」
速水さんの予想は、まったく別の方向から始まります。最初の柱は、作中でいつの間にか描かれなくなったクランバトル ── ジークアクスの作中で行われる非合法のモビルスーツ戦。2機1組で戦う形式で、マチュとニャアンが関わるきっかけになりましたが再開されるというものです。
今回はクランバトルをずっとね、メインにシリーズ構成というか組まれてきたので、途中でなくなった気がしてるけど、これ(クランバトル)戻さないと絶対に終わらないんですよ。
速水さんは、キラキラの正体のような作中の謎には設定があるとしても、そこを予測しても外れる気がすると話します。それより気になるのは、クランバトルを誰が何のために主催しているのかという点です。
提示されている謎としては、クランバトルを誰がやっているのか、何のためにやっているのか、そこを回収してくれないと不満なんですよ。
速水さんが描く最終回では、三つ巴やマチュとニャアンの対立を経たあと、突然クランバトルの試合開始のカウントダウンから始まります。そして「この2人が組んでいる」と見せる展開です。
対戦相手は「最強のどこかの組み合わせ」だと速水さんは話しますが、具体名は野暮になるとして口にしません。島崎さんはこれを受けて、作中で2機1組を指す「マブ」の組み合わせとして、アムロとシャアのコンビ対マチュとニャアンを見たいと語ります。
アムロもシャアも「いらない」理由とは
島崎さんのアムロとシャアのコンビ案に対し、速水さんは「アムロいらないな」と即答します。島崎さんは、速水さんが『ククルス・ドアンの島』の頃に「アムロはガンダムに乗らなくていい」と投稿していたことを持ち出し、ジークアクスの展開を先取りしていたのではないかと言います。
速水さんは、アムロが不要なキャラクターだと考えているわけではないと答えます。問題にしているのは、戦いから逃げ切れずに乗るか乗らないかで迷い続けるアムロを、また描く必要はないという点です。
アムロって乗りたくないのに乗ってしまうキャラクターで、ずっと最後までなんか自分は戦場に行っていいんだろうかってずっと思っていて、自分の居場所を見つけていく話じゃないですか。
Zガンダムになるとまた逃げ切らないんですよ、あいつ。で、また、いや、乗るの乗らないのみたくなって、もうそれはいいやっていう。
さらに速水さんは、ガンダムは大好きだとしたうえで、シャアは「もっといらない」と話します。例として挙げたのは、以前このポッドキャストで対談した評論家の宇野常寛さんが、最初に買ったパソコンがシャア専用パソコンだったというエピソードです。
速水さんによると、宇野さんはシャアが出てこないと納得しないタイプのファンです。速水さんは、シャアがガンダムに乗ればいいという発想を形にしたのがジークアクスだと見ています。
シャアをちょっと物語の中でね、重要キャラクターとして描きすぎていることの弊害。キャラクターものとしてシャアが受けちゃって、ガンダム宇宙って始まっちゃってるんですよ。
速水さんは、Zガンダムで袖のない服のシャアを別の形で描いたところから混迷が始まったと話します。そのうえで、シャアとアムロという組み合わせには魅力を感じないと言い切ります。
主催者は消えたシュウジ、決勝は「向こう側」で
速水さんは、ここからは予測ではなく希望だと断ったうえで、クランバトル再開説の続きを語ります。シリーズの重要人物であるシャリア・ブルと、コモリさんがマブを組む案もこの場の思いつきとして出し、島崎さんは「見たい」と応じます。
速水さんの予想では、クランバトルの決勝戦がしれっと再開され、マチュとニャアンがコンビを組んで勝ちます。そこで「サイド6内最強決定戦は終了した。この後チャンピオンズリーグが始まります」という予告が入り、続編へつながるというオチです。
速水さんが最も大事だとするのは主催者の正体で、その答えは現在姿を消しているシュウジです。根拠として、シュウジだけがクランバトルに入り口を通らず、いつの間にか現れていたことを挙げます。
ニャアンが一生懸命その何秒以内に出てって言って発信してる。(シュウジは)いつの間にかいるじゃん。
速水さんは、敵を殺してはいけないレギュレーションなのにシュウジが相手を次々に倒していた点にも触れます。それほど好戦的な人物は主人公的な立場では許されず、裏の主催者だと考えたほうが自然だという読みです。
さらに速水さんは、これまでに死んだように見えた人物たちは実は「向こう側」に行っているだけだと話します。そして向こう側に行った人たちで決勝トーナメントが始まるという展開を描きます。
島崎さんは、クランバトル決勝を予想している人はほとんど見かけないと驚きます。カネバンの面々がフェードアウトするのは寂しいという点でも、2人は一致しています。速水さんは、サイド6の歴史を見てきた様子のアンキーもキーマンとして回収されるはずだと話します。
戦争に突入し、三つ巴の末に地球が失われ、マチュが宇宙世紀79年へ飛ぶ。これまでの描写から論理的に組み立てた予想
クランバトルが再開され、マチュとニャアンが組んで決勝を戦う。主催者はシュウジで、向こう側の人々との大会が続く。自分が見たい展開としての予想
続編は劇場版か、そして戦争の相手は誰か
方向性の違う2人の予想にも共通点があります。どちらもジークアクスは第12話で終わらず、シーズン2か劇場版へつながると見ている点です。
島崎さんは、人気作なのでスタジオカラーが展開を続けたいはずだと話します。速水さんは別の角度から、登場人物の数を考えると12話では回収しきれないと指摘します。島崎さんは、続編は劇場版になると予想しています。
こいつら何(言ってるんだ)。全部外れてんじゃんっていう可能性(もある)。
速水さんは、島崎さんの言う「戦争」が誰と誰の戦争なのかを尋ねます。ジオンと連邦軍の戦いなのか、ジオン内部の内戦なのかという問いです。
島崎さんは、ジオン内部の争いはほぼ描き切ったとみて、続編に行くなら地球連邦が関わる展開がよいと答えます。速水さんは、一年戦争で負け、ガンダムの後継機も奪われた連邦がどう盛り返すのかと疑問を返します。
島崎さんの答えは、初代ガンダムにならって、どこか辺境のコロニーで新しい機体を作っているというものです。急に出てくるのでは、という速水さんの懸念に対して、島崎さんは「何が出てきても驚かない体になっている」こと自体がジークアクスの作法だと笑います。
マンダロリアン方式のアムロ登場と、大学ラスト案
島崎さんは、やはりアムロを見たいと話します。例に挙げたのは『マンダロリアン』です。
島崎さんによると、『マンダロリアン』は脇役たちの活躍を中心に進みます。そしてシーズン2のクライマックスでルークが現れ、大活躍する展開に島崎さんは大いに盛り上がったそうです。ジークアクスでも、最後の最後でアムロが出てくる展開を見たいといいます。
島崎さんはもう1つ、マチュとニャアンが普通に大学へ進むラストも挙げます。これに対して速水さんは、主人公を日常に返す物語の作法から2人の結末を考えます。
日常に返さなきゃいけないんですよ、主人公は。で、おそらくマチュはお家に帰す必要があるんですよね。
けどニャアンはそのまま帰るお家がないわけですよね。
速水さんは、ニャアンをルーク・スカイウォーカーのように新しい世界へ冒険に出る側の人物と見ています。マチュは家に帰り、ニャアンは旅に出るというラストが美しいと話します。
帰る家がある主人公として、日常に戻る
帰る家がないため、ルークのように新しい世界へ旅立つ
島崎さんの大学ラスト案は、続編にはつながらないパターンです。最終話で2人が大学に進み、サークルのチラシを配るアムロ先輩に出会って好意を抱くところで終わります。
島崎さんは年齢の設定も計算してきました。物語の舞台は85年ごろで、アムロは79年の時点で15歳前後です。マチュとニャアンは17歳という設定なので、大学で先輩後輩になる計算が合うといいます。
島崎さんは普段は先の物語を予想しないタイプだと明かします。待っていれば見られるからです。それでもジークアクスは毎週見ているうちに、想像をかき立てられたと話します。
モビルスーツ戦に実況解説をつけたかった
島崎さんは、速水さんのクランバトル説も当たりそうだと話します。速水さんは、鶴巻監督がインタビューで、クランバトルを作った理由を「モビルスーツ戦に実況解説をつけたかった」と語っていたことを挙げます。
速水さんが重ねるのは『キン肉マン』です。『キン肉マン』の試合には実況者や解説者がいて、観客やテレビ視聴者も試合を語ります。戦いが何重もの視点で解説される構造になっていると速水さんは説明します。
速水さんは、初代ガンダムにも同じ構図があると話します。サイド6の空域でガンダムが戦う様子が中継され、アムロの父親が「行け、そこだ」と実況のように声を上げる場面です。
やっぱりモビルスーツ戦って解説入れたいんですよ。クランバトルがまずこの物語の軸なんだよね。
島崎さんは、これまでのクランバトルが配信で見られる程度で、実況解説や観客の反応がそろった形では描かれていないと指摘します。速水さんは、観客を入れるのは難しくても、ブレイキングダウン ── 1分間で決着をつける格闘技イベント。出場者のオーディションや舞台裏の映像が配信で人気を集めていますのように、みんなが配信で見て選手を知っている状態が重要だと応じます。
島崎さんは、そこから第12話までの展開の速さについて新しい見方を示します。展開がダイジェスト風だと言う人もいますが、それは決勝前に流れる選手紹介のVTRを見せられていたのかもしれない、という読みです。
速水さんは、これまで戦ってきた人たちが別のコンビで出てくると考えています。シュウジが主催者だとすれば、自分も選手でありながら大会を運営し、その中から選び抜いて、さらに上位の大会を開こうとしている人物だということになります。
だから彼(シュウジ)は朝倉未来なんですよ。
速水さんによると、今回の大会は地方予選で、次は全国大会です。そこに、これまでの選手とレジェンド枠の復活組が加わるといいます。島崎さんは、鶴巻監督の発言も踏まえると納得度が高いと応じます。
マチュとニャアンは「2つの闇バイト」の共闘
速水さんは、ジークアクスとブレイキングダウンに共通するのは「一発で人生を変える」ことだと話します。マチュがクランバトルに惹かれた理由もそこにあると読み解きます。
速水さんの見立てでは、マチュは将来の夢がなく、母親とも分かり合えません。母親が絶対にやらないことをして人生を逆転したいと考え、地球に行くためのお金を求めています。
一方のニャアンは、闇バイトでしか生きていけない立場にあります。速水さんは、マチュがしていることも実は闇バイトだと指摘します。
| 人物 | 立場 | クランバトルに向かう理由 |
|---|---|---|
| マチュ | 育ちのいい子 | 夢がなく、人生を逆転して地球に行くお金を得たい |
| ニャアン | 市民権を持たない移民 | 闇バイトでしか生きていけない |
速水さんは、育ちのいい子と市民権を持たない移民という、2つの闇バイトが共闘する構図だとまとめます。ブレイキングダウンや闇バイトといった若者の人生論を、マチュとニャアンにぶつけているように感じたといいます。島崎さんも、もうブレイキングダウンにしか見えなくなってきたと応じます。
ただし速水さんは、自分の予想がギレンとキシリアの争いや、ララァの件などを抜きにしていることも認めます。現実味のある予想ではないという前提を、改めて確認しています。
シャアの魅力は「二世タレント」なのか
島崎さんは、速水さんがシャアに魅力を感じないという話に戻ります。初代ガンダムを見て最初に驚いたのはシャアのかっこよさだったと話し、速水さんの考えを尋ねます。
島崎さんには、アムロのいる地球連邦側が善でジオンは悪の権化という先入観がありました。ところが実際にはジオン側のドラマも魅力的に描かれ、その中心にいるシャアがアムロよりかっこよく見えたといいます。
島崎さんは1992年生まれ、速水さんは1973年生まれで、2人の年齢は約20歳離れています。速水さんも最初はシャアをかっこいいと思っていたそうです。
速水さんは、6歳のころの再放送ではモビルスーツしか見ておらず、14歳の中学2年生で再放送を通して見て初めて人間ドラマを理解しました。そのときに、シャアに疑問を感じたといいます。
6歳ごろに再放送で見て、モビルスーツに夢中になり、シャアをかっこいいと思う
14歳で再放送を通して見て、ジオン側の人間ドラマを理解し、シャアに疑問を抱く
(14歳で見たとき)俺はやっぱりちょっとシャアに対して最初に疑問に思ったのが、こいつ二世タレントじゃんっていう。
速水さんが期待するのは、何者でもない野良犬のような人物がエースパイロットになる話です。高貴な生まれの人物が実はプリンスだったという話には、嫌な感じを覚えたといいます。島崎さんがそれを貴種流離譚 ── 高貴な生まれの人物が故郷を離れてさまよい、試練を経て本来の地位を取り戻す物語の型。神話や昔話によく見られますだと言い当てると、速水さんも同意します。
速水さんは、機械好きの少年アムロがロボットに乗る話には子どものころからワクワクしたと話し、アムロ自体は嫌いではないと補足します。それでも、シャアだけを伝説として持ち上げる風潮には疑問を示し、自分だけ赤い機体に乗るのはダサいとまで言います。
みんなね、その育ちがいい人が好きなんですよ。長嶋一茂が好きなんですよ。二世タレントが好きなのはそれなので、日本ってそういう国だと思う。
島崎さんは、影響されやすいのでシャアがどんどん嫌なやつに見えてくると笑います。
劇場版ビギニングは『トップガン マーヴェリック』をなぞったのか
話題は、テレビシリーズに先立って公開された劇場版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』に移ります。速水さんは、ネタバレを避けるため初日に見たそうです。
速水さんは冒頭のシーンから衝撃を受け、トップガン マーヴェリック ── 1986年の映画『トップガン』の続編として2022年に公開された作品。前作と同じ構図のオープニングで知られますを意識していると感じたといいます。
同じ構図で同じ色合いで、同じカタパルト発射のシーンをやって、しかも曲まで同じものをかけたでしょ。で、あれで追体験させたわけ。
速水さんは、ジークアクスの冒頭は、初代ガンダムを見ていた人に同じ追体験をさせるものだと見ています。企画段階から『トップガン マーヴェリック』が参照されていたのではないかと話します。
島崎さんも、オープニングでいったん観客を黙らせる点は同じかもしれないと認めます。ただし決定的に違うのは長さで、ビギニングではシャアのエピソードが30分以上続くといいます。
何も知らずに見た島崎さんは、リバイバル上映の回に入ってしまったのかと思い、チケットを見直したそうです。速水さんも、本当に間違えたと思って席を立った人がいるかもしれないと笑います。
「偽物」の中で「本物のガンダム」を探す物語
島崎さんは、ビギニングの面白さは前半と後半を分けた構成から生まれていると話します。後半では、偽物のモチーフが次々に示されます。
島崎さんが特に感動したのは、マチュがWikipediaのようなものでシャアを検索し、「変な仮面のやつ」と眺める場面です。シャアを一般教養として一度検索した経験のある島崎さんは、自分はマチュそのものだと感じたといいます。
偽物に囲まれた世界で、登場人物たちは本物を探しています。島崎さんは、そうした登場人物たちの視線を通して、ガンダムは本物で面白いものだと見ている側も感じさせられたと話します。
島崎さんにとっては、前半の再現パートより、後半の登場人物たちのキラキラした視線こそが、初代ガンダムを見たくなった理由でした。劇場を出たあと実際に見て、本当に面白かったといいます。
速水さんは、30代になってから初代ガンダムを見る体験について、次回改めて聞きたいと話します。最後に、第11話を見ていない2人の予想は的外れに聞こえるかもしれないが、その恐怖に打ち勝って話したことに意味があると締めくくります。
当たってたじゃんっていうことがあったら、ドヤっていう感想戦を。けど絶対ドヤはないよね。
まとめ
第10話時点の2人の最終回予想は、島崎さんの「戦争と過去転移」、速水さんの「クランバトル再開」と大きく分かれました。ただし、どちらも続編を前提にしています。予想を通じて、シャアとアムロの評価、実況解説としてのクランバトル、偽物と本物というモチーフなど、ジークアクスの読み方が広がっていく回です。
- 島崎さんは、三つ巴の大惨事の末にマチュが宇宙世紀79年へ飛ぶ展開を予想した
- 速水さんは、シュウジが主催するクランバトルの決勝が再開され、マチュとニャアンが組む展開を希望した
- 速水さんは、シャアを「二世タレント」のような貴種流離譚の人物と見て、過大評価されていると語った
- マチュとニャアンを「2つの闇バイト」の共闘として読む視点が示された
- 島崎さんは、ビギニング後半の「偽物と本物」の構図が初代ガンダムへの入り口になったと話した



