大きな変化に「前のめり」か「さざ波」か
速水健朗さんはまず、社会で大きな変化が起きたときの人の反応を2つに分けます。戦争、革命、震災、パンデミックなどを前に「社会が大きく変わる」と前のめりになる人と、「一時的なさざ波で、すぐ元に戻る」と受け止める人です。
何事でも「ああ、これは大変」と思うタイプって、実はさ、批評家に向いてるんですよね。
速水さんによれば、前者の心配性タイプは「こうなるに違いない」と興奮できるため批評家向きです。身近な例として東浩紀さんや宇野常寛さんを挙げ、未来を人より早く察するビジョナリーな面がある一方で、あわてんぼうな面もあると話します。
後者は「歴史的に見れば過去にもあった」と指摘するタイプで、速水さんの周りでは古市憲寿さんが圧倒的にこちらだといいます。批評家タイプと社会学者タイプとも言い換えられ、速水さんは「心配性」と「正常性バイアス」という呼び方を当てています。
「これは大変、社会が変わる」と前のめりになる。批評家向きで、未来を早く察するがあわてんぼうな面も
「一時的なさざ波で元に戻る」と受け止め、過去の類例を指摘する。社会学者向き
速水さんは、かつてはパニックのほうが怖かったが、現代では噴火を前にスマホで撮影するような正常性バイアス ── 異常事態に直面しても「たいしたことはない」と考えてしまう心の働き。災害時の避難の遅れの原因としてよく挙げられますのほうが危険だと言われるようになったと触れます。ただし、どちらが病理だという話ではなく、あくまでタイプ分けだと強調します。
さらに速水さんは第3のタイプとして、友人の大山健大山健さんを挙げます。何かが起きると「重要なのは5年前に起きたことのほうだ」と言い出すタイプで、速水さんは一番めんどくさいと言いつつ、自分もこちらだと認めています。
速水さんは高校時代のソ連崩壊やベルリンの壁崩壊も振り返ります。隣の席の矢部君は受験のために教科書どおり「レニングラード」を覚えていて、「サンクトペテルブルクって最近言うらしいよ」と速水さんが言うと、余計なことを言うなと返されたそうです。
人は心配性のところとさ、その正常性バイアスのバランスでね、人格が形成されてたり、職業っていうものの向き不向きが決まってたりする。
インフレ時代の行動指針はなぜ「前倒し」なのか
速水さんがこの回の本題に据えるのはインフレです。去年は米の価格が一気に2000円から4000円に上がり、速水さんはまだ4000円で買う気になれず、買いだめした分でしのいでいると話します。
速水さんは、米だけが高くなってもインフレとはいえず、連動して上がるものが増えて初めてインフレだと整理します。中高で習ってはいても身をもって経験していないので、どう動くべきかわからなかったといいます。
それでも、インフレと言われ始めて1、2年が経ち、速水さんなりの行動指針ができてきました。それが「何でも前倒しでやること」です。
速水さんの具体例はスマホやパソコンなどの情報機器です。待っていてもどんどん高くなり、安くなる気配がないので、必要だと思ったら前倒しで買う癖がついたといいます。飲みに行くのも、来月の予定を前倒しして「絶対今日行く」と決めるそうです。
デフレ時代は「黙っていれば安くなる」と考え、買うのを待っていた
インフレ時代は待つほど高くなるため、必要だと思ったら前倒しで買う・行く
一方で、速水さんの行動指針の多くは村上龍 ── 作家。『限りなく透明に近いブルー』でデビューし、小説のほか経済をテーマにした番組の司会などでも知られますによって作られているといいます。村上龍さんには「今日やるべきことは明日やれ」というアバウトな名言があり、今日は今日でもっとやるべきことがある、という思想だと速水さんは受け止めています。
飲みに行くのは今日行くんだけど、やるべきことは明日やるってことね。仕事はね。
速水さんはこれが締め切りを破る言い訳のようになっていると笑い、「とにかく前倒しして喋る」と次の話へ進みます。
本の価格は「良心」で決まるのか、新書はなぜ安いのか
速水さんは、物の値段が上がるのは精神衛生上よくないと話します。テレビ通販の「真心価格」のような言葉は嘘くさいものの、価格を上げることがどこか人の良心と結びついている感覚はわからなくはないといいます。
経済学の教科書では、価格は需要と供給、あるいはコストと利益で決まり、良心は関係ありません。それでも速水さんは、自分の本を2700円で「出してくれ」とはなかなか言えないと打ち明けます。
価値はあるけどさ、2000ぐらいかな、とかっていうさ、なんかプラス700円っていうのは、なんだ、不誠実価格というか。
速水さんの感覚では、本屋で迷わず買えるのは1800円までです。2500円の本なら店頭でざっと読み、少しでもつまらなければそっと棚に戻すといいます。
そのうえで速水さんは、3月に出る自著の新書が1000円ほどだと紹介します。最初は「真心価格」と言いかけますが、すぐに訂正し、1000円は新書だからできる価格なのだと説明し直します。
速水さんによれば、新書と単行本の文章量は実はあまり変わりません。新書は判型が小さく薄く見えますが、紙やフォントの級数によってまちまちだといいます。新書が安いのは、規模の経済が働いているからだというのが速水さんの説明です。
定型
各レーベルが同じサイズと一定のクオリティを持っている
量産体制
毎月4〜5冊など刊行数が決まり、作る人も体制も固定されている
売り場
書店も毎月出ることを前提に棚を用意している
価格
サプライチェーンが固定され、他の書籍より安い価格を据え置ける
新書の方がよっぽどクオリティ高いよ。これ結構勘違いしている人たちが多いんだけど、俺は新書ライターだから断言する。
新刊は『機械ぎらい。機械音痴のテクノロジー史』で、3月17日発売予定です。速水さんは、200ページに満たない新書をあえて作ったと話します。かつては丸山眞男の『日本の思想』のように200ページを切る新書が当たり前だったものの、今はほとんどないといいます。
速水さんは、新書こそユーザーインターフェイスに優れたアイテムだという本のテーマに合わせ、200ページ以内で書く実験をしたと説明します。本屋で買ってほしい一方、Amazonの予約も入荷数に影響するので予約してほしいと、ダブルバインドの心境を語っています。
インフレで借金が目減りするとはどういうことか
速水さんはインフレの話に戻り、物価が上がるということは、相対的に貨幣の価値が下がることでもあると整理します。そのため、まとまった額を借金している人にとっては、借金が相対的に減ることになります。
速水さんの親の世代は、自動車も新築の家もカラーテレビなどの3C ── 高度経済成長期に普及したカラーテレビ、クーラー、カー(自動車)の頭文字をとった呼び名。「新・三種の神器」とも呼ばれましたも、ローンで買っていました。速水さんは、それができたのは当時の物価がどんどん上がっていたからだと見ています。
物価上昇
3か月後、半年後に買うと値段が上がっている
今買う
高くなる前に、ローンを組んで手に入れる
目減り
物価が上がるほど、ローンの実質的な価値は小さくなる
給料上昇
景気とともに給料も上がり、返済が楽になる
速水さんは、本来インフレと好景気は結びついていると指摘します。速水さんの奥さんは、イギリスやアメリカで物価が上がっているニュースを見て景気が悪いと思っていたそうですが、速水さんはそれは間違いだといいます。
景気がいいから物価が上がってるわけ。
英米では景気がよすぎて物価が上がり、金利を上げることで抑え込んでいる、と速水さんは説明します。日本は単純に景気がいいから上がっているわけではない点で状況が違うとも付け加えています。
速水さんは、5年前や10年前にマンションを買った人は正解だといいます。速水さん自身は15年前に購入していて、ここ2年ほどのインフレでローンの総額は変わらないものの、価値としては目減りしているので急いで返す必要はないと話します。
速水さんは、変動金利なら利率が上がる点には触れつつ、まだ低い水準だとします。知り合いにサラ金で90万円借りている人がいて、給料が上がればすぐ返せるようになる一方、サラ金は利息も上がるので苦労は変わらないかもしれないと笑っています。
若者はなぜ有利なのに本音をSNSで言わないのか
速水さんは、インフレの世界では資産を持つお年寄りよりも若い人たちのほうが有利だという話は、あまりされていない気がすると切り出します。
国の借金が1300兆円あるといったニュースは、将来世代が背負う負担として語られ、若者は生まれたときから返済を背負わされているとげんなりしています。速水さんは、この借金もインフレで実質的に縮小しており、政府もインフレのほうが有利だとわかっているといいます。ただし、わかっていてもコントロールできるかは別だとも述べます。
今の日本の社会を理解する上でさ、実は軽視されてるけど、一番重要なことって、俺、世代間の分断だと思ってるのね。
速水さんが例に挙げるのは、経済学者の成田悠輔さんが高齢者をめぐる過激な発言で大炎上した件です。ネット上では、世代間の分断を煽るとしてCM降板を求めるような大バッシングが起きたように見えました。
ところが速水さんによると、20代・30代と話すと成田悠輔さんは支持されているといいます。速水さんは炎上直後に東京大学で成田さんの講演会が開かれた場に居合わせ、呼んだサークルはうっかり呼んだのではなく、思想について語ってほしくて呼んでいたと振り返ります。
世の中の表で言われていることと、20代30代がネット上には書かないけど、抱いている本音みたいなものにすごい乖離があることっていうのにさ、気づいたわけ。
速水さんは、今のSNSはとっくに正直な意見を言う場所ではなく、建前しか言わない場所になっていると見ています。20代・30代はSNSに萎縮していて、世の中を実際に動かしている場所とTwitterは関係ないと考えている、というのが速水さんの見立てです。
そうした若者の本音はメディアにはさらに出てこないため、速水さんは、メディアが若者の考えに対するアンテナを失いすぎていると指摘します。
コロナ禍で若者が我慢した「借り」は返されたのか
速水さんは、世代間の分断はコロナ禍で起きたものだと理解しています。高齢者の命を守れという世論のなかで、若者は外出も友達に会うことも制限され、学校にも行かずリモートで勉強させられました。働く20代も会社に行けず、横のつながりを失った世代と言われてきました。
速水さんは、遊びや飲み会、恋人との外出といった欲望は若いほど強く、それを制限されて困るのは若者だったと話します。そのうえで、高齢者世代は本来「行動を制限してくれてありがとう」と、そのときの借りを返さなければいけないといいます。
では速水さん自身はどちらの世代なのか。速水さんは、日本人1億2000万人を並べると真ん中にいるのはおおむね52歳で、自分はちょうど中間だと考えています。ただ、20代・30代から見れば、おじいちゃん側に足をどっぷり入れた初老層だろうと自嘲します。
速水さんは、当時ラジオのパーソナリティとしてステイホームを呼びかけたことにも触れます。局の方針で加担したものの、当時から正直嫌だったといいます。
実はステイホームって言っていたテレビやメディアの関係者って、それを家で聞く人が増えてホクホクだったんだよね。
速水さんは、メディアのステイホームの呼びかけにはある種の利益誘導の側面があり、自分も反省すべきだと語ります。自由が優先される社会を選んでいるはずが、メディアが率先して欲望や経済活動を押さえつけようとした、と振り返ります。
速水さんはこれを「大衆のアヘン」だったと表現します。誰かがパーティーをしていることを「自分は我慢しているのに」とやっかむ記事が、当時の週刊誌で一番数字がよかったといいます。
速水さんは恩返しの昔話にもなぞらえます。恩を受けた動物が報いに来てくれるのに、ルールを破れば逆にひどい目に遭う、という話です。若者は行動を制限したのに、世の中は年金などの負担をさらに若者に背負わせようとしていて、社会が分断するのは当然だと速水さんは見ています。
速水さんは分断の表れの一例として、自宅前の幹線道路での暴走族の増加にも触れます。週末や正月の大規模な暴走は、当初は50台ほどでも驚いていたのが、今はさらに多く来るようになったといいます。
高齢者が権力や財産を手放して若者に富を移すのは簡単ではありません。それでも速水さんは、それをしてこなかったしっぺ返しとして、今起きているさまざまなことが反動だとしてもおかしくないと語ります。一昨年ごろ毎日新聞の取材で「高齢者フォビア」について話したころから、状況が少しずつ表に出てきているといいます。
速水さんはここで、インフレの話と結びつけます。日本は中国や韓国と違って若者の雇用状況がとてもよく、新卒社員が今の40代・50代よりよい給料をもらえる場合もあります。インフレが富の移転という意味での革命を起こしているというのが速水さんの見立てです。
これから働き、実質給料が上がっていく経済のなかでやっていける
新しい経済からあぶれ、これまでの貯金は目減りしていく
速水さんは、国の借金も税収増やプライマリーバランスの改善、インフレによる実質的な縮小で大きな問題ではなくなっていると話し、相対的に若者が有利な社会になっていることはもっと語られてよいと述べています。
インフレの根本原因はコロナ禍だった?ケインズからフリードマンへ
速水さんは、今のインフレには戦争による燃料費の高騰や円安も関係しているとしつつ、英米やヨーロッパでは日本以上にインフレが起きていると指摘します。根本的な理由はコロナ禍だというのが速水さんの説明です。
コロナ禍で各国政府は支出を増やし、お金が届かないところにも回るよう再分配を強めて財政出動をかけ、世界中の中央銀行がお金を刷りました。同様のことはリーマンショック後にも行われ、2008年ごろから2020年ごろまでは金融緩和と財政出動の時代だったといいます。
その背景にあるのがケインズ ── イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズ。不況時には政府が需要をつくるべきだと説き、20世紀の経済政策に大きな影響を与えましたです。速水さんは、政府が財政規模を増やして経済をコントロールするというケインズの考えが、2010年代から2020年代にかけて再評価されたと説明します。
しかし2020年代に入り、ここ3年ほどインフレが続いて「ちょっと待った」となっている、と速水さんは見ています。お金を刷りすぎたことでインフレになり、富が失われていくので、政府にとっては出動したお金を回収できる実質的な税金として都合がいい一方、庶民の暮らしは大変になります。
物価高騰を止めるには利上げが必要ですが、利上げをすれば景気は悪くなります。英米はそのリスクを取ってインフレを抑え、アメリカでは今は利下げに転じているといいます。日本は景気が悪いので本来利上げすべきでないのに、日銀が利上げに走っている、というのが速水さんの見方です。
速水さんは、財政出動すればするほどよいという社会はいったん終わりつつあるとし、ケインズの逆を言っていたミルトン・フリードマン ── アメリカの経済学者。政府の裁量的な介入に批判的で、貨幣供給の安定を重視しました。1976年にノーベル経済学賞を受賞していますに今こそ注目すべきだと述べます。
彼は「政府はなるべく介入すべきではない、経済に」っていう主張をしてるんですよね。
速水さんによれば、フリードマンは政府が財政を増やしすぎるとインフレで貨幣が目減りすると考え、民間の自由競争を阻害してはいけないと主張しました。新自由主義の代名詞でもあります。
速水さんは、去年の年末に出たフリードマンの本格的な評伝の翻訳を勧めます。冒頭には、マイケル・J・フォックス主演の80年代のドラマ『ファミリー・タイズ』が登場し、ヒッピー世代のリベラルな親とは違って保守主義者でフリードマンを崇拝する若者が主人公として描かれているといいます。
速水さんは、今の若者が自民党を支持していることや、ケインズの時代からフリードマンの時代への移り変わりを考えるきっかけとして、この話が使えるのではないかと考えて語ってきたと述べています。
高市政権はフリードマン的か。ケインズとフリードマンへの誤解
速水さんは、高市政権は今の時点では全然フリードマン的ではないと見ています。むしろ打ち出しているのは真逆で、ニューディールを始めようとしているといいます。
ニューディール政策はケインズ主義の代表と思われがちですが、速水さんによれば、ケインズ本人はこれに不満を持っていました。当時の大統領ルーズベルトへの手紙で、国が新しい産業をつくることには賛同しつつ、自由競争の中でやらせなければただの談合になると述べていたといいます。
速水さんは、これを2年ほど前に出たケインズの評伝で知ったと話します。ケインズは財政出動を増やせと言った人と思われがちですが、実際には自由競争をかなり大事にした経済学者だというのです。
逆にフリードマンは、新自由主義で何でも自己責任に片付け、再分配を一切否定した存在と受け止められがちです。速水さんは、フリードマンはむしろ、インフレがある程度進むほうが平等な社会をつくれ、変な補助金を出すよりもみんなが救われる仕組みだと考えていたと説明します。
「財政出動を増やせと言った人」と思われがちだが、実際は自由競争を大事にし、競争なき介入は談合になると警告していた
「再分配を否定する自己責任論者」と思われがちだが、変な補助金よりみんなが救われる仕組みを考えていた
速水さんは、2人の主張を理解するには経済学の素養が必要でも、評伝は生い立ちをなぞりながら思想と実践の結びつきを描くので、経済学に通じていない人でも読めるといいます。どちらもマニア向けではないよくできた本だとして勧めています。
カルチャーと経済はなぜ水と油なのか
速水さんは書評ライターとして、ノンフィクション、ビジネス、カルチャーを担当しつつ、経済の本を取り上げることが多いと話します。ところが、カルチャーと経済はどこか切り離されている気がするといいます。
速水さんが担当する日経新聞の書評では、経済の本を取り上げると担当者から「読者に気を使っていただいてありがとうございます」と言われるそうです。カルチャーの人というイメージが強いと、経済には興味がないと思われているのだと速水さんは受け止めています。
速水さんは、音楽ライターや音楽批評家の間での新自由主義の嫌われ方を見ると、そもそも水と油だと感じるといいます。カルチャーの側が語る政治は「ノーを言うための存在」になっていて、解像度が高いとは思えないというのです。
速水さんは、政治と音楽を結びつける言説は所詮カルスタ ── カルチュラル・スタディーズの略。大衆文化やメディアを、権力や階級、ジェンダーなどとの関係から読み解く学問領域ですになってしまい、そこにどう経済を絡めるかのほうが重要だと語ります。
分母が経済で、上に文化と政治が乗っかっているんだっていう、その「実は経済が規定してるよ」っていうことだと思うんだよね。
速水さんはそう言い切ったあと、偉そうに言ったけれど、これは普通にマルクスが言っていることだったと自分でオチをつけ、回を締めくくっています。
まとめ
速水健朗さんはこの回で、インフレを単なる物価高ではなく、借金を目減りさせ、若者に有利な富の移転を起こしている現象として捉え直しました。その背景には、コロナ禍で若者が欲望を我慢したのに報われていないという世代間の分断と、ケインズからフリードマンへと移りつつある経済思想の潮目があると語られています。
- 大きな変化への反応は「心配性」と「正常性バイアス」に分けられ、速水さんは「5年前が重要」と言い出す第3のタイプを自認している
- インフレ時代の速水さんの行動指針は、待つほど高くなるので何でも前倒しにすること
- インフレは借金を実質的に目減りさせ、雇用がよく実質給料が上がる若者に相対的に有利に働いている
- コロナ禍で行動を制限された若者への「借り」が返されていないことが、世代間の分断の根にあると速水さんは見ている
- コロナ禍の財政出動がインフレを招き、ケインズの再評価から、フリードマンへの注目へと関心が移りつつある






