打席ごとの記録をAIはどこまで読めるのか
近本光司さんは、野球をやっていてよかったと思う理由として「プロセスが楽しい」ことを挙げます。プロ野球は毎日試合があり、バッターは打席に立つたびにインプット、アウトプット、結果というフィードバックのサイクルを回せるからです。
近本さんはこのサイクルを記録に残しています。打席ごとに自分の感覚や何を狙ったかを書き、映像を見て結果と照らし合わせ、どこが悪かったかまでまとめる作業を、4〜5年ほど続けているといいます。
インプット
打席ごとに何を狙うか、どんな感覚で臨むかを決める
アウトプット
実際の打席で打つ
フィードバック
映像と結果を見て、どこが悪かったかを記録にまとめる
近本さんは、この自分専用のデータベースをAIで解析できないかと考え、RYUさんに「どういうデータを残せばいいか」を相談してきたそうです。レンさんによれば、昨シーズンごろから近本さんの野球にAIが入り始めています。
ただ、近本さんが記録をもとに次の対戦相手への対策や狙いをAIに作らせてみたところ、結果は「全然ダメ」だったといいます。「そんなボール来ないよ」というような球を狙うよう提案されてしまったそうです。
近本さんは、自分で書いた記録よりも、バットの角度やスイングスピードといった身体データのほうがAIの分析には向いているかもしれないと考えています。どのピッチャーに対して、どういう狙いのときに結果が出やすいかを返してほしい、というのが近本さんの希望です。
近本さんには、球速についての体感の境界線があります。153キロ以上は余裕が作れないという感覚で、それ以下ならボールをイメージしながら打てる一方、それ以上の球は「見えたら打て」と体に任せる「オートモード」になるそうです。
ボールをイメージしながら、狙いを持って打ちにいける
考える余裕がなく、今の自分を信じて見えたら打つ「オートモード」
エマさんが、野球でAI解析をしている選手は多いのかと尋ねると、近本さんは「少ない」と答えます。AIは結果からこれから起こる状況への対処を出せるかもしれないものの、打者は球種やコース、どこに打つか、そもそもタイミングが合うかなど、考えることが多いからです。
近本さんがAIにいちばんサポートしてほしいのは、スイングの角度のような技術より、狙いやメンタル面です。たとえば「この球速以上は力まない」「この球速以下なら力んでも対応できる」といった判断材料だといいます。
近本さんの試合前の考え方は、「今日のピッチャーには過去にこういう狙いでいい結果が出ているから、今日はこれでいこう」というものです。ただし狙いを実行できるかは自分の状態にも左右されるため、何を意識すれば実行できるようになるかを練習で調整していきます。
違う世界だけど、AIを使って改善しようとしてるところは結構どの業界にも当てはまるなとは思いますね。
エマさんは、AIを活かせるかどうかは日頃から材料となる記録を取っているかにかかっているのでは、と指摘します。近本さんによれば、周囲にもメモを取る選手はいるものの、みんな紙の手帳に書いているそうです。
手帳では一昨年の対戦データを今すぐ見たいと思っても手元にありません。近本さんはすべてデータに入れているため、何年前の記録でもいつでも見返せることに「残しててよかった」と感じているといいます。
食事管理より「好きなものを食べる」に行き着いた理由
データの話から、近本さんは「やりたいこと」としてダイエットを挙げます。何を何時にどれだけ食べ、水分をどれだけ取ったかをすべて記録し、こまめに体重を測れば、その人に合ったダイエット方法が見つかるのではないかという発想です。
近本さんは、どの食べ物で体重が増え、どの組み合わせがよくないかは人それぞれ違うはずだと考えています。最近増えている遺伝子検査 ── 唾液などから遺伝子の特徴を調べ、体質や太りやすさの傾向を推定するサービス。一般向けのキットも市販されていますについては、「本当にそうなの?」と実感が持てないそうです。
近本さん自身も栄養管理は好きで、サプリメントを取ったり、大学時代には半年間グルテンフリー ── 小麦などに含まれるたんぱく質「グルテン」を避ける食事法。体調管理やパフォーマンス向上を目的に取り入れるアスリートもいますを試したりしてきました。そこから学んだ結論は「好きなものを食べよう」だったといいます。
近本さんがそう考える理由の一つは、野球という競技の性質です。体だけでタイムが出る陸上と違い、野球はボールとバットを使うため、食事やトレーニングの効果が結果に表れたかどうかを判断しにくいのだそうです。
生身の体でタイムが出るので、トレーニングや食事の効果を判断しやすい
ボールとバットを使うため結果との関係が見えにくく、骨折中や体調不良でもヒットは打てる
もう一つの理由は、コロナ禍での経験です。外食ができず、ホテルや家で食事をとり、お酒も控える生活になったことで、近本さんは「4割バッターが出てくるのでは」と本気で思っていたといいます。
ところが実際には、みんな成績が落ちたそうです。近本さんはそれをストレスのせいだと考え、そこから「もう好きなもんを食べよう」と思うようになりました。エマさんが触れたように、近本さんはカツ丼も美味しければいいと考えて食べています。
お酒もタバコもやらない近本さん自身は、夜遅くまでみんなでワイワイすることに憧れつつも、実際にやると翌日に響くと笑います。レンさんが「メンタル面のほうが大事なのか」と聞くと、近本さんは「野球はそうかもしれない」と答えています。
やる気が出ない日、プロはどうしている?
レンさんが「どうしても気持ちが上がらないときはどうしているのか」と尋ねると、近本さんは「よくありますよ」と即答します。そうした日に無理に自分を奮い立たせることはしないそうです。
近本さんがするのは、「まあそういうときもあるよな」と受け止めたうえで、やれることだけを意識することです。具体的には、すぐに結果がわかる小さな目標を立てるといいます。
近本さんが挙げた小さな目標の例は、次のようなものです。
- 三振をしない
- 元気にグラウンドに立つ
- 怪我だけしなければいい
大変な時も(自分に)今日も出社した偉いって思う時あるもんな。
近本さんは「球場に行きたくないときもめちゃくちゃある」と明かします。そんなとき、妻から「草野球やと思って行ってきたらいいやん」と言われ、「ちょっと遊んでくるわ」くらいの気持ちで出かけるそうです。
いいアドバイスですね。プロ野球選手の方にそういうアドバイスをいただいたら、私たちも「生きてるだけで十分や」みたいになりますね。
レンさんは、職場の朝礼などで「これ近本さんが言ってたんだけど」と話すと、みんなが静かに聞くと明かします。レンさんいわく、引用元としての強さは科学誌のネイチャーやサイエンス級だそうです。
プロ野球選手は夢じゃなかった?
近本さんは、RYUさんやリンクアップの理事の方と話す機会が増えたことで、自分が何を好きで何をしていると楽しいのかがわかってきたといいます。その流れで、なぜ自分がプロ野球選手をしているのかも見えてきたそうです。
レンさんは、プロスポーツ選手は子どもの頃からの夢を叶えた人の集まりで、普通の会社とは違うのではないかと問いかけます。夢を叶えた人同士がどんなコミュニケーションをしているのかに興味があったからです。
近本さんの答えは意外なものでした。プロ野球選手は夢ではなく、気づいたらなっていたというのです。高校、大学、社会人と、野球を一つの武器として道を切り開いてきた結果だったといいます。
社会人野球の次はプロか引退かという段階で、近本さんは2年ほどプレーしたら引退して仕事に専念しようと考えていました。そこへドラフト ── プロ野球の新人選手選択会議。各球団が獲得したいアマチュア選手を指名し、上位指名ほど契約金などの条件が良くなるのが一般的ですで上位指名の可能性があると言われ、契約金や年俸を考えてプロ入りを決めたそうです。
お金の話に食いついたレンさんとエマさんに対し、近本さんは「ググれば出てくるので普通に言います」とあっさり答えます。二人は事前に調べて驚いていたそうです。
一方で近本さんは、普通の会社に勤めていてもそれなりに楽しんでいただろうと話します。それでも野球を続けたからRYUさんやサイエントークの二人に出会えたとし、プロ野球選手になりたくてなったわけではない自分は「少数派」だと語っています。
逆質問「独立は考えていますか?」
近本さんはこの流れで、レンさんとエマさんに「会社を辞めて独立するビジョンはあるのか」と逆に質問します。
サイエントークって本当に蓮くんの努力が99.5%ぐらいで成り立ってるやつなので、私の力でどうにかできるものじゃないんですよ。
エマさんは、自分は今後も会社に勤めていくのがビジョンだと答えます。そのうえで、レンさんには一人で何かをする実力があると話しつつ、ポッドキャストだけで稼ぐのは難しいとも付け加えました。
レンさんは、ポッドキャストや自分の事業にも興味がある一方、研究には会社という環境でしかできない要素が多いと話します。独立したからといって、すぐに実験ができるわけではないからです。
違うことをやろうと思ったら多分すぐできるんですけど、そうなったらもう多分そこ(研究の世界)に戻るのは難しいだろうなっていう感じもあるんですよ。
そのためレンさんにとってのベストは、研究を続けながら好きなことにも取り組み、柱を増やしていくことです。サイエントークを通じて思いがけないゲストやつながりが生まれ、昨年は自分でイベントも開いたといいます。
近本さんも、自分は野球という「会社」に所属して研究をしつつ、その傍らで人と人をつなぐために会社を立ち上げたり、チカブレンドで思いを話したりしていると重ねます。どちらも一つだけでは生きていけないという点で、二人の考えは似ています。
会社で研究を続けながら、サイエントークやイベントで人に伝える活動を広げる
プロ野球選手として野球に取り組みながら、法人の立ち上げやチカブレンドで人のつながりと思いを広げる
近本さんが質問した意図は、サイエントークがレンさんの本当にやりたいことなのか、それだけで生活していけると考えているのかを知りたかったからでした。レンさんは、すぐに生活するのは難しく、もっと頑張らないといけないと答えています。
レンさんは入社前、大学教員の道と迷った時期もあったといいます。会社で産業的な研究をしたい気持ちと、人に教える教育的なことをしたい気持ちの両方があったからです。
会社入ったら全然そんなこと(教育)できないんで、じゃあもうちょっと自分でいろいろ立ち上げるかと思ってポッドキャスト始めた節はありますね。
「光司」の名前のとおり、子どもたちの光になりたい
RYUさんから今後のビジョンを聞かれた近本さんは、野球以外の場で、子どもたちの教育や体験、いろいろな人から話を聞く機会に関わっていきたいと話します。今年からそうしたプロジェクトを始めるそうです。
近本さんは、なぜ社会貢献をしているのか、なぜ子どもたちに向けて取り組むのかという思いを伝えたいと考えています。迷ったときに「近本がこうやってたな」と思い出してもらえる、道しるべのような存在になりたいといいます。
そのために近本さんは、ここ1週間ほどで「本を書きたい」と思い立ったそうです。自分の名前「光司」には「光」が入っているので、本を通じて子どもたちの光になれたらと語っています。
近本さんが目指すのは、一度読んで終わりの本ではありません。中学生だった子が2年後、5年後、社会人になるときに読み返して、感じ方が変わるような本です。
さらに近本さんは、読んだ人が自分自身の光になり、次の世代へつないでほしいと願っています。「僕は絶対に死ぬんで、つなげることが大事」という言葉に、レンさんも「僕も本を出したいと思っている。僕も死ぬんで」と応じました。
エマさんが本の内容を尋ねると、近本さんは、どんな思いで野球をしてきたのか、なぜ現役中に法人を立ち上げて社会貢献をしようとしたのかを伝えたいと答えます。近本さんにとってのキーワードは「現役中」であることです。
引退後に本を書く人は多いものの、それでは読んだ子どもたちが、書いた人が今も頑張っている姿を見ることができません。近本さんは、本を読んだ子が「近本、今日も頑張ってるな」「怪我しても最後まで全うしてるな」と感じられるようにしたいといいます。
近本さんは、そうした思いが結局は自分のモチベーションとして返ってくるとも話します。実は10年ほどで野球をやめようと考えていた時期もありましたが、子どもにそうは言えないため、今は最後まで抗いながら頑張ってみようと思っているそうです。
サイエントークのネタはどう生まれている?
後半は、チカブレンドのRYUさんと近本さんが「お便りを送る気持ちで」サイエントークに質問する時間になりました。質問は次の4つです。
- ネタ探しはどうしているのか
- 声で身バレしたことはあるか
- ポッドキャストを続けるモチベーションは何か
- プライベートもポッドキャストの空気感で話しているのか
レンさんによると、ポッドキャストを始めた初期は、街を歩きながら目に入った気になるものをメモしていたそうです。コーヒーを飲みながら「カフェインって化合物名だって知ってる?」と考えたり、スマホの画面からガラス、ストローから歴史の話をしたりと、身近なところからネタを拾っていました。
その後レンさんは、科学の話は聴く人によって前提知識がまったく違うことに気づきます。中学・高校の理科で止まっている人もいれば、大学まで学んだ人もいるため、共通の土台を作ろうと、最近は科学の歴史を通して語っているといいます。
街歩きや日常で目に入ったもの(カフェイン、ガラス、ストローなど)から身近な話題を拾う
聴く人の共通の前提を作るため、科学の歴史を通して順番に語る
ネタ尽きることは多分僕ないと思うんすよ。
レンさんは、話したいことが溜まっていると感じられること自体が、継続のモチベーションになっていると話します。話すことがなくなれば続けるのはきついからです。
エマさんは、もしネタが尽きてもリスナーから質問を募る方法があると補足します。シーズン1では「空はなぜ青いのか」「海はなぜしょっぱいのか」といった素朴な疑問に答える回もありました。
レンさんは、子どもたちの身近な疑問に答える場所を作ることを一つのゴールに掲げています。「ここに聞けば大体答えてくれる」という場があればいい、という構想です。
話の合間には、収録が長時間に及び、近本さんがようやく「チカブレの近本」になってきたという和やかな場面もありました。エマさんは、シーズン中に成績が振るわなければまた話しましょうと提案し、近本さんはデータのメモに「サイエントークコラボ」と書いておくと応じています。
声で身バレしたことはありますか?
身バレの質問について、エマさんは経験がないと答え、レンさんには一度あると明かします。場所は会社で、同僚がサイエントークを聴いていたそうです。
「ポッドキャストって知ってる?」ってちょっとカマかけられたんですよ。それでちょっとパニックになって。
レンさんはごまかそうとしたものの完全にバレており、「あまり広めないでね」と口止めだけはしたといいます。近本さんは、顔も名前も出していないのに声でバレるのは名誉なことではないかと返しました。
僕は親がバレるまで絶対親に言わないで、親が(気づいて)バレたら僕一個ゴール達成だと思ってんですよ。
レンさんにはほかにも、番組で作ったクマムシのキャラクターむあむあのキーホルダーを付けて空港を歩いていたところ、「もしかしてレンさんですか?」と声をかけられた経験があります。握手をして、芸能人になった気分だったそうです。
エマさんは、レンさんの髪型が番組のアートワークと同じなのでわかりやすいのかもしれないと指摘します。電車で目の前の人がサイエントークを聴いていたのを見かけたこともあり、レンさんは「後ろにいるよ」と思いながら嬉しかったと振り返っています。
RYUさんも、近本さんの自主練習の場で関係者に挨拶しただけで「RYUさんですよね」と名刺を渡す前に気づかれたことがあるそうです。今後の顔出しについて、レンさんはポッドキャストのアワードの授賞式なども控えるなか、まだ何も決めていないと話しています。
ポッドキャストを知ってもらう入口はどこにある?
RYUさんは「先輩ポッドキャスター」としてのレンさんに、ポッドキャストはおすすめ表示のアルゴリズムが弱いので、YouTubeやInstagramもやったほうがいいのかと尋ねます。
レンさんは、ポッドキャストは知られるきっかけ作りが難しいと認めたうえで、サイエントークは「ずっと実験中」で、できそうなことは全部やる草の根活動をしていると答えます。実際にTikTokやInstagramから来たというリスナーもいるそうです。
レンさんの例では、仏像を彫っている人がInstagramでサイエントークを知り、そのまま番組にゲストとして出演しました。仏像には数学的な比率があるといった共通点を探る話になり、普段なら出会えない人とつながれたといいます。
近本さん側は、チカブレンドの発信はInstagramがメインです。Xはシーズンが始まると荒れやすく、「そんなことしてないで練習しろ」と言われかねないので怖いと近本さんは話します。
出演者たちは、プラットフォームごとに聴き手の層が違うという印象を語り合いました。会話の中で挙がった印象を整理すると次のようになります。
| プラットフォーム | 語られた印象 | 話題に出た使われ方 |
|---|---|---|
| YouTube | いろいろな人が見ている | 野球ならYouTubeという認識はある |
| ポッドキャスト | 学のある大人が聴いていて荒れにくい | チカブレンドは刺さる人に届く媒体として選んだ |
| TikTok | 中学生のような層で、コメント欄が荒れることも | サイエントークは優しいコメントにだけハートを付けている |
| 荒れにくく安心 | チカブレンドの発信のメイン | |
| X | シーズン中は荒れやすく怖い | ポッドキャスト界隈ではコミュニティ化している |
RYUさんによれば、チカブレンドはもともと広く知ってもらうことより、ビジネスパーソンのような「刺さる人」に届けることを重視してポッドキャストを選んだそうです。レンさんも、最近の投票を通じて、数は少なくても刺さるところには刺さっていたと、この3年間でいちばん実感したと語っています。
プライベートも番組の空気感で話している?
最後の質問「プライベートもポッドキャストの空気感で話しているのか」について、エマさんは収録ではちゃんと喋ろうと切り替わると答えます。一方、近本さんとRYUさんは、会っているときも収録のときも同じ感じで、録音しているかどうかの差だけだそうです。
RYUさんは、友達同士なら収録も普段も同じになりそうだが、家族だと違うのではと話します。近本さんは、レンさんとエマさんの会話がずっと続いていることに感心し、自分の家族はそこまで会話が続かないと笑いました。
エマさんは、雑談をずっと続けるのは難しいものの、レンさんがテーマを持ってきてくれるから会話が続くのだと説明します。レンさんは、ポッドキャストには家族の知らない一面が見えるような効果もあるかもしれないと話しています。
近本さんやRYUさんからは、普段からレンさんが物知りでエマさんの質問が止まらないような会話をしていそうだ、という声も出ました。実際には小ネタ程度で、普段は普通の会話だとエマさんは答えます。
刺さらない時は本当に刺さらないですね。小ネタはもう「へー」しか返ってこない時あるんで。
締めの前には、サイエントークの番組内ネタ「ウルトラフォー」や、エマさんが2年ほど知らないままだった「チョモランマ」が山の名前だと近本さんの口から明かされる場面もあり、和やかな空気で収録が進みました。
近本さんが聴いているポッドキャストと、初めての一票
チカブレンドの今後について、RYUさんはシーズンオフに始まった番組がシーズン中にどうなるかがまず聴きどころだと話します。公開収録やイベント、本物の「チカブレンドコーヒー」を作り、近本さんがエプロン姿で淹れる構想もあるそうです。
エマさんは、チカブレンドの魅力について、他のメディアでは見られない近本さんの素の姿を聴けることだと語ります。近本さんも「これを聴き終わったら聴きに来てください」と呼びかけました。
近本さんがふだん聴いているポッドキャストは、主に3つです。サイエントーク、「日本一楽しい哲学ラジオ」、そして化粧品ブランドSHIROの会長が配信する「タビシロ」を挙げています。
さらに近本さんは、ポッドキャストのアワードのノミネート作品から「コーチングのコ」に興味を持ち、12話すべてを聴いたそうです。ノミネートは芸能人の番組が多く、「なんちゃらラジオ」ばかりの中に「サイエントーク」という名前があるのがかっこいいと思ったといいます。
近本さんはそのアワードでサイエントークに投票しており、ふだんはオールスターで投票される側の近本さんにとって、投票するのは初めてだったそうです。レンさんは「清すぎる一票」と感謝を伝えました。
近本さんは収録の最後に「夢が叶いました」と話し、全員で「ウルトラフォー」を唱えて後編を締めくくりました。
まとめ
この回では、近本光司さんがデータとAIで打席を振り返る日常から、プロ野球選手を夢にしなかった経歴、現役中だからこそ子どもたちに思いを届けたいという本の構想までが語られました。後半はサイエントーク側が逆質問に答え、ポッドキャストを続ける理由や広め方も見えてきます。
- 近本さんは打席ごとの感覚と結果を4〜5年記録し続けていて、AIには技術より狙いやメンタル面の判断材料を求めている
- コロナ禍に成績が落ちた経験から、近本さんは食事管理よりストレスを溜めず好きなものを食べることを選んでいる
- やる気が出ない日は無理に奮い立たせず、「三振しない」「元気にグラウンドに立つ」といった小さな目標で乗り切っている
- 近本さんにとってプロ野球選手は夢ではなく、気づいたらなっていたもので、今は現役中に本を書いて子どもたちの光になりたいと考えている
- レンさんは研究を続けながらサイエントークという柱を育てており、尽きないネタが継続のモチベーションになっている





