ポッドキャスト番組『Inside Vision』第21回のエピソード(前編)の要約をお届けします。
📝 エピソード概要
株式会社ワンキャリア代表取締役の宮下尚之氏をゲストに迎え、創業前の葛藤から上場に至るまでの軌跡を辿ります。「長く続くものを作れない」という知人からの痛烈な一言をきっかけに、古くて不透明なHR業界に「データによる透明性」という風穴を開けるまでの物語です。既存のビジネスモデルに異を唱え、ユーザーの意思決定を支えるプラットフォームを築き上げた宮下氏の経営思想に迫ります。
🎯 主要なトピック
- 学生時代の原体験と営業: リーマンショック後、企業が来なくなった関西で学生を集める活動を開始。面接の場で企業に営業をかけるなど、バイタリティ溢れる創業前のエピソードが語られます。
- 「長く続くもの」への執着: 佐藤裕介氏(現Hey代表)から投げかけられた「お前は長く続くものを作れない」という言葉が、宮下氏のキャリアとブランド作りの原点となりました。
- 高木新平氏との居候生活と挫折: 起業初期、ホストの高木氏と同居しながら試行錯誤した時代を回想。最初に手がけたブログメディアでの失敗と、ビジネスモデル構築の難しさに直面します。
- データ収集へのシフトとミッションの確立: 2013年、HRに関する全データを集める方針を固めたことで、プロダクトとビジネスモデルが一気に定まった転換点を振り返ります。
- 「食べログ」型モデルへの挑戦: 「企業が金を払うはずがない」と業界の重鎮たちに否定されながらも、情報の透明性を武器に既存の「刈り取り型」HRビジネスに挑んだ背景を語ります。
💡 キーポイント
- 情報の透明性が生む価値: 企業側が発信する情報ではなく、求職者が発信する「選考データ」を公開することで、ユーザーの圧倒的な支持を獲得し、結果として優良企業も集まる好循環を作りました。
- 「送り込む」モデルへの違和感: 成功報酬のために人を企業に「送り込む」というエージェント的な発想を否定し、時間が経つほどデータが蓄積して強くなる資産性の高いモデルを追求しています。
- トップ企業の共感と突破口: 選考プロセスをオープンにすることを厭わない業界トップ企業が参画したことで、情報の開示が「怪しさ」を払拭し、信頼の証となる文化を形成しました。
- ビジョンの重要性: 当初はビジョンを軽視していた宮下氏が、データによるキャリア構築というミッションを掲げたことで、組織と事業が劇的に加速した実感が語られています。

